2015年9月5日土曜日

反安保法案闘争に石平氏の苦言

国会議事堂前での安保法案抗議集会で、山口二郎法政大教授が安倍晋三首相に対し「お前は人間じゃない」との暴言を吐いたことに対して、評論家の石平氏が、これで「日本のリベラルは死んだ」と産経の紙上で語りました。
「それは明らかに、安倍晋三という一個人に対する言葉の暴力である」ということです。

この他にも、この反安保法案運動が始まってから、映画監督の宮崎駿氏は安倍首相のことを「愚劣」と罵倒し、日本学術会議前会長で専修大教授の広渡清吾氏は7月末に安倍首相のことについて「バカか嘘つきか」と二者択一の手法でののしっています。

学生団体「SEALDs(シールズ)」の中核メンバーの奥田愛基氏に至っては、8月の連合主催の国会前での安保集会で「バカか、お前は」と罵声を安倍首相に堂々と浴びせたりしました。

これらの暴言は、反安保法案運動ではなく単なる安倍首相に対する「怨念の個人攻撃」であると石平氏は断じております。
「日本のリベラル全体において基本的な人権感覚が麻痺していることを示している。」と言うわけです。
そして「言葉の暴力を平気で振るうような人間たちに、『平和』を語る資格はない」と述べ「このような『平和運動』はもはやその名に値しない。」としました。

デモの雰囲気に乗せられてこのような暴言を吐いてしまったと言うのなら、反安保法案運動の陣営から内部批判や自己反省が表明されてしかるべきですが、「リベラルを代表するような新聞などもそれをいっさい問題視していない」ということで、石平氏は「奥田氏や山口氏の暴言が吐かれたその日、そしてそれを容認してしまった時、日本のリベラルは死んだ。」としたわけです。

石平氏は、26年前の天安門広場での民主化運動をを例に挙げました。独裁者のトウ小平に対して、「我々はただ、民主化の理念を訴えただけだった。民主化運動がトウ小平の解放軍に(暴力的)鎮圧をなされても、『お前は人間じゃない』といった暴言を吐いたことはない。」と訴えます。
そして「(だから)われわれには誇りが残った。」と言うわけです。現在の日本のリベラルには、誇りも何もないと言うわけですね。

この反安保法案闘争は、私が聞いていてもその主張がはっきり判りません。「戦争法案」だとか「若者を戦地へ送る法案」「徴兵制が復活する法案」などと言っていますが、この法案のどこにそのようなことが書かれているのでしょうか。
「これを通すとそうなるのだ」などと言われても信用が出来ないわけです。つまり反安保法案闘争こそが「嘘」であるような、そう思わざるを得ない彼らの主張です。

誇りを失い、政治的主張も出来なくなった闘争は、単なる「餓鬼の戯言」でしかありません。例えば沖縄の「辺野古基地反対」闘争もこれと似ています。
「米運は出ていけ」という主張ですが、沖縄の安全保障、そして日本国の安全保障とか、基地経済の問題、補助金漬けの沖縄の未来など、全く無視した主張ですから、よく見ていますと沖縄県民の支持などほとんど無いようです。

沖縄の新聞社が華々しく書き、いかにも沖縄全土が沸き立っているようですが、それこそトリックの「嘘」であって、特に若者には全く受け入れていないように見えます。
日教組の元教員などが、基地のフェンスにガムテープを貼ったりして汚していますが、これが何故基地反対の主張なのでしょうか。単なる嫌がらせとしか見えません。(「先生、もうみっともないことやめてよ」と言いにくる元教え子も居るとか)

米軍基地が普天間から辺野古に移ることで、辺野古の基地の滑走路改造工事が始まっていますが、それに対する反対活動は、基地の周りにホームレスのようなテントを張り、中で飲み食いして散らかしたりと、誇りを失ったリベラルが、難民に成り下がってしまったような、そんな闘争を繰り返しております。

辺野古周辺の住民には、基地賛成の方々も多くいるようです。良くも悪くも、米兵相手のビジネスが活性化するからでしょう。政府からも援助が受けられるようですし。
ですから「基地反対闘争」の人達と対立するわけです。今後辺野古の基地反対闘争のテントあたりで、地元住民の若者などと暴力沙汰が発生するかもしれません。
警察はこの「基地反対闘争」のテントを黙認しているようですが、どうみてもそれは「違法行為」にしか見えないのです。

今後安倍政権が続くならば、このような「政治闘争」と見ることの出来ない「違法闘争」には、法の適用が必要なのではないでしょうか。
沖縄の地方行政システムには、サヨクの実力者がかなり入り込んでいるのかも知れません。そのことも考慮しながら、それでも違法行為についてはきちんと対処してもらいたいですね。

内地では、国会周辺での「安保法案賛成」のデモも行われております。マスコミは報じませんが、どちらかと言うと賛成派の方が多いようにも見えます。

「声なき声」を考慮すれば、日本国民の多数が「安保法案」には賛成なのではないでしょうか・・・

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