武漢コロナ騒動で明け暮れる2020年の世界。しかしその2020年も8月15日がやってきます。
大東亜戦争という「人類は皆平等である」との大義から、欧米列強の植民地支配を終わらせるべく立ち上がった我が日本は、1941年12月8日から約4年間、国家の全勢力を傾けて欧米列強と戦ったのです。この時、台湾は日本の統治下にありました。日清戦争で勝利した日本が、清国から譲渡された島が台湾です。
英国は、台湾と言う野蛮でどうしようもない島を清国が日本に譲渡したのは、単なる「嫌がらせ」に過ぎないと、むしろ清国のやり方を非難したくらいです。
この頃、台湾には「首狩り族」という複数の部族が居て、欧米列強の侵略者も、だいぶ首を刈られていたようです。(タイヤル族やセデック族と言うそうです)
日本から台湾に入った者も何人かが首を切られています。しかし、このタイヤル族もゼベック族なども、大変にプライドの高い民族であることを日本人は見抜きます。
このタイヤル族やセデック族の他にも日本統治に反抗する部族はありました。セデックの抗日戦は「霧社事件」と呼び、今も歴史の中に残されております。
この台湾を日本はマラリアに苦しめられながらも、統治していったのです。
様々なインフラを敷設し、日本語教育を施し、見る見る台湾の近代化が進んでいきました。日本は台湾のプライドの中の、日本と価値観を同じくする部分を鍛え上げていったのです。
そしてそれを台湾では「日本精神」と呼び、先日亡くなられた李登輝元総統も盛んに使っておられました。
日本が大東亜戦争に敗戦し、台湾を連合軍が押さえてカトリックが入り込み、首狩りは無くなってしまったようです。
しかし残された「日本精神」は、その後進駐してきた蒋介石の国民党や、アメリカに捨てられ中共に蹂躙されそうになっても踏ん張った台湾の価値感として、今も生きているようです。
さて、戦後75年を経た日本。今年も戦没者慰霊祭が「平和の希求」として行われるのでしょう。しかし今年は世界環境が違います。アメリカと中共が戦争状態にあるからです。
そしてその戦争が今「台湾の国家承認」という大義で展開しそうな雰囲気なのです。「日本精神」をすっかり失ってしまった日本経済界は、ただ利益を求めて中共に入り込み自分達が人質になってしまったことにも気づいておりません。ゴキブリホイホイに捕まったゴキブリの様に、まだ捕まっていることにも気付かず、盛んに中共を擁護しています。
「利潤追求」は「国家の存続と主権維持」という大義の前では正当化されないと言うことが判らないようですね。
「日本精神」に裏打ちされた台湾。そして中共と戦うアメリカ・トランプ政権は、遂に閣僚の台湾訪問を決行するようです。
台湾訪問をするアメリカの閣僚はアレック・エイザー保険福祉省長官です。公式訪問ですから、ほとんどアメリカは台湾を国家承認したようなもの。
中共の反発は計算済みでしょう。そして中共は台湾の武力侵攻しか手段がなくなってくるのです。これで中共が台湾を武力攻撃したならば、台湾軍はそれを迎え撃ち、そしてアメリカは対中戦を武力で戦うことになります。
それを避けて、東シナ海へ攻撃の焦点を絞るかも知れません。なにしろ日本は武装解除されたまま自国防衛をアメリカに依存してしまっているからです。
李登輝元総統の葬儀が行われる8月9日、アメリカは閣僚であるアレック・エイザー保険福祉省長官を台湾に出席させます。わが日本は森元総理が出席するようですが、これは台湾の国家承認に通じる重要な一歩と考えます。
アメリカは中共と戦っています。そこに武漢コロナウイルスパンデミックという事態が起こり、台湾は今のところ感染を押さえた高度な衛生管理が出来ている国家です。そこに保険福祉省長官を送り「なされた防疫の手法」を聞くことは当然です。そしてこれが中共にとって耐えられない行為となるであろうことも計算済みでしょう。
そしてこれは、台湾のアメリカにおけるロビー活動の成果でもあると思います。
台湾はアメリカに対してずいぶん前から「国家承認をするように」働きかけています。そして中華民国というパスポートを「TAIWAN」にする活動も行ってきました。
そしてこの度「ショウ・ビキン氏」を駐米大使として送ることを決定したようです。ショウ美琴女史は現在は台北経済文化代表処代表をされている方で、アメリカも注目しております。
台湾の国家承認についてはトランプ政権から外されトランプ政権をこき下ろすボルトン氏も次のように語っております。
「もしアメリカが台湾のような選挙で選ばれた代表が政府を作っている民主主義の国を国家と承認しないのならば、そもそも国家承認の目的は何なのか」と・・・
アメリカが台湾を国家承認した時、わが日本はどのように対処するつもりでしょうか?
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