2014年3月24日月曜日

田母神俊雄氏、政治家として活動開始

先の都知事選挙で、無組織で61万票の票を獲得した田母神俊雄・元航空幕僚長が、3月22日に政治家として活動することを宣言しました。
これまでは軍事評論家としての立場で、「頑張れ日本!全国行動委員会代表」を務め、予備役ブルーリボンの会の顧問などを歴任されてきましたが、ついに政治の世界へ入ることを決めたわけです。

聞くところ、都知事選への出馬についても様々な圧力が掛けられていたという噂です。そしてアメリカが田母神氏の動向を意識し始めていることも噂で出ています。
そんな中、日本にも本物の保守(まだ右翼ではありません)政治家が出てくることになりそうです。

都知事選では、単なる泡沫候補としてしか認識されていなかった田母神氏ですが、この61万票という得票は、他の政治家にとっては脅威で、杉並区の石原伸晃議員は「自分の選挙区から3万票が田母神氏に流れた」と認識したそうです。
石原氏が自民推薦の「舛添候補」を応援していたにもかかわらずです。
田母神氏は同じ杉並区ですから、次回の衆議院選挙では石原伸晃氏と競い合うことになるかも知れません。

東京都内だけでも61万人の支持があったことは、日本全国に展開すればどれくらいの指示が得られるかは想像でしかありませんが、中共の侵略行為、アメリカの不甲斐なさなどを感じている国民にとって、すでに国防問題が重要であることに目覚めていますから、田母神氏への投票は増えるのではないでしょうか。

そこでこの「田母神俊雄を励まし、日本を取り戻す会」というイベントに参加してきました。
約600人が集まっていたと言うことですが、熱気がすごく、田母神氏よりも応援団の方が盛り上がっているようにも見えました。

田母神氏は、自身の政治信条を「日本を取り戻すとは、戦前の日本を取り戻すことである」と述べ、大家族主義がなぜ悪いのか、家族社会の中で昔の子供たちは多くのことを学んできた。子供たちが病んでいるのは、核家族という中で育てられるからだ・・と言うようなことを述べておられました。

「核家族」は産業主義が広めたものであり、工場労働者は田舎の家族から切り離されて都市部に住むようになり生まれたものです。
ですから昔の核家族には帰る田舎がありました。しかし、それも時代が経過するほどに薄れていき、家は映画のセットのように外見だけが見栄え良くなりましたが、家族という社会単位を意識した構造にはなっておりません。2世代住宅が売れているようですが、結局親子が分断された状況を作り出すことは同じことです。

もし田母神氏の言う「昔の家族に戻る」ことを政策とするならば、住宅問題から取り組んでいただきたいものですね。
親との同居が難しくなったのは、職場と家庭が離れていることと、仕事が忙しいことであり、また嫁姑の問題から、若い女性が同居を拒んだ結果ではないかと思います。経済事情もそれに追い打ちをかけているようです。
これらの複合系で、子供たちの生活の場が暗く孤独な空間に追い詰められ、日教組の教育がさらに子供たちを異質な世界へといざなっているようです。

時代が脱産業化へ向かい、まだはっきりとしない情報化社会へ移行する時期ですから、田母神氏の政策はまもなく時流を得るかも知れませんね。

応援演説では、サヨク議員とかNHKに対する非難が出ていました。特に「河野談話を継承する」と言った安倍政権に対し、「見直さないけど検証はする」について、色々な意見が出ていました。
つまり「検証した結果、やはり見直しが必要なことが判った。」となるように持っていけ・・ということです。
安倍政権の苦悩が判ると言う意見も多いようでした。

従軍慰安婦の問題と靖国参拝の問題が、やはりアメリカから出てきていることが、今回の安倍政権の行動とアメリカの応答ではっきりしてきました。
今回、朝日新聞社とか毎日新聞社がいくら河野談話の見直しをさせないように工作しても、国民は安倍支持を維持しました。業を煮やしたアメリカがワシントンポスト、ニューヨークタイムズなどで批判を始めたり、ケネディ大使に「靖国参拝は建設的でない」などと言わせて、安倍引き降ろしを画策し始めたからです。

しかし、今回の日本国民は簡単には乗ってきません。従軍慰安婦とか南京大虐殺が、所詮反日マスコミが作り上げたものだと言うことは、インターネットなどの記事で判っていますし、そこには田母神氏が演説会などで繰り返し述べてきたことも理由の一つだと思います。

アメリカがどう出て来るか、田母神氏の今後の活躍が期待されますね。

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