2015年3月16日月曜日

日韓関係悪化は「米国に有害」

「(日韓関係の悪化は)米国にとって有害であり、これを直さなければ(アジア重視の)リバランス政策はできない」・・キャンベル前米国務次官補の言葉です。
そして「北朝鮮の指導者とは前提条件なしにいつでも会うと言っているにもかかわらず、日本の指導者とは会おうとしない。日本の指導者は『韓国には疲れ切った』と言っている」と述べたのです。

また、ローレス元国防副次官は「日本だけでなく、韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権も自らの国益のため、今後数カ月間の言動を自制する必要がある」と述べました。

アメリカの外交筋が韓国に苦言を呈し出したようです。アメリカは、早急に軍事拡大を続ける中共に対し軍事的対応をしなければならなくなっていいるのでしょう。野生化した人民解放軍が何をしでかすかわからないからだと思います。

中共は国是として太平洋進出を画策しています。そしてその野望が沖縄でぶつかっているようです。沖縄には米軍基地があります。これは中共の太平洋進出に大きな障害となるからです。

そのために中共は「沖縄独立」に戦略を変え始めました。尖閣諸島は歴史的問題で日本が日本領土という証拠固めをやり出したからだと思います。
それをされると、中共はやはり困るのでしょう。そこで沖縄そのものを日本から遊離させ、沖縄県民自らに米軍を追い出させ、そして中共に頼らせたうえで、そこを橋頭堡として太平洋への侵略を実現するという計画を始めたようです。
ですから今、沖縄サヨクには莫大な資金が中共から流れ込んでいると考えられます。(北朝鮮に出していた資金を沖縄に回しているのかも?)

もっとも、このような戦略が早急に実現することはないでしょう。そこはアメリカも知っているはずです。軍事費が他国の3倍以上で伸びているとはいえ、その軍事技術的なものはアメリカにはまだ及ばないでしょうから。
ただ、沖縄だけは要注意なのです。沖縄のサヨク・マスコミによって現実が隠され、沖縄県民が事態に気が付いていないからです。

アメリカは中共の経済状態を掴んでいるはずです。世界に流通する決済通貨としての人民元をアピールし、その使用を始めてみても所詮はドル経済圏の中の人民元でしかありません。
しかも中共製品の評判の悪さは世界中で湧き出ています。中共国内でもその問題は表面化しており、だからこそ日本や香港へのツアーで「爆買い」などという現象が起きているわけですから。

日系企業が中共から引き揚げています。日本国内での生産か東南アジアへの移動かはともかく、日系企業(製造業)が中共から居なくなると、さらに中共の製品が劣化することが考えられます。
そうなればますます中共製品は評判を下げるでしょう。そしてさらに景気は悪化していきます。

中共政府が発表している数字でも景気減速が目に見えるようになってきましたから、現実はさらに悪化していることでしょう。そしてその現実をアメリカは掴んでいるということです。

いつ破局になってもおかしくない中共経済なのですが、そうなった時に人民解放軍の暴走が考えられることは誰でもわかるでしょう。
アメリカが準備しなければならないのは、この事態に対するものだと思います。

このキャンベル前米国務次官補の言葉と、ローレス元国防副次官の言葉は、この様な今後の事態に対する体制作りが念頭にあることを考えれば当然のことです。
中共は「国防動員法」を宣言しています。アメリカには日本以上に華人がおりますから、万が一「人民解放軍」が暴走したら、中共政府に「正規軍ではない」旨を宣言させる交渉をしているかもしれませんね。(そうしないと米中の全面戦争になるぞ・・という恫喝です)

そうなれば、人民解放軍の反乱軍となりますから米軍も動けます。しかしそれでも相手は核兵器を持った反乱軍です。危険この上ないでしょう。
そのためには、日米韓の連携は必須であることは間違いありません。だから日韓関係の悪化がアメリカに有害、つまりアメリカの安全保障にとって有害であるということになります。

どうやら韓国が対中戦略にとって癌になってきたようですね。北朝鮮は核は手放さないようですが、対中関係の有力者(利権組)は全部粛清されたようですから。
ヘブライの有力者「ヘンリーキッシンジャー氏」も、すでに対中関係は諦めムードになってきていると思います。中共のやり方ではお金が死んでしまうからです。

朴槿恵大統領の任期はまだ3年あります。ですから日韓関係の修復は3年後に出てくる次期大統領を待つしかないのではないでしょうか。つまりそこで反中の政治家が出てくれば良いわけです。そのための準備として、中共経済の追込みと日米のウォール街を無視した経済発展が必要になります。
現在、朴政権の支持率は20%台に下落しています。反日での人気取りが出来なくなってきたようです。
そこに経済的なバイアスが中共から日米に変われば韓国世論も変わってくるはずですからね。

もちろんその前に人民解放軍の暴走があるかも知れません。石垣島への自衛隊基地建設、米軍の辺野古移転など、急がねばならないでしょう。
そしてそうであればこそ、沖縄サヨクの今後の常軌を逸した反対活動が始まるはずですね。

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