ブリンケン米国務副長官は「外交こそが、地域における争いの適切な解決方法だ」と強調し、張業遂筆頭外務次官は中共の活動を改めて正当化し、米軍の監視活動を批判したそうです。
ワシントンにおける米中の「戦略安全保障対話」での話です。
オバマ政権は「南シナ海における海洋の領有権問題では両国に非常に重大な相違がある。そして米国だけではなく周辺諸国が懸念している。航行の自由や飛行の自由の原則が脅かされている。フィリピン、ベトナム、マレーシアの小さな漁船が大きな米艦と同様に自信を持って公海上を航行できる南シナ海になることを望んでいる」という発言(ラッセル米国務次官補)を繰り返しております。
また、続けられている中共のサイバー攻撃に対しても、中共を非難しています。
中共は、南シナ海・スプラトリー諸島の軍事要塞の建設に一区切りつけるため、現在急ピッチで工事を進めていて、陸慷報道官によると「既定の作業計画に基づき、近く完了させる」と言う事です。
つまり、スプラトリー諸島に軍事基地を建設し、そのある程度の目途が立ったところで工事を中断、そして既成事実化してこの要塞を国際的に認めさせようという腹積もりのようです。
ワシントンでの「戦略安全保障対話」は、この23日と24日の2日間に渡って行われていますが、すでに南シナ海問題については、アメリカ側の「人工島建設を永続的に停止し、軍事拠点化を進めることをやめるよう要求する」という要求が出されております。(カーター米国防長官)
これに対して孫建国・軍副総参謀長は、「軍事防衛の必要を満たすためだ」と一歩も譲らない構えです。
中共の防衛とは、勝手に自国領とした地域の防衛も含むわけです。中共にとって、フィリピンやベトナムの領有権などは眼中になく、世界の警察官だったアメリカだけが交渉相手ですが、そのオバマ大統領が軍事力を背景にした交渉に躊躇しているために居丈高に出て来るわけです。
中共がスプラトリー諸島を軍事要塞化すれば、中東から日本などに向けてこのシーレーンを通過するタンカーなどが干渉されることが懸念されます。
こうなれば解決策は戦争しかなくなるでしょう。日本の平和主義者が言う「話し合い」では解決などしません。
アメリカは「外交で解決」と言っておりますが、外交交渉とはお互いのカードを見せ合っての駆け引きですから、一種の戦争であり、カードには軍事の恫喝や経済のつぶし合いも含まれます。
例えばスプラトリー諸島の軍事要塞は、物資を常に外部から運搬しなければなりません。要塞内部で農業をすることは出来ませんから。
このロジステックなどに対して、「いつでも潰せるぞ」という脅しの材料に使えます。「そんなことをしたら戦争だぞ」などと言っても、「だからどうした」とアメリカは答えるでしょう。これが「外交」です。
中共は隠密裏に行える物資輸送を考えるでしょう。例えば潜水艦で海底の入り口から運び込むことなども作戦としてありうるわけです。(海南島のように)
そこで日米安保と集団的自衛権なのかどうか、フィリピン軍との共同訓練を行っている自衛隊が、西部パラワン島に入っている海上自衛隊のP3C哨戒機を、この23日から南シナ海上空での監視飛行を開始しました。
P3Cは、捜索用レーダー、熱源を探知する赤外線暗視装置、磁場の乱れをつかむ磁気探知機(MAD)、電波探知装置(ESM)、海中に投下し潜水艦のスクリュー音をとらえる音響探知機(ソノブイ)などのハイテク兵器を駆使して、敵潜水艦の居場所を的確に捉えます。
つまり中共の原潜がどこに居ても、常時爆撃可能な状態にあるわけです。これを外交カードとしてアメリカが使えるようにすることが狙いだと思います。
中共もそんなことは判っているでしょう。中共はアメリカに対してAIIBなどを使った経済的誘いなどを使うかも知れませんし、国内事情を楯にアメリカに泣きつくかも知れません。もちろん偽装ですけど・・・
少なくとも、本当に戦争になったら中共は不利であることが判っているでしょう。どうしてもアメリカを懐柔する必要があるわけです。
問題はアメリカの国務省です。まだ反中共にはなり切っておりません。大陸の市場という甘い誘いには弱いのではないでしょうか。
国務省とアメリカ軍部は、いつも背反していますからね。
アメリカがしっかりと「中国共産党の解体」を戦略として持っていないと、外交交渉で華人に負けてしまいます。日米があの太平洋で戦ったのは、蒋介石の妻、宋美齢女史の堪能な英語での誘いに負けたからではないでしょうか。
南京大虐殺も、民間人の殺戮(焼夷弾の絨毯爆撃、そして原爆)を隠すためのアイディアを蒋介石から持ち掛けられたものではないですか?
こんな性癖のあるアメリカには日本は十分気を付けましょう。注意しながら同盟国として共同防衛を実施すべきです。
ともかくこうして、外交の場で軍事要塞を阻止できるのかどうか、注視していきましょう。阻止すれば「習近平政権」は終わり、うまくすれば共産党も解体されるでしょう。戦争は回避されます。
オバマ政権は「南シナ海における海洋の領有権問題では両国に非常に重大な相違がある。そして米国だけではなく周辺諸国が懸念している。航行の自由や飛行の自由の原則が脅かされている。フィリピン、ベトナム、マレーシアの小さな漁船が大きな米艦と同様に自信を持って公海上を航行できる南シナ海になることを望んでいる」という発言(ラッセル米国務次官補)を繰り返しております。
また、続けられている中共のサイバー攻撃に対しても、中共を非難しています。
中共は、南シナ海・スプラトリー諸島の軍事要塞の建設に一区切りつけるため、現在急ピッチで工事を進めていて、陸慷報道官によると「既定の作業計画に基づき、近く完了させる」と言う事です。
つまり、スプラトリー諸島に軍事基地を建設し、そのある程度の目途が立ったところで工事を中断、そして既成事実化してこの要塞を国際的に認めさせようという腹積もりのようです。
ワシントンでの「戦略安全保障対話」は、この23日と24日の2日間に渡って行われていますが、すでに南シナ海問題については、アメリカ側の「人工島建設を永続的に停止し、軍事拠点化を進めることをやめるよう要求する」という要求が出されております。(カーター米国防長官)
これに対して孫建国・軍副総参謀長は、「軍事防衛の必要を満たすためだ」と一歩も譲らない構えです。
中共の防衛とは、勝手に自国領とした地域の防衛も含むわけです。中共にとって、フィリピンやベトナムの領有権などは眼中になく、世界の警察官だったアメリカだけが交渉相手ですが、そのオバマ大統領が軍事力を背景にした交渉に躊躇しているために居丈高に出て来るわけです。
中共がスプラトリー諸島を軍事要塞化すれば、中東から日本などに向けてこのシーレーンを通過するタンカーなどが干渉されることが懸念されます。
こうなれば解決策は戦争しかなくなるでしょう。日本の平和主義者が言う「話し合い」では解決などしません。
アメリカは「外交で解決」と言っておりますが、外交交渉とはお互いのカードを見せ合っての駆け引きですから、一種の戦争であり、カードには軍事の恫喝や経済のつぶし合いも含まれます。
例えばスプラトリー諸島の軍事要塞は、物資を常に外部から運搬しなければなりません。要塞内部で農業をすることは出来ませんから。
このロジステックなどに対して、「いつでも潰せるぞ」という脅しの材料に使えます。「そんなことをしたら戦争だぞ」などと言っても、「だからどうした」とアメリカは答えるでしょう。これが「外交」です。
中共は隠密裏に行える物資輸送を考えるでしょう。例えば潜水艦で海底の入り口から運び込むことなども作戦としてありうるわけです。(海南島のように)
そこで日米安保と集団的自衛権なのかどうか、フィリピン軍との共同訓練を行っている自衛隊が、西部パラワン島に入っている海上自衛隊のP3C哨戒機を、この23日から南シナ海上空での監視飛行を開始しました。
P3Cは、捜索用レーダー、熱源を探知する赤外線暗視装置、磁場の乱れをつかむ磁気探知機(MAD)、電波探知装置(ESM)、海中に投下し潜水艦のスクリュー音をとらえる音響探知機(ソノブイ)などのハイテク兵器を駆使して、敵潜水艦の居場所を的確に捉えます。
つまり中共の原潜がどこに居ても、常時爆撃可能な状態にあるわけです。これを外交カードとしてアメリカが使えるようにすることが狙いだと思います。
中共もそんなことは判っているでしょう。中共はアメリカに対してAIIBなどを使った経済的誘いなどを使うかも知れませんし、国内事情を楯にアメリカに泣きつくかも知れません。もちろん偽装ですけど・・・
少なくとも、本当に戦争になったら中共は不利であることが判っているでしょう。どうしてもアメリカを懐柔する必要があるわけです。
問題はアメリカの国務省です。まだ反中共にはなり切っておりません。大陸の市場という甘い誘いには弱いのではないでしょうか。
国務省とアメリカ軍部は、いつも背反していますからね。
アメリカがしっかりと「中国共産党の解体」を戦略として持っていないと、外交交渉で華人に負けてしまいます。日米があの太平洋で戦ったのは、蒋介石の妻、宋美齢女史の堪能な英語での誘いに負けたからではないでしょうか。
南京大虐殺も、民間人の殺戮(焼夷弾の絨毯爆撃、そして原爆)を隠すためのアイディアを蒋介石から持ち掛けられたものではないですか?
こんな性癖のあるアメリカには日本は十分気を付けましょう。注意しながら同盟国として共同防衛を実施すべきです。
ともかくこうして、外交の場で軍事要塞を阻止できるのかどうか、注視していきましょう。阻止すれば「習近平政権」は終わり、うまくすれば共産党も解体されるでしょう。戦争は回避されます。
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