台湾人を28000人以上虐殺した2・28事件を起こした台湾の国民党(蒋介石)です。その国民党の現在、総統に就任した馬英九氏が、中共との間で調印した「サービス貿易協定」。その立法院(国会)の承認を得ようとしたところ、学生らが18日から議場を占拠してしまいました。
この協定の承認を立法院にさせないためです。
「サービス貿易」とは、日常的に利用されるバス、電車などの運送サービス、銀行・保険・年金などの金融サービス、電話・ファックスなどの通信サービス、デパート・通販などの流通サービスなどになります。
中台で結ばれる協定と言うことですが、国際金融資本が最もやりたいことで、中共がそれを真似ようとして中台の協定に持ち込んだのかも知れません。
中華経済圏を作るという妄想を持って・・・
学生の主張は「協定は中共に有利で台湾の民主社会にも悪影響を及ぼす」と言うものです。学生たちは馬総統との直接対話や協定撤回を求めているようですが、総統は台北の総統府で記者会見し、「台湾の貿易自由化の遅れで最も喜ぶのは、競争相手の韓国だ」と述べて、議場占拠している学生に対して、「法律の順守」が重要だと指摘しました。
馬政権は、TPPへの参加も希望していて、沈・台北駐日経済文化代表(駐日大使)は「すでに交渉に入っている日本から理解と支持をいただきたい」などとしております。
しかし、このTPPもアメリカの都合で現在は中断中です。それぞれの国家の思惑が入り乱れる貿易協定は、そう簡単にまとまることはないでしょう。それに各国民はあまりTPPを歓迎してはおりませんから。
馬総統は、韓国を競争相手として協定承認を焦っているようですが、少なくとも現在韓国は経済的に行き詰っており、アメリカなどに居るハイエナのような投資家が喜ぶだけで、国民経済にはほとんどプラスがない協定を結んでいます。
中共の経済も実質上は破綻状態にあり、理財商品の償還がデフォルトになるかどうかの瀬戸際ですから、今後ともあまり期待は持てないはずです。
しかし何故か馬政権は、この中共とのサービス貿易協定の承認をしようとするのは何故でしょうか?
各国が今、さまざまな貿易協定を進めています。TPPもその一環ですが、それ以外にもRCEP(東アジア地域包括的経済連携)などがあります。
ようするに自由貿易協定として、加盟国は関税を撤廃して自由に交易を促進しようと言うことですが、関税が持っている「国家間の貿易によるリスク回避の手法」としての関税を撤廃することが、良いことなのかどうかは判っているわけではありません。ユーロなどを見ていると、あまり良いことではなさそうですけどね。
察するところ、リーマンショック以降、ドル札の擦りすぎでお金が余っていて、そのお金には金利を付けなければならないことから、関税を無くしその分を金利として取ろうと言うファンドの謀略のような気がします。
金融グローバル化は、莫大に膨れ上がった金融資産の金利を付け続けなければならず、このような自由貿易協定がブームになっているだけではないでしょうか?
今年のはじめ、ローマ法王・フランシスコ1世は、このグローバル資本の搾取体質を指して、「若者よ、グローバル資本と戦え!」と述べました。
もちろんどのように戦うかまでは言及しておりませんでしたけど。
そういう意味で台湾の学生たちが立法院を占拠したことは、フランシスコ法王の呼びかけに答える行動になるのかも知れませんね。台湾はカトリック教国ではありませんけど。
最近、安倍首相の経済対策が狂ってきております。新自由主義に根差したグローバル化というハイエナ資本主義に毒されてきました。
経済問題にはあまり明るくない首相ですから、もっと周囲の経済専門家にしっかりしてもらわないと・・・
台湾は学生がしっかりと現実を見つめているようですね。立法院を占拠した一部の学生は放水車などによって排除されたようですが、まだ学生が議場を占拠しているようです。このような自由化の流れの何が問題なのか、与党側にも良く考えてほしいものです。
金融グローバル化は、ごく少数の超富豪が儲かるだけのような事が言われております。お金だけ見ているとそのように思えますが、そのお金の大半が各国の預金、保険金、年金で構成されているようです。
もちろん各種ファンドも含まれているでしょうけど、預金、年金、保険金は、すなわち我々のお金なのですよ。
このお金を使って、数字上の莫大な利益を得ているグループが居ると言うことでしょうね。意味もなく・・
我々全世界の人々は、金利を生み出すために働いているわけではありません。
しかし、すでにどこでも上場企業はグローバル経済に呑み込まれてしまったようです。このような企業で働けば、結局グローバル資本の金利のために利益を上げなければならないことになってしまいます。
そして自分達の利益には繋がらないシステムとなっていくわけです。モチベーションが下がりますね。
その例が最近の韓国経済ではないでしょうか?
ローマ法王の指示、「若者よ、グローバル資本と戦え!」とは、ようするに働き方を考えろということではないかと思います。
アメリカとかイタリアでは、すでに始まっていることかも知れません。そしてもしかしたら、台湾が先行するかも知れませんね。
「サービス貿易」とは、日常的に利用されるバス、電車などの運送サービス、銀行・保険・年金などの金融サービス、電話・ファックスなどの通信サービス、デパート・通販などの流通サービスなどになります。
中台で結ばれる協定と言うことですが、国際金融資本が最もやりたいことで、中共がそれを真似ようとして中台の協定に持ち込んだのかも知れません。
中華経済圏を作るという妄想を持って・・・
学生の主張は「協定は中共に有利で台湾の民主社会にも悪影響を及ぼす」と言うものです。学生たちは馬総統との直接対話や協定撤回を求めているようですが、総統は台北の総統府で記者会見し、「台湾の貿易自由化の遅れで最も喜ぶのは、競争相手の韓国だ」と述べて、議場占拠している学生に対して、「法律の順守」が重要だと指摘しました。
馬政権は、TPPへの参加も希望していて、沈・台北駐日経済文化代表(駐日大使)は「すでに交渉に入っている日本から理解と支持をいただきたい」などとしております。
しかし、このTPPもアメリカの都合で現在は中断中です。それぞれの国家の思惑が入り乱れる貿易協定は、そう簡単にまとまることはないでしょう。それに各国民はあまりTPPを歓迎してはおりませんから。
馬総統は、韓国を競争相手として協定承認を焦っているようですが、少なくとも現在韓国は経済的に行き詰っており、アメリカなどに居るハイエナのような投資家が喜ぶだけで、国民経済にはほとんどプラスがない協定を結んでいます。
中共の経済も実質上は破綻状態にあり、理財商品の償還がデフォルトになるかどうかの瀬戸際ですから、今後ともあまり期待は持てないはずです。
しかし何故か馬政権は、この中共とのサービス貿易協定の承認をしようとするのは何故でしょうか?
各国が今、さまざまな貿易協定を進めています。TPPもその一環ですが、それ以外にもRCEP(東アジア地域包括的経済連携)などがあります。
ようするに自由貿易協定として、加盟国は関税を撤廃して自由に交易を促進しようと言うことですが、関税が持っている「国家間の貿易によるリスク回避の手法」としての関税を撤廃することが、良いことなのかどうかは判っているわけではありません。ユーロなどを見ていると、あまり良いことではなさそうですけどね。
察するところ、リーマンショック以降、ドル札の擦りすぎでお金が余っていて、そのお金には金利を付けなければならないことから、関税を無くしその分を金利として取ろうと言うファンドの謀略のような気がします。
金融グローバル化は、莫大に膨れ上がった金融資産の金利を付け続けなければならず、このような自由貿易協定がブームになっているだけではないでしょうか?
今年のはじめ、ローマ法王・フランシスコ1世は、このグローバル資本の搾取体質を指して、「若者よ、グローバル資本と戦え!」と述べました。
もちろんどのように戦うかまでは言及しておりませんでしたけど。
そういう意味で台湾の学生たちが立法院を占拠したことは、フランシスコ法王の呼びかけに答える行動になるのかも知れませんね。台湾はカトリック教国ではありませんけど。
最近、安倍首相の経済対策が狂ってきております。新自由主義に根差したグローバル化というハイエナ資本主義に毒されてきました。
経済問題にはあまり明るくない首相ですから、もっと周囲の経済専門家にしっかりしてもらわないと・・・
台湾は学生がしっかりと現実を見つめているようですね。立法院を占拠した一部の学生は放水車などによって排除されたようですが、まだ学生が議場を占拠しているようです。このような自由化の流れの何が問題なのか、与党側にも良く考えてほしいものです。
金融グローバル化は、ごく少数の超富豪が儲かるだけのような事が言われております。お金だけ見ているとそのように思えますが、そのお金の大半が各国の預金、保険金、年金で構成されているようです。
もちろん各種ファンドも含まれているでしょうけど、預金、年金、保険金は、すなわち我々のお金なのですよ。
このお金を使って、数字上の莫大な利益を得ているグループが居ると言うことでしょうね。意味もなく・・
我々全世界の人々は、金利を生み出すために働いているわけではありません。
しかし、すでにどこでも上場企業はグローバル経済に呑み込まれてしまったようです。このような企業で働けば、結局グローバル資本の金利のために利益を上げなければならないことになってしまいます。
そして自分達の利益には繋がらないシステムとなっていくわけです。モチベーションが下がりますね。
その例が最近の韓国経済ではないでしょうか?
ローマ法王の指示、「若者よ、グローバル資本と戦え!」とは、ようするに働き方を考えろということではないかと思います。
アメリカとかイタリアでは、すでに始まっていることかも知れません。そしてもしかしたら、台湾が先行するかも知れませんね。
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