2017年12月20日水曜日

日韓合意は正しかった・・?

19日に行われた韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と河野太郎外相との会談で、康外相から「外相直属の作業部会を作り、合意締結に至った過程の検証作業を進めてきた。」などという説明があったそうです。

河野外相は、「日韓合意が維持され、着実に実施されることが必ず必要だ」として合意の完全な履行を強く求めたとか。

聯合ニュースは「合意への過程にいくつかの問題があった。元慰安婦らの意見が反映されていない点や『最終的かつ不可逆的な解決』などの文言が問題だ」などと指摘しているそうです。

康外相は「検証結果が韓国政府の立場と必ずしも一致するわけではないと日本側に説明する」などとメディアに述べていたそうですが、自分が作った作業部会の検証結果が自分を含む韓国政府と一致しない」などと言うことがあるのでしょうか?
だったら何故作業部会などを作ったのか、理解できませんね。

それに「現在も続けられている韓国人慰安婦も含む慰安婦問題」に対して日本が拠出した10億円はどうなるのでしょうか。

また韓国政府は、産業遺産情報センター(仮称)の東京開設について「大変失望している」と伝達してきたそうです。
産業遺産情報センターとは、徴用工問題に関連して国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の全体像を紹介するためのセンターと言うことです。
ようするに、徴用工の真実を日本が世界に向けて発信することが気に入らないと言うことですね。
もしかしたら外相会談で取り上げ、「計画の見直しを求める」気かも知れません。

この情報センターの計画では、長崎市の端島(通称・軍艦島)炭鉱などの労働者の賃金記録を含む1次史料や元島民の証言などの公開が検討されているそうです。
そしてここには、「労働を強制された(forced to work)」ではなく「労働を支援した(support)」と表現されているそうです。
日本政府は、このような情報センター設置計画などを盛り込んだ報告書を11月末にユネスコに報告しました。
すぐに韓国から外務省報道官の論評を通じて「遺憾」が表明されたようです。

韓国の市民団体「民族問題研究所」と連携を取る、日本国内に居る「強制動員真相究明ネットワーク」という団体が「『明治日本の産業革命遺産』と強制労働」というガイドブックを11月末に作成しているそうです。
韓国側はこの日本の団体の言い分を受け入れろと言うことなのでしょう。
神戸学生青年センターとか、京都大学の水野直樹名誉教授などが名を連ねている団体(ネットワーク)で、どうしても日本人が強制労働をやっていたとしたいのでしょう。

特攻隊の飛行機の部品など、私の母も動員されて工場で働かされたと言っていました。そして勤労奉仕隊なども各地で作られていたようです。
もちろん日本だけではありません。アメリカも家庭の主婦などが兵器製造に駆り出されていたはずです。これらはみな「強制労働」と言えば相かも知れません。
しかしそれは戦争という非常事態なら当たり前ではないでしょうか。

これらは国民が持つ国家に対する「忠義」から派生しているものです。学徒動員などで戦地に散った人もおります。
これらは「義」によって立ち上がったわけです。「義」は「愛」ではありません。欧州では「貴族」が持っていた行動規範です。

戦後GHQは日本国民から「義」の行動規範を取り上げてしまいます。この行動規範でアメリカに反逆されたらたまったものではありませんからね。
キリスト教国らしく、「義」の上に「愛」を置き、そして「義」を国民から消すような努力が行われていました。

京都大学など、多くの大学でサヨク系の教授達が手伝ったようですね。現在の若き日本国民が「愛」なら良くて「愛国心」を侮蔑するという、奇妙な精神構造を持たされているのはその為でしょう。
宇宙戦艦ヤマトが「愛の戦士たち」となっていますが、どう見ても「正義の戦士たち」ではないでしょうか。

そして「義」が消されれば、このような労働は「強制労働」となり「戦前の日本は悪かった」と、GHQが企んだ通りの結果が出てくるわけです。
そしてこのようなサヨク教師に教えられた真面目な学生がやがてこのような「強制動員真相究明ネットワーク」を作っているのでしょう。
そしてこれを利用する韓国・朝鮮・中共、そしてディアスポラ・ユダヤの「義」の概念の無い国家・人民が居ると言う訳です。
「義」はもともと儒教から来た概念なのに、面白いですね。

ともかく、これだけ韓国が焦っているのを見るにつけ、あの「日韓合意」は、世界に韓国の不誠実さを見せつけるには良い手だったのかも知れません。
河野外相も安倍首相も、このような国家の因縁付けに負けてはいけませんよ・・・

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