アメリカのペンス副大統領は、各国駐在の大使を前に「北朝鮮が米国民や地域の同盟諸国を脅かす核兵器を解体する具体的な措置を取るのを待っている状態だ」と述べ、北朝鮮の非核化が停滞し進んでいないことを認めました。
そして次の米朝首脳会談では「すべての核兵器・弾道ミサイルや核関連施設を検証可能な形で申告させることで合意することが必要になる」との見解を示しました。
18日にワシントンで予定される北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長とポンペイオ国務長官との会談では、金英哲氏が金正恩氏からトランプ氏あての親書を持参することになっているとか。
そこで核廃棄問題がどのように語られているか、再会談の細目がどこまで詰められるかが注目点だそうです。
金正恩委員長は、現在韓国の大統領を手足に使いながら、北側の主導で統一朝鮮を作ろうと動いております。そしてその企みは一見うまく進んでいるように見えます。
しかしアメリカは経済制裁を解いてはおりません。ですから北朝鮮の国民は塗炭の苦しみを味わっていることでしょう。
対外取引をするために必要となるドルを得るため、金委員長は北朝鮮の沿岸の漁場を中共に売ってしまいました。まあ漁業権を売り渡したと言うことでしょう。
その為に北朝鮮の漁師は近海で漁業が出来ず、ゆえに大和堆あたりまで出向いて命がけの漁をしているわけで、遭難して北海道や東北部の日本海側海岸に大量の難破漁船が漂着しているという状況が続いております。
もちろん漂着する船の中にはスパイ活動を目的にした不法侵入者が多々居るのでしょうが、それがどうやって日本国内に潜伏しているのか、スパイ防止法の無い我が国ではまったく判りません。
さて、金正恩委員長から渡される新書には、朝鮮戦争終結への道程が掛かれているかも知れません。しかし、核廃棄がまったく停滞している現状で、アメリカが終戦など考えるとは思いません。
トランプ大統領のことですから、ディールに使えるとなれば色よい返事はするかも知れませんけど・・・
最近、韓国の軍艦が日本の海上自衛隊のP1哨戒機に対して行った火器管制用レーダー照射事件ですが、不可解なことが多すぎる事件と感じます。
ニュースになるのは「レーダー照射の件」ばかりで、問題の「いったいそこで何をやっていたのか」という疑問が抜け落ちているからです。
韓国側は明らかに嘘を言い続けています。「照射した事実はない」などの言い分で、日本側を怒らせ、そこで何をしていたかについては「人道的救助活動」と述べるだけでそれ以上は言いません。
恐らく「瀬取り」をやっていたのだろうと思っていましたが、もと海上保安庁職員である一色正春氏が、ある講演で「あの北朝鮮のものと見られる船に乗っていたのは拉致被害者ではなかったのか」という推論を延べました。
もし拉致被害者だとしたら、北朝鮮側がその漁船だけは何としてでも日本へは行かせないと言うことで、韓国海軍を動かして人命救助という名目で阻止したのではないかという見方です。
一色正春氏は「憶測だけど(証拠は何もない)」として語られていましたが、可能性としてはあるように思います。
いま、金英哲副委員長がダレス空港に着いたというニュースが今入ってきました。
本日18日にトランプ大統領との会談がなされるかも知れないと言うことですが、まずポンペイオ国務長官との会談がなされ、北朝鮮の非核化をめぐる2度目の米朝首脳会談の実現に向けた協議が行われるとのこと。
そしてその席には国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表も参加し、その協議を受けてからビーガン氏はスウェーデンに向かい、そこで北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官に合って、首脳会談の議題や非核化の具体的措置の進め方に関する実務者協議を行う予定になっているそうです。
次期米朝首脳会談では、北朝鮮と中共の間に楔を打ち込むことが目的になるのでしょうが、北朝鮮の日本からの支援については「拉致問題解決の後」という縛りが掛かっています。
拉致問題が解決できない北朝鮮側は、「日本からの資金援助が期待できない限り、中共側の支援を頼むしかない」と、トランプ政権を揺さぶる可能性があります。
トランプ大統領は頻繁に安倍首相と連絡を取り合っているそうですから、そのような話になった時はどうするか、安倍首相の考えがしっかりしていないと失敗します。
どのような展開になるか、目が離せません。
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