2014年1月16日木曜日

第二世界大戦の反省、中韓は間違っている

韓国大統領がまだ「村山談話と河野談話の継承」を安倍政権に要求しております。そしてそれに呼応するかのように、河野洋平元衆院議長は、「河野談話」について「発表当時の気持ちや判断は揺るぎない」などと駐日韓国大使に話しています。

河野氏は、あの談話は「権威ある談話だ」などと語り、「村山談話」とともに継承の必要性を述べたとか。

しかし、産経新聞の調べでは「日韓の合作(作文)」だったことが述べられています。すなわち事実に基づかないファンタジーであるということです。
この間違った結果で、韓国に賠償金を払ってしまったことから、世界中がこれを事実と勘違いしただけなのではないでしょうか?
(産経の記事-> http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140101/plc14010112380006-n1.htm )

第二世界大戦終結からすでに70年近く経過し、欧州においてドイツは欧州制覇をなしとげています。ナチスのやり方では失敗しましたが、敗戦を有利に使って戦後の発展を勝ち取り、いまや欧州連合の共通通貨ユーロで欧州を支配しております。もっともそれがドイツ国民にとって良いのかどうかは判りませんが・・・

東南アジアでも、戦争終結直後から日本の戦争目的が達成し始めました。植民地だった東南アジアが独立を勝ち取って行ったからです。日本は武力ではついにアメリカに負けましたが、その後は技術立国として世界に向かって「良い製品」を輸出し続け、アメリカを追い詰め、いまだにその地位は失われておりません。

戦勝国アメリカは、40年ほどは開発力や製品の優位を保ち続けてきましたが、ついに日本の製品に負けてしまいました。
しかし、かろうじてコンピュータネットワークの発展でソフトウエア分野での優位性を確保しました。が、経済的にはグローバル金融に足元をすくわれ、第二世界大戦終結の「手打ち」を保てなくなってきたようです。

戦勝国の英国とフランスは、大戦勝利によって貴族社会の克服が出来ませんでした。貴族とは金利で生活する富裕層です。そして彼らはアメリカのグローバル金融に巻き込まれて、そのために国家は瀕死の重傷です。
ロシアは、戦後社会主義の実験場として台頭した後に失敗し、すでにローカルな一国になってしまいました。

東アジアでは、中共が長い低迷期間を過ぎて経済的な飛躍を遂げましたが、共産主義であるため膨張政策が止められず、武力行使による体制維持がやっとのようです。
そして韓国は、こうもり体質が今も続き、混迷する世界情勢の中で強い国にくっつこうと必死の努力を続けています。経済的にはアメリカに頼り過ぎ、すでにボロボロです。

時代の経過は各国の事情を変え、第二世界大戦終結の「手打ち」はあちこちに綻びを見せ始めています。
ご承知のように、国際間の平和は戦争後の「手打ち」によって保たれます。やくざの抗争と同じことで、国際法と言ってみたところで、覇権国家の力が衰えれば再び抗争(すなわち戦争)の足音が近づいてくるわけです。
中共が軍事力強化に躍起となっているのは、このような現実があるからですね。

世界中が新たな構造を模索し始め、それが戦後の「手打ち」を終焉に向かわせています。安倍政権の「戦後レジームからの脱却」は、そういう意味では時流を得た政策だと思います。
戦後の「手打ち」が終焉を迎えれば、再び戦争の火種が大きくなっていくことは必定です。世界には戦後の「手打ち」に不満を持つ地域がいっぱいあるからです。そしてその多くは「経済的格差」に苦しむ国家群なのです。国家足り得ないところも多くありますけど・・・

安倍政権の「アベノミクス」と、そして「地球を俯瞰した外交」は、ともすれば中共包囲網の形成のように見えます。しかし、日本が経済的にもう一度復興し、戦後の「手打ち」で発生している「経済的格差」に苦しむ国家群を、日本が輸入大国になることによって救済することで、「手打ち」の終焉による戦争の危機を回避させ、新たな「手打ち」の方向へ導く戦略でもあるはずです。

日本は最初に中共にその役を期待しました。しかし膨張主義を取る中共は、むしろ逆方向へ向かい始めたのです。大東亜の目的とは反対の方向へ・・・
「アベノミクス」と「地球を俯瞰した外交」は、この間違いを正し、大東亜の基本へ戻すための政治活動です。
中韓とアメリカには出来ない戦いであり、新しい「手打ち」に向かう戦略とも考えられます。

「南京問題」も「従軍慰安婦」も「靖国参拝問題」も、すべて戦後の「手打ち」に世界を引き戻そうとするムーブメントであり、それは戦後の「経済的格差」に苦しむ国家群を救いはしません。
この戦後の「手打ち」を変えることは、戦争の危機をもたらす可能性があることも事実です。しかし安倍政権は今のところ慎重に戦略を進めています。(そのことを理解しているからでしょう)

世界中がこの匂いを嗅ぎ取っています。もしも新しい「手打ち」がなされるならば、少しでも優位な条件で国益を奪取しようと画策するからです。
それに臆することなく、安倍政権は第二世界大戦後の見直しに向かって慎重に、そして堂々と進めば良いのです。

願わくば日本国民の圧倒的な支持と、それによる長期政権の維持がなされますように、切に思う次第です。
安倍政権に「(全世界の)英霊のご加護」がありますように。

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