2015年6月12日金曜日

プラスティック米を輸出する中共

世界的に中共の評判が悪くなっていますが、これもそれを冗長する話題ですね。インドネシアで中共産とみられるコメに、塩化ビニール製の“プラスチック米”が混入していた事件です。
さすがにインドネシア国民は「怒り心頭」ということです。

問題のコメは中共から輸入されたもので、コメと一緒にビニール管などに使うポリ塩化ビニール(PVC)で作られたコメ粒状のものが混ざっていたというのです。
そのコメを使ったお粥(かゆ)を食べた西ジャワ州ブカシの客が異常を訴えたことから、この事件が発覚したと言うことです。

このプラスティック米はすでに中共国内でも問題になっていて、シンガポールやマレーシアでも「プラスチック米」が問題になっていました。しかし今までは食べた人は居らず、被害は出ていませんでした。(中共国内は判りませんが)

インドネシア政府は流通ルートの特定と、食品テロなどの可能性を含めて調べているそうですが、どうせコメの量を増量して金にした華人が居ると言うだけのことでしょう。
プラスティックは塩ビですから、廃材などを脱色処理してアイボリーに染めたペレットで作ったのでしょうね。

減反政策などを取ってコメの生産を抑制していた日本。現在は自主流通米などと言って、いつでもどこでも各地の美味しいお米が食べられる日本。しかし世界の現状は今後「コメ不足」が深刻化する状況になってきています。

今年はエルニーニョ現象の影響による干魃や、記録的な高温が予想され、世界的にコメの生産量が減ると予測しているのは、アメリカの調査会社、ライストレーダーです。
この会社は、さらに中共が輸入を拡大するのは確実であると読んでおりますから、コメ不足はさらに深刻化するでしょう。

中共は、東アジアからコメを買付け、それを国内だけでなくアジア諸国、そしてアフリカまで輸出をしております。安く仕入れて高く売っているのかどうかは判りませんが。
ですから華人たちはコメ相場を左右出来るようになりつつあるのかも知れません。

日本もコメ消費国ですが、何といっても世界一は中共です。2014~15年の中共のコメ消費量は、1億4800万トンです。
世界全体のコメの総生産量は年間で4億7500万トンだそうです。(アメリカ農務省の統計)
その3割以上を消費する中共です。中共のコメ生産量は1億4400万トンで、すでに400万トンが不足しているわけですね。これだけで中共は世界最大のコメ輸入国に転落しているのです。(それで輸入して、それでも輸出する・・・?)

基本を無視したハイテク産業を作り、国土を汚染してしまった中共。今後この中共の地域ではコメを作っても重金属いっぱいで食べられなくなる可能性があります。
食料よりもお金という華人の考え方には、とてもついていけませんね。

中共がアフリカなどにコメを輸出するのは、アフリカに影響力を行使する目的もあるそうです。買付け、そして売りつける・・悪徳商人の典型ですね。利ざや稼ぎと言うよりも、政治的影響力を構築して国連などの一票を確保することに狙いがあるのかも知れません。悪徳商人よりも悪質です。
華人にとって、民主主義とは数が物言うパワーゲームでしかないのでしょうね。だから未来が構築出来ないこと、当たり前ですね。

コメの輸出で最も多い国はタイで、年間1100万トン。その次がインドで980万トン、ベトナムが570万トンとなっていて、総輸出量は4318万トン。コメは地産地消が大きく、貿易取引されている量は全体の10分の1に満たないわけです。
そのために、他の作物に比べて相場価格の変動幅が大きくなるのです。グレンメジャーがコメに目の色をかえるのが判りますね。
そしてそれがTPPとなって我が国に襲い掛かっているようです。

コメは麦と違って水耕栽培です。田んぼで作らないと収穫量が激減します。これは稲が出す老廃物の毒性で稲自体がやられてしまうからです。水が張ってあれば毒素は水で流され収穫量が上がるわけですね。
田んぼで温かければ年間二毛作も可能です。

アフリカがコメを消費するなら、アフリカでも米作をすれば良いのです。米作技術をアフリカに輸出しましょう。北海道のような寒い場所でもコメを作った日本の米作技術です。アフリカの水のふんだんにある場所なら北海道よりも簡単に米作が出来るのではないでしょうか。まあ政治的安定が無ければどうにもなりませんけど。

ただ、雨の少ない大陸部では米作はやってはいけません。地下水をくみ上げて農業を行っている地域は、あまり水を必要としない麦の方が向いています。お米はあまりにも水を使うからです。
大陸の地下水は何万年という歳月をかけて溜まったもの。貴重なのです。

インドで、儲けの為に米作を行い、数年経ったら塩水が出てきてコメどころか作物が何もできなくなってしまったという地域もありましたね。

日本の水は天水です。毎年冬になると山に降る雪が積って保水します。春になって少しずつ溶けて、米作りに最適な流水を作ります。この地に田んぼを開き、米作りを基本に国家形成を行ったのは神武天皇でしょうか。
あるいはその前から米作技術は入っていたのかも知れません。そして、織田信長以降、お米を「通貨」とした歴史を持つ日本。

そんな日本の歴史をもっと世界に知らせたいものですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿