2019年3月22日金曜日

金正恩委員長は軍を抑えていない

なぜ米朝首脳会談は決裂したのか・・・産経に重村智計氏がその分析をしております。
事態は結構ややこしいようです。

まず、アメリカ政府が次の情報を入手していたところから、この決裂のシナリオが始まったと言われています。
「北朝鮮軍は核とミサイル実験の中止、非核化に反対している。北朝鮮の指導者は軍をコントロールできていない。クーデターの可能性がある」・・・

この情報は、3月15日になって北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官の記者会見で公式に認められました。
この外務次官は次のように発言しました。
「人民と軍、軍需工業の当局者数千人が決して核開発を放棄しないように、との請願を金正恩委員長に送った。それにもかかわらず、金正恩委員長は米朝首脳が合意した約束に互いに取り組み、信頼を築き、(非核化を)一歩一歩、段階的に推進するつもりだった」
ここで言う「人民」とは、核開発に携わる科学者などの軍事関係者を意味するそうです。

北朝鮮にとって、核開発はあらゆるものを犠牲にして手に入れた唯一の切り札ですから、アメリカごときに言われたからと言ってそれを廃棄するのには断固反対と言う訳でしょう。
金委員長グループと軍関係者(特に核開発グループ)とが対立しているのかも知れません。それが重村氏の分析です。
科学者・技術者の心情はよく判ります。しかしこれこそが北朝鮮の決定的な間違いだったとも言えます。

我が日本は核開発を原発開発に置き換えて続けてきました。そして経済発展の方向に邁進したのです。それが判っていた戦勝国・特に中共などは、日本の原発にサヨクを通じて圧力を掛けてきました。それが「反原発活動」であると思います。

大東亜戦争に負けた日本を草刈り場にしようとした「いわゆるグローバリスト達」は、日本国民の結束の強さに手を焼きます。
天皇と皇室解体のサヨクと反原発サヨクに同じ人達が混じっているのは、このグローバリスト達の手先になっているからでしょう。

「月光仮面」や「怪傑ハリマオ」で登場した「国際陰謀団」は、このグローバリスト達を指していたのだと思います。(昔は共産主義者と同じでしたが、今はグローバリストと共産主義は違います)
そしてこの時代に北朝鮮は核開発に着手したわけです。中共が核実験を始めてした、そのちょっと前ですね。

経済的に発展した我が日本は、すでに国家と国民が強い意志さえ示せばすぐに核兵器を持つことが出来ます。そこで彼らは国家を分断させ混乱を引き起こして、どうしても「草刈り場」にしたいようです。それが玉城デニー知事の活動や、北海道の独立と言ったサヨク活動に現れていますね。

北朝鮮は先軍政治として経済よりも軍事優先で国家運営をしてきました。その究極が「核開発」だったのでしょう。
核兵器が出来ても、国家は衰退し国民の生活は困窮を極め、経済は「恫喝外交経済」のみになってしまいました。

日本国民を拉致したのも、アメリカを根城として暗躍するグローバリスト達との戦いのためだったようにすら思います。
朝鮮人と日本人は欧米の人達には区別がつきません。そこで日本人になりすまし革命を進めようと言う訳です。そのモデルを日本から拉致したのですね。

そのアメリカが現在分断状態に陥りました。グローバリスト達の虚像が見えてきたからでしょう。トランプ大統領は、その結果生まれた大統領です。
「核兵器なんか、もう要らないんだヨ」というトランプ大統領の説得を、少なくとも金委員長は少し理解したのでしょう。
しかし、あまりにも長期間、すべてを犠牲にして「核開発」に取り組んできた北朝鮮です。そう簡単に核放棄は出来ません。それを理解するトランプ大統領の発言が「そんなに急がなくてもいい」と言うような発言になったのではないでしょうか。

北朝鮮国内は今、核兵器廃棄に向かって分裂しているものと思われます。核保持を絶対視するグループと、それよりも経済重視を望むグループの対立です。
また、核を放棄しても拉致被害者を日本に返し完全な終結をしない限り経済支援は受けられず、その帰還が容易ではないことも悩みの一つだろうと思います。

もしかしたらこの長期に渡る拉致事件には日本国内のサヨクが大きく関与しているのかも知れません。
そしてこのサヨクが自民党議員の実力者であったり、官僚機構内に入ってる高級官僚だったりするために、なかなか解決が出来ない・・そんなように感じています。

ですから金委員長も拉致事件を簡単に解決出来ず、それが反日発言に繋がっているのではないでしょうか・・・

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