先に言われてしまいましたね。シベリア鉄道の北海道延長を。
これはむしろ日本側から提案すべきでした。もちろん樺太の所属を巡って話し合い(机上戦闘)を行う過程で・・ですが。
樺太で思い起こされるのが「北のひめゆり」と言われた真岡郵便電信局事件です。日本側は忘れられないでしょうが、ロシア側は「勝手に自殺した事件」くらいにしか思っていないでしょう。
そして連合軍によってロシア領に戻されてしまった樺太の南半分です。
樺太の半分の施政権は日本にあることを主張しながら、北海道と樺太を新幹線で結ぶという構想を出すべきです。北方四島よりも現実的な提案です。
樺太の施政権と漁業権の問題を抱き合わせ、日本の主張を徹底的にぶつけるべきでしょう。
そして鉄道は間宮海峡を渡ってウラジオストクまで新幹線を走らせ、その運営・メンテナンスに関してはロシアに技術移転を行うことを計画として挙げていきます。
北方四島は歯舞・色丹の2島の領有権返還と国後島の施政権問題、そして択捉島よりも樺太の南の施政権(徴税権も含む)を戻すことを日本側は望んでいることをはっきりとロシアに示すことも必要ですね。
ロシア側は極東のエネルギー供給(販路)を北海道まで伸ばし、その後は本州までも販売網を広げたい考えです。何しろ当面はエネルギー(今回は電気)しか売れるものは持っていないロシアなのですから。
日本側はエネルギーの購入をちらつかせながら、樺太の施政権を求めるわけです。もちろんロシア国民の出入りは自由だ・・などとして。
宗谷海峡にトンネルを掘ることは現在の日本の技術なら可能でしょう。そのトンネルに海底ケーブルを通すわけですが、同時に、まずは通常車両を通すわけです。
シベリア鉄道の延長ではなく、北海道JRのシベリア鉄道乗り入れであるとはっきりと言った方が良いですね。トンネルは日本の領有として、樺太の受け入れ部分までを日本の施政権にするという交渉からスタートです。
つまり国境は樺太に置くと言う条件になります。そこで出入国管理がなされるわけです。そうしないとトンネルの維持が出来ないことを主張します。
トンネルの維持管理は、電気ケーブルはロシアが管理し、鉄道側は日本が管理するということでも良いでしょう。
そして鉄道は近い将来は新幹線を通し、シベリア側に鉄道の観光客を送り込める様にするなど、ロシアの譲歩を引き出しやすい提案を行います。
こうしてユーラシア大陸に鉄道を通せば、次にベーリング海峡の調査を日本、ロシア、アメリカ、カナダの4か国で行います。もちろん鉄道網をアメリカ大陸へ繋ぐための調査です。
1728年にロシア人ヴィトゥス・ベーリング氏が発見した海峡で、ユーラシアとアメリカの両大陸を結ぶ98km、水深30~50mの海峡です。海底部分の距離は約100キロメートル強となるそうです。
この海峡にトンネルを掘る計画は、1906年からあったそうです。、ロシア皇帝ニコライ2世によって承認された計画で、その後スターリン時代に「バム鉄道」として建設が開始されましたが、ソビエト連邦の崩壊や金融危機などで構想以上に進まなかったそうで、2007年のプーチン政権で構想が発表され、トンネル建設についての国際会議も開かれていると言うことです。
この時の調査では、完成までに12年、工費はトンネル部分だけで100億~120億アメリカ・ドル(1兆3000億円程度)が計上されました。すでに日本、韓国、中共の建設会社がこの事業への参加を表明しているそうですから、日米露+カナダの4か国の共同調査などと言えば中共は黙っていないでしょうね。
新幹線のユーラシア大陸乗り入れは、このベーリング海峡トンネル工事のための実績作りとも言えるでしょう。
宗谷海峡という寒冷地でのトンネル掘削、間宮海峡への橋梁設置など、問題は一杯あります。それが達成されて、結果的に技術が蓄積されるわけです。
それを持って、日米露+カナダの4か国の共同調査を提案するわけです。アメリカ大陸に渡った新幹線は、アラスカからカナダを通ってワシントン州へと南下します。そしてやがてブラジルと日本を陸続きとして行きます。夢は広がりますね・・・
しかし、ロシアとの交渉は注意深く、焦らないで行うことが肝要。年内解散などに使おうなんて絶対に考えたらいけませんよ。
北方領土返還交渉などには「日本側には幾らでも時間があるんだ」と言う姿勢が大事です。
さて、宗谷トンネルには当然道路も付随するでしょう。軍事的問題も出てきます。ロシアにとっては大した問題ではないでしょうが、日本にとっては初めて陸つづきの国境が出来るわけです。港と空港以外の陸の国境です。ロシアはそこに国境警備隊と国軍を配置するはずです。日本側もそれに対応していく必要が出て来るのではないでしょうか。
鉄道ですと乗客のリストなどで出入国管理などはやりやすいでしょうが、道路となると大変です。そして日本は初めての経験になります。
麻薬や覚せい剤だけでなく、トラックに武器を積み込んで持ってきたり、密輸のルートとして使われたりするでしょう。
大陸と陸続きになることは、日本にとっては新たな問題の発生もあることを意識しておかねばならないでしょう。
樺太で思い起こされるのが「北のひめゆり」と言われた真岡郵便電信局事件です。日本側は忘れられないでしょうが、ロシア側は「勝手に自殺した事件」くらいにしか思っていないでしょう。
そして連合軍によってロシア領に戻されてしまった樺太の南半分です。
樺太の半分の施政権は日本にあることを主張しながら、北海道と樺太を新幹線で結ぶという構想を出すべきです。北方四島よりも現実的な提案です。
樺太の施政権と漁業権の問題を抱き合わせ、日本の主張を徹底的にぶつけるべきでしょう。
そして鉄道は間宮海峡を渡ってウラジオストクまで新幹線を走らせ、その運営・メンテナンスに関してはロシアに技術移転を行うことを計画として挙げていきます。
北方四島は歯舞・色丹の2島の領有権返還と国後島の施政権問題、そして択捉島よりも樺太の南の施政権(徴税権も含む)を戻すことを日本側は望んでいることをはっきりとロシアに示すことも必要ですね。
ロシア側は極東のエネルギー供給(販路)を北海道まで伸ばし、その後は本州までも販売網を広げたい考えです。何しろ当面はエネルギー(今回は電気)しか売れるものは持っていないロシアなのですから。
日本側はエネルギーの購入をちらつかせながら、樺太の施政権を求めるわけです。もちろんロシア国民の出入りは自由だ・・などとして。
宗谷海峡にトンネルを掘ることは現在の日本の技術なら可能でしょう。そのトンネルに海底ケーブルを通すわけですが、同時に、まずは通常車両を通すわけです。
シベリア鉄道の延長ではなく、北海道JRのシベリア鉄道乗り入れであるとはっきりと言った方が良いですね。トンネルは日本の領有として、樺太の受け入れ部分までを日本の施政権にするという交渉からスタートです。
つまり国境は樺太に置くと言う条件になります。そこで出入国管理がなされるわけです。そうしないとトンネルの維持が出来ないことを主張します。
トンネルの維持管理は、電気ケーブルはロシアが管理し、鉄道側は日本が管理するということでも良いでしょう。
そして鉄道は近い将来は新幹線を通し、シベリア側に鉄道の観光客を送り込める様にするなど、ロシアの譲歩を引き出しやすい提案を行います。
こうしてユーラシア大陸に鉄道を通せば、次にベーリング海峡の調査を日本、ロシア、アメリカ、カナダの4か国で行います。もちろん鉄道網をアメリカ大陸へ繋ぐための調査です。
1728年にロシア人ヴィトゥス・ベーリング氏が発見した海峡で、ユーラシアとアメリカの両大陸を結ぶ98km、水深30~50mの海峡です。海底部分の距離は約100キロメートル強となるそうです。
この海峡にトンネルを掘る計画は、1906年からあったそうです。、ロシア皇帝ニコライ2世によって承認された計画で、その後スターリン時代に「バム鉄道」として建設が開始されましたが、ソビエト連邦の崩壊や金融危機などで構想以上に進まなかったそうで、2007年のプーチン政権で構想が発表され、トンネル建設についての国際会議も開かれていると言うことです。
この時の調査では、完成までに12年、工費はトンネル部分だけで100億~120億アメリカ・ドル(1兆3000億円程度)が計上されました。すでに日本、韓国、中共の建設会社がこの事業への参加を表明しているそうですから、日米露+カナダの4か国の共同調査などと言えば中共は黙っていないでしょうね。
新幹線のユーラシア大陸乗り入れは、このベーリング海峡トンネル工事のための実績作りとも言えるでしょう。
宗谷海峡という寒冷地でのトンネル掘削、間宮海峡への橋梁設置など、問題は一杯あります。それが達成されて、結果的に技術が蓄積されるわけです。
それを持って、日米露+カナダの4か国の共同調査を提案するわけです。アメリカ大陸に渡った新幹線は、アラスカからカナダを通ってワシントン州へと南下します。そしてやがてブラジルと日本を陸続きとして行きます。夢は広がりますね・・・
しかし、ロシアとの交渉は注意深く、焦らないで行うことが肝要。年内解散などに使おうなんて絶対に考えたらいけませんよ。
北方領土返還交渉などには「日本側には幾らでも時間があるんだ」と言う姿勢が大事です。
さて、宗谷トンネルには当然道路も付随するでしょう。軍事的問題も出てきます。ロシアにとっては大した問題ではないでしょうが、日本にとっては初めて陸つづきの国境が出来るわけです。港と空港以外の陸の国境です。ロシアはそこに国境警備隊と国軍を配置するはずです。日本側もそれに対応していく必要が出て来るのではないでしょうか。
鉄道ですと乗客のリストなどで出入国管理などはやりやすいでしょうが、道路となると大変です。そして日本は初めての経験になります。
麻薬や覚せい剤だけでなく、トラックに武器を積み込んで持ってきたり、密輸のルートとして使われたりするでしょう。
大陸と陸続きになることは、日本にとっては新たな問題の発生もあることを意識しておかねばならないでしょう。
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