2012年8月30日木曜日

河野談話見直しせず・民主党政府の見解


戦後30年以上が過ぎた1977年、「吉田清治」という人物が「日本軍人が朝鮮の女性を強制連行し慰安婦にした」などという証言をして、旧日本軍を貶めたのが発端でした。彼はその証言を、その後、『私の戦争犯罪』という文章で盛んに書き立てました。

しかし、平成元年になって韓国済州島の地元紙『済州新聞』が取材結果をもとに「『私の戦争犯罪』は捏造」という記事が出ると、この文章に疑問符がつき始めました。
さあ大変とばかりに、朝日新聞の「植村隆」という記者が、「親に売られた」と言っている元売春婦を、むりやり強制連行された元従軍慰安婦に仕立て上げ、捏造記事を書きまくったのです。

そして1993年、河野洋平官房長官が発表した慰安婦関係調査結果発表において、「旧日本軍が直接あるいは間接に関与した」と認め、「生活は強制的な状況の下での痛ましい」ものとして「心身にわたり癒やしがたい傷を負われたすべての方々に対し心からおわびと反省の気持ち」などと、朝鮮に同情するような談話を発表してしまったのです。(事実上、従軍慰安婦を認める発言でした)

これ以降、韓国の日本に対する「ゆすり、恫喝」の繰り返しが行われ始めたのはご承知の通り。
結果的に、日本軍を貶め、日本再軍備を押さえつけることになっていることが、最も問題であるところです。

この河野談話を見直すことこそ、英霊たちへの鎮魂となるわけですが、民主党政府にはまったくその気がないようです。
野田佳彦首相が強制連行を示す文書はないと発言し、松原仁国家公安委員長が談話の見直し提案を示唆したのですが、その野田首相自身が「強制連行したとの記述を文書で確認できず日本側の証言もないが、いわゆる従軍慰安婦の聞き取りを含めて談話ができた背景がある」と説明(?)した上で、談話を踏襲することを宣言してしまいました。

現在、この河野談話を「見直すべきである」と発言している政治家に、自民党の安倍晋三元首相がおります。
彼は「河野談話」だけではなく、「宮沢喜一官房長官談話(教科書で周辺諸国への配慮を約束した)」とか「村山富市首相談話(アジア諸国に心からのおわびを表明した)」の見直しも必要との見解を持っております。

そして安倍元首相は、今度の自民党総裁選挙に再挑戦することを清和政策研究会の森喜朗元首相に伝えたそうです。
サヨクの魑魅魍魎が跋扈する国会。そこで単身「戦後レジュームからの脱却」を推し進め、健康を損ない倒れてしまった安倍元首相。
今度は同士を増やして再挑戦ということでしょうか? 単身で頑張るには、幾らなんでも限界があります。ぜひ今度は同士を組織して頑張ってもらいたいとは思うのですが・・・
安倍氏がだめでも、今後このような政治化が続々と登場することでしょう。

韓国の金星煥外交通商相が、日本社会が長期間の経済不振のため「保守化と右傾化」を起こし、今年から攻勢をかけるようになったと発言しました。
それは間違いでしょう。
多くの日本国民は、従軍慰安婦問題にしろ、竹島問題にしろ、さらに尖閣諸島や北方領土にしろ、忸怩(じくじ)たる思いで過ごしてきました。
サヨク政治家が捏造した虚偽の歴史は、大東亜戦争で敗北した日本に現れた「敗戦利得者」が作り上げたもの。
日本の再軍備に、「軍国主義復活」などと叫び反対したり、日本軍悪玉論を日教組とともに教育で刷り込んだりと、既得権保持のための売国行為を続けてきた結果です。

サヨク・マスコミが、インターネットの普及によって支配力を失いつつある今、日本国民はほんの少しだけ世界の現実に気が付きだしただけです。
その変化を政治家が票を取るために敏感にキャッチしたに過ぎません。
未だに「東京裁判史観」を唱えている人は、テレビから離れられない「IT弱者」だけのようにも見えてきます。

この日本に対して、日本社会が長期間の経済不振のため「保守化と右傾化」を起こしている・・という見方をすると、これからの世界の見方も見誤るように思います。

日本は今、戦後封印された現実の日本を取り戻そうとしているだけです。サヨクが封印し、虚構の現実を押し付けてきた、その呪縛から解かれ始めているだけです。
もし、それを恐ろしいと感じるならば、それはそう感じる国こそが、日本に対して後ろめたい思いを持っていることに他なりません。

今、尖閣問題でも中共は振り出しに戻そうと躍起です。
「島を購入するという問題は中共国民に強い憤りをもたらした。両国関係の障害となっている」などと警告していますが、元はと言えば尖閣奪取に動いた中共政府側の責任ではないですか・・・

そして、もう元へは戻らないでしょう。
日本国民は、これら反日国家のおかげで、今スイッチが入ってしまったようですから。

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