2012年7月21日午前11時6分18秒に、種子島宇宙センターからH-IIBロケットが打ち上げられました。
空はあいにくの雨。黒い雨雲がロケット上空を覆い、異様な雰囲気が漂う中で、日の丸ロケット「H-IIB」はコウノトリを積んでリフトオフし、厚い雲の中でまさに計算どうりの飛行を続け、ISSの起動とランデブーするための軌道に無事に投入されました。
今回のミッションでは、10cm立法くらいの超小型衛星をISSから軌道上に置いていくような衛星投入を行ったり、めだかの宇宙飼育を行ったりするそうです。
すでにロシアのソユーズで打ち上げられた星出氏が、ISS内でこれらの作業をするそうですね。
11月までの4ヶ月間、星出氏は忙しい宇宙作業を行うようです。
さて、今回の打上で3回目となるH-IIBロケットですが、H-IIAと合わせて信頼度は95・8%に上昇しました。
そして打上の費用が150億円、さらにコウノトリの製作費用が140億円、合わせて290億円の費用がかかりました。(これは一種の公共投資。景気回復の役に少しはたっているのでは?)
今回の打上はJAXAが担当しましたが、今後はH-IIA,Bとも打上は三菱重工が行うことになるとか。政府事業から民官事業への転換というわけです。
三菱重工は今後、衛星打ち上げなどのビジネスを積極的に行うのでしょう。通信衛星、環境観測衛星など、世界中でロケット需要は高まってくるでしょうから。
さらに軍事衛星の需要も高まっていますが、このような問題について、日本政府の方針をしっかり示していかないと、あとで後悔することにならないでしょうか?
費用的には一番高価なロケットです。アメリカもロシアも、さらに欧州も中共も、衛星打ち上げビジネスには積極的ですから、この日の丸ロケットの高コストをいかにしてカバーするか・・・
衛星の相乗りなどが可能になっていますから、そこで少し安くできることがありますが、信頼性が高いこともコスト上のメリットになるはずです。
宇宙機器は価格が高く、打上に失敗すると損失が大きいですから保険をかけます。この保険料は信頼性の高いロケットほど安くなるはずです。
そしてアフターサービス。顧客が衛星の運用に入るまで、細かい情報サービスなどを行うことで、コストが割高でも、H-IIA,Bを使ってもらえるように出来ないでしょうか?
今回のコウノトリには、アイボールなどの大気圏再突入のデータ収集装置が組み込まれています。このデータをもとにして、打ち上げと回収の可能なユニットの設計を行うことが目的ですが、有人飛行も可能にするように頑張ってもらいたいですね。
とはいうものの、ISSの運用は2020年までと決められているようです。即ちあと8年しかISSの運用は出来ません。そしてその後の計画は現在のところまったく立っていません。
アメリカ政府は、火星へ人類を送り込む計画だとか。国際協力には嫌気がさしてきたのかも知れませんね。再び単独行動に出るようです。
ISSの運用権を日本が買い取り、参加国を再調整して運用を続けたいものですが、それには有人宇宙飛行技術を確立させなければなりません。
スペースシャトルは小型化しアメリカの民官企業が続けるようですから、それを利用する手段もありますが、やはり日の丸シャトルの運用を目指したいものですね。
そして日本は、ISSのなかに工場を作り、宇宙活動のための小型宇宙艇を組み立てるのはいかがでしょうか。せっかくコウノトリが重量運搬を可能にしたのですから、ISSで組み立てた宇宙艇で、さらに高高度起動上に行き来できるようにして、さらなるISS2の建設などを行うことをビジョンとして掲げたらいかがでしょう。
一度無重力空間に上がれば、そこからの移動は少ない燃料でも可能なはず。軌道を何層にもして、月までの階段を作っていくわけです。
月まで到着したら、今度は月面に火星向けの宇宙船工場を作り、月の資源で宇宙船を作っていくという段取りです。
アメリカが火星に先に人を送ってくれれば、多くの情報が入手できますから、火星の経済的ポテンシャルも上がっているかも知れません。
経済的な価値が出てくれば巨大な資本も動き出すでしょう。そうなれば月への階段と月の工場は意味を持ってくるのではないでしょうか?
いずれにしても、かなり長期のビジョンではありますけどね。
今回のミッションでは、10cm立法くらいの超小型衛星をISSから軌道上に置いていくような衛星投入を行ったり、めだかの宇宙飼育を行ったりするそうです。
すでにロシアのソユーズで打ち上げられた星出氏が、ISS内でこれらの作業をするそうですね。
11月までの4ヶ月間、星出氏は忙しい宇宙作業を行うようです。
さて、今回の打上で3回目となるH-IIBロケットですが、H-IIAと合わせて信頼度は95・8%に上昇しました。
そして打上の費用が150億円、さらにコウノトリの製作費用が140億円、合わせて290億円の費用がかかりました。(これは一種の公共投資。景気回復の役に少しはたっているのでは?)
今回の打上はJAXAが担当しましたが、今後はH-IIA,Bとも打上は三菱重工が行うことになるとか。政府事業から民官事業への転換というわけです。
三菱重工は今後、衛星打ち上げなどのビジネスを積極的に行うのでしょう。通信衛星、環境観測衛星など、世界中でロケット需要は高まってくるでしょうから。
さらに軍事衛星の需要も高まっていますが、このような問題について、日本政府の方針をしっかり示していかないと、あとで後悔することにならないでしょうか?
費用的には一番高価なロケットです。アメリカもロシアも、さらに欧州も中共も、衛星打ち上げビジネスには積極的ですから、この日の丸ロケットの高コストをいかにしてカバーするか・・・
衛星の相乗りなどが可能になっていますから、そこで少し安くできることがありますが、信頼性が高いこともコスト上のメリットになるはずです。
宇宙機器は価格が高く、打上に失敗すると損失が大きいですから保険をかけます。この保険料は信頼性の高いロケットほど安くなるはずです。
そしてアフターサービス。顧客が衛星の運用に入るまで、細かい情報サービスなどを行うことで、コストが割高でも、H-IIA,Bを使ってもらえるように出来ないでしょうか?
今回のコウノトリには、アイボールなどの大気圏再突入のデータ収集装置が組み込まれています。このデータをもとにして、打ち上げと回収の可能なユニットの設計を行うことが目的ですが、有人飛行も可能にするように頑張ってもらいたいですね。
とはいうものの、ISSの運用は2020年までと決められているようです。即ちあと8年しかISSの運用は出来ません。そしてその後の計画は現在のところまったく立っていません。
アメリカ政府は、火星へ人類を送り込む計画だとか。国際協力には嫌気がさしてきたのかも知れませんね。再び単独行動に出るようです。
ISSの運用権を日本が買い取り、参加国を再調整して運用を続けたいものですが、それには有人宇宙飛行技術を確立させなければなりません。
スペースシャトルは小型化しアメリカの民官企業が続けるようですから、それを利用する手段もありますが、やはり日の丸シャトルの運用を目指したいものですね。
そして日本は、ISSのなかに工場を作り、宇宙活動のための小型宇宙艇を組み立てるのはいかがでしょうか。せっかくコウノトリが重量運搬を可能にしたのですから、ISSで組み立てた宇宙艇で、さらに高高度起動上に行き来できるようにして、さらなるISS2の建設などを行うことをビジョンとして掲げたらいかがでしょう。
一度無重力空間に上がれば、そこからの移動は少ない燃料でも可能なはず。軌道を何層にもして、月までの階段を作っていくわけです。
月まで到着したら、今度は月面に火星向けの宇宙船工場を作り、月の資源で宇宙船を作っていくという段取りです。
アメリカが火星に先に人を送ってくれれば、多くの情報が入手できますから、火星の経済的ポテンシャルも上がっているかも知れません。
経済的な価値が出てくれば巨大な資本も動き出すでしょう。そうなれば月への階段と月の工場は意味を持ってくるのではないでしょうか?
いずれにしても、かなり長期のビジョンではありますけどね。
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