民進党に敗れた国民党。その背後にいる中共の指示なのかどうか、沖ノ鳥島近海で違法操業していた台湾漁船の拿捕を口実として、、海岸巡防署(台湾の海上保安庁に相当する)を支援するため「海軍艦艇の派遣を検討する」と述べました。(台湾の漁船は囮ですかね)
日台間で戦争状態が出来れば、日台分離となっていくことを計算した上での北京からの指示だろうと思われます。
蔡英文政権が誕生するまで3週間を切りました。馬政権の文字通り最後の足掻きが始まったわけです。
日台関係を壊して台湾に「大陸に依存するしかない」ことを思い知らせたいのかも知れませんね。台湾のマスメディアも、対日戦争容認のような扇情的な報道が目立っているとか。
現在は台湾海軍のフリゲート艦(約3600トン)1隻が沖ノ鳥島付近の海域に派遣されたと言うことです。しかもこの船は、2013年にフィリピンとの係争水域で操業した台湾漁船がフィリピン沿岸警備隊に銃撃されて船員1人が死亡した事件が発生した時に覇権されたフリゲート艦と同型のものだと言うことです。
馬政権は、「沖ノ鳥礁はリーフ(岩礁)で、島ではない。同島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)は認めない。領海より外の海域は公海だ」として、漁船の保護のために巡視船(約1900トン)1隻と漁業訓練船(約1200トン)1隻を現場海域に1か月間停留させるそうです。
さて、この馬政権の沖ノ鳥島に対する主張を、蔡英文政権は引き継ぐでしょうか。現在の台湾首相に当たる張善氏は、台湾国民に対して「日本製品の不買運動」を指示したとされ、メディアで連日「日本批判」を繰り返しているそうです。
馬政権に残された3週間の権力を使って、どこまで日台離反が出来るかどうかがポイントですが、沖ノ鳥島という微妙な領海問題を使い、日台離反を蔡政権にも継続させようとする目論見でもあるのでしょう。
さらに馬政権は、沖ノ鳥島は島ではなくリーフ(岩礁)であるとしてハーグの常設仲裁裁判所への提訴を検討する構えを示しました。裁判所への提訴となれば、時間的に蔡英文政権が引き継がざるを得ません。
ちなみに沖ノ鳥島は、1920年に国際連盟から日本委任統治領にされていますし、戦後は国際連合(連合軍)に属する大陸棚限界委員会によって、2012年4月に沖ノ鳥島の北方など太平洋の4海域約31万平方キロを日本の大陸棚として新たに認める勧告を採択しております。
5月20日に発足する蔡政権で「国家安全会議」の事務局トップへの就任が内定している呉氏は、「軍艦の派遣は慎重に考慮すべきだ」と述べるに留めました。
領海問題を利用した北京の工作であることは明白ですが、さてその対処は・・・
蔡英文総統の民主進歩党次期政権も、北京の動きには慎重です。中共に何らかの口実を与えれば台湾に対して武力併合をしかねないからです。
そうでなくても、アメリカの大統領が今年11月にトランプ氏になって、内向きのアメリカとなってしまえば、中共は武力併合を行いかねません。
台湾から覇権されたフリゲート艦に対して、日本の海自が護衛艦などを出せば、それを口実にして中共の海軍の艦船を覇権するつもりなのでしょう。
例え海上保安庁の船であっても、銃撃などが始まれば中共は軍艦を繰り出すはずです。中共にとって、台湾は国土の一部なのですから。
ともかく中共の戦略は分断作戦が主なようです。日台分断が出来ていないから台湾の平和的併合が出来ないという判断なのでしょう。
中共は国際法を遵守する気はないようです。国際法のもとで警察の働きをしていたアメリカが、その任をやめると言い出したことから、国際法に対しアウトロー的な動きを見せ始めた中共なのです。
欧米の作った法には従わない、中共独自の法を作るという訳です。しかし中共は法治ではなく人治と言われていた疑似国家で、時の権力者の都合によってどうにでもなるわけです。そんな国家に法など作れるわけはありませんね。
しかし、こんな国家ですから国連の大陸棚限界委員会が決めたことなどを認めはしないでしょう。
ニクソン大統領が米中接近を図り、カーター大統領の時に米中国交回復を果たした時、アメリカは「民主的に平和裏に台湾併合をするならば一つの中国を認める」ような取り決めだったと思います。
良く考えると、これは「大陸が民主化することで一体化する」という取り決めにも見えませんか?
しかし北京は、「共産主義を捨てることはない」と明言しております。これはすなわち「台湾の民主的併合はしない」と言っているに等しいことですね。
それなのに何故、岸田外相に「ひとつの中国を認めろ」などと言うのでしょうか?
「共産主義を捨てることはない」と明言したことで、あの「一つの中国」の約束は反故になるはずです。日本も民主的でない併合は認めていないはずです。
ここらへんを対中外交交渉ではっきりと述べたらいかがでしょうか。
つまり中共が打ち出す「日台分離」に対して、「台中分離」を打ち返すわけです。対中交渉にはそれくらい腹を決めてかからないと、友好国・台湾を裏切ることになってしまいますし、尖閣諸島どころか、沖縄、そして九州まで取られてしまいますよ・・・
蔡英文政権が誕生するまで3週間を切りました。馬政権の文字通り最後の足掻きが始まったわけです。
日台関係を壊して台湾に「大陸に依存するしかない」ことを思い知らせたいのかも知れませんね。台湾のマスメディアも、対日戦争容認のような扇情的な報道が目立っているとか。
現在は台湾海軍のフリゲート艦(約3600トン)1隻が沖ノ鳥島付近の海域に派遣されたと言うことです。しかもこの船は、2013年にフィリピンとの係争水域で操業した台湾漁船がフィリピン沿岸警備隊に銃撃されて船員1人が死亡した事件が発生した時に覇権されたフリゲート艦と同型のものだと言うことです。
馬政権は、「沖ノ鳥礁はリーフ(岩礁)で、島ではない。同島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)は認めない。領海より外の海域は公海だ」として、漁船の保護のために巡視船(約1900トン)1隻と漁業訓練船(約1200トン)1隻を現場海域に1か月間停留させるそうです。
さて、この馬政権の沖ノ鳥島に対する主張を、蔡英文政権は引き継ぐでしょうか。現在の台湾首相に当たる張善氏は、台湾国民に対して「日本製品の不買運動」を指示したとされ、メディアで連日「日本批判」を繰り返しているそうです。
馬政権に残された3週間の権力を使って、どこまで日台離反が出来るかどうかがポイントですが、沖ノ鳥島という微妙な領海問題を使い、日台離反を蔡政権にも継続させようとする目論見でもあるのでしょう。
さらに馬政権は、沖ノ鳥島は島ではなくリーフ(岩礁)であるとしてハーグの常設仲裁裁判所への提訴を検討する構えを示しました。裁判所への提訴となれば、時間的に蔡英文政権が引き継がざるを得ません。
ちなみに沖ノ鳥島は、1920年に国際連盟から日本委任統治領にされていますし、戦後は国際連合(連合軍)に属する大陸棚限界委員会によって、2012年4月に沖ノ鳥島の北方など太平洋の4海域約31万平方キロを日本の大陸棚として新たに認める勧告を採択しております。
5月20日に発足する蔡政権で「国家安全会議」の事務局トップへの就任が内定している呉氏は、「軍艦の派遣は慎重に考慮すべきだ」と述べるに留めました。
領海問題を利用した北京の工作であることは明白ですが、さてその対処は・・・
蔡英文総統の民主進歩党次期政権も、北京の動きには慎重です。中共に何らかの口実を与えれば台湾に対して武力併合をしかねないからです。
そうでなくても、アメリカの大統領が今年11月にトランプ氏になって、内向きのアメリカとなってしまえば、中共は武力併合を行いかねません。
台湾から覇権されたフリゲート艦に対して、日本の海自が護衛艦などを出せば、それを口実にして中共の海軍の艦船を覇権するつもりなのでしょう。
例え海上保安庁の船であっても、銃撃などが始まれば中共は軍艦を繰り出すはずです。中共にとって、台湾は国土の一部なのですから。
ともかく中共の戦略は分断作戦が主なようです。日台分断が出来ていないから台湾の平和的併合が出来ないという判断なのでしょう。
中共は国際法を遵守する気はないようです。国際法のもとで警察の働きをしていたアメリカが、その任をやめると言い出したことから、国際法に対しアウトロー的な動きを見せ始めた中共なのです。
欧米の作った法には従わない、中共独自の法を作るという訳です。しかし中共は法治ではなく人治と言われていた疑似国家で、時の権力者の都合によってどうにでもなるわけです。そんな国家に法など作れるわけはありませんね。
しかし、こんな国家ですから国連の大陸棚限界委員会が決めたことなどを認めはしないでしょう。
ニクソン大統領が米中接近を図り、カーター大統領の時に米中国交回復を果たした時、アメリカは「民主的に平和裏に台湾併合をするならば一つの中国を認める」ような取り決めだったと思います。
良く考えると、これは「大陸が民主化することで一体化する」という取り決めにも見えませんか?
しかし北京は、「共産主義を捨てることはない」と明言しております。これはすなわち「台湾の民主的併合はしない」と言っているに等しいことですね。
それなのに何故、岸田外相に「ひとつの中国を認めろ」などと言うのでしょうか?
「共産主義を捨てることはない」と明言したことで、あの「一つの中国」の約束は反故になるはずです。日本も民主的でない併合は認めていないはずです。
ここらへんを対中外交交渉ではっきりと述べたらいかがでしょうか。
つまり中共が打ち出す「日台分離」に対して、「台中分離」を打ち返すわけです。対中交渉にはそれくらい腹を決めてかからないと、友好国・台湾を裏切ることになってしまいますし、尖閣諸島どころか、沖縄、そして九州まで取られてしまいますよ・・・
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