2014年6月28日土曜日

結婚するなら自衛官、自衛隊員の人気

東日本大震災のあと、自衛隊への巷の評価が上がっています。無私の心で被害者たちを救っていった活躍が、マスコミの隠ぺいにも関わらずインターネットなどで広く知られるようになり、この3年でかなり様相が変わりました。

自衛隊と市民が触れ合うイベントとして、5月末に宇都宮市で開かれた「自衛隊グリーンフェスタ2014with JAZZ」では、自衛官による制服ファッションショーや軽装甲機動車展示などに若い女性や子供たちが殺到し、自衛官と記念撮影をしたり、20代の女性は「自衛官の素顔を見る貴重な機会をもっと増やしてほしい」などと述べていたとか。

6月中旬には、博多のカラオケ店のパーティールームで、出会いを求める男性自衛官と一般女性が交流する「自衛官とのゆるやかな会」が開かれたそうです。
陸上、航空自衛官計8人に対して会社員や看護師ら女性が16人集まったそうで、ある女性会社員は「自衛官は若くてもチャラチャラせずに礼儀正しく、頼りがいがあるので結婚相手として理想的ですよ。実は元彼も自衛官です。素敵な出会いがあれば…」などと述べていたとか。

全国でさまざまな婚活パーティーを企画しているある会社の担当者は、「特に震災後、自衛官の人気は非常に高い」と語ったそうです。
また、テレビのお見合い番組で自衛官を登場させると、32人の自衛官に対して女性の応募総数は1324人に達したということです。

大震災のテレビ報道で、自衛官の働きを見た若い女性が、「責任感が強い」とか「頼りがいがある」と感じたようですが、まあそれだけ他の男性が無責任で頼りがいが無いということなのでしょうね。

大東亜戦争後、日本は武装放棄させられて、それから憲法まで作り変えられ徴兵制度も無くなりました。そして「もう二度と子供たちを戦場へやらない」などとして、再軍備をしないまま今日に至ったのですが、その結果「要領のいいやつ」とか「目端が利くやつ」などが出世コースに乗り、そのような競争社会が出来上がってしまいました。

戦争帰りの若者、そして団塊の世代までは、それでも何とか日本を背負ってきましたが、武装解除されたままでは「男」が育たないようです。
もっともわざわざそうしてきた経緯もあるようです。「平和主義」が「事なかれ主義」となって、「頭がいい」とか「要領の良さ」がもてはやされています。
しかし、このような風潮に若い女性が将来の不安(これから生み育てる子供の将来の不安)を感じているとしたら、それこそが「我が国の救い」なのかも知れませんね。

永冶ベックマン啓子氏が書かれた「息子がドイツの徴兵制から学んだこと」という本があります。
17歳で、ちょっと太り気味でひ弱な息子が、18歳になって、社会奉仕活動や老人福祉活動ではなく、兵役を選択し、そして父親と同じ「山岳隊(ドイツで最も厳しいとされる部隊)」に入ったことを題材に、「国家が息子を、社会的にも精神的にも『男』にしてくれた」ことを感謝していると綴った本です。家庭では絶対に出来ない教育をしてくれたと。

ドイツは徴兵制を行っている国ですが、徴兵が嫌なものは「社会福祉」など他の奉仕活動も選択できるようになっているとか。ですから兵役に着くことは半ば自分の意志になっているようです。
また、兵役に着いても毎週週末には帰宅するそうで、毎週末帰ってくる息子が変わっていく様子がはっきりと書いてありました。
痩せて、締まった身体となり、言葉使いも整理整頓も驚くように見事にやれるようになっていたとか。つらく苦しい訓練を乗り越えた息子が9か月の兵役を終わったとき、もう一人前の男として、社会性も身に着け自身で人生を切り開いていける能力も身に着けていたそうです。

私の知人の子供(男の子)も、高校時代に茶髪で暴走族の仲間に入ったりしていたのですが、自ら陸上自衛隊に志願し、そしてあっという間に変わっていくのを聞いたことがあります。
国家への帰属意識、自分を取り巻く社会に対する「公」の意識など、どういう教育をしているのかは判りませんが、しっかりと意識に入ってくるのでしょう。
それが若い女性から見て、「礼儀正しく、頼りがいがある」と見えるのだろうと思います。

「結婚するなら自衛官」などという言葉も出てきているようですが、それでは女性の方はどうなっているのでしょうか。
今はもう家庭での「躾」も出来なくなっているように感じます。
昔は「ご奉公に上がる」などとして他人の飯を食う機会もあったようですが、現在は「自由」「男女同権」「女性の社会進出」などと言われながら、わがままで自分本位の、どうしようもない若い女性が増えているとか聞いています。
恋愛結婚したカップルが、1週間で離婚した理由が「私、結婚式をしてみたかっただけなの」という話も聞いたことがあります。

若い男性には「自衛隊」という選択支がありますが、若い女性にはせいぜい「AKB」くらいしかないのでしょうか。まあ最近は女性自衛官の道もあるようですけど、ここで躾はできるのでしょうか?
かつては世界の男性のあこがれだった「日本女性」は、どこにいってしまったのでしょう。これからはその方が心配になってくるかも知れませんね。

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