2013年11月26日火曜日

中共の侵略、防空識別圏設定

自国より劣る国が中共を馬鹿にしている・・・ということで戦争も辞さない構えの習政権。習主席は2月に東シナ海での防空識別圏設定を指示していたとか。
もっとも指導力なきリーダーで軍部独走の様相もありますけど。

無人機が飛ばせるようになって、それを使いたいのでしょうか?何としても日本を抑え込みたい中国人気質なのでしょうか?
このまま尖閣諸島で負けていたら、何のための核兵器か判りません。一発日本に打ち込みたい心境であることは察しがつきます。
予定では「核大国」の中共は周辺国からもっと朝貢があるはずで、貢がない周辺国には核兵器をぶち込んででも従わせるはずだったのでしょう。

しかし、核による恫喝はもはや効かなくなり、アメリカの通常兵器がどんどん進化してしまったことから、それを真似て原子力潜水艦を作り、原子力空母まで作ろうとしています。
ステルス機も作り、そして今回はステルス無人機も作り上げました。水質汚染や大気汚染はそのまま放置しておいて・・・

この中共の東シナ海での防空識別圏設定について、日本政府は「わが国固有の領土である尖閣諸島(沖縄県石垣市)の領空を含むもので、全く受け入れることはできない」と厳重抗議しました。
中共側は「、「何らの道理もなく、まったく受け入れることはできない」と拒絶する姿勢を示します。
東シナ海上空での中共軍機の「正常な訓練や巡回飛行」に対し、空自機が監視行動を取っていることを「航行の自由を妨げ事故を招きかねない」と述べています。
また、木寺駐中大使を呼びつけ「理不尽に騒ぎ立てていることに対する強い不満と厳重な抗議を申し入れた」とか。

また、アメリカの非難に対し「米国がこの問題で不当な言動を控え、日本の冒険的性質を助長する誤ったシグナルを送らないよう望む」などと、日米分断に必死です。

そのアメリカ(国防総省)は、「われわれは識別圏を飛行する際、(中国に)飛行計画を提出せず、無線周波数などを認識させることもしない。米軍機は(中共が求める)措置を一切取ることなく飛行できる。米軍は同盟国との軍事行動も含め、行動を変更するつもりはない。われわれは常に自衛能力を保持している」と、中共の防空識別圏設定を完全に無視することを述べました。
これに呼応して、腰の引けた日航と全日空に対し、岸田外相は付近を通過する航空機の飛行計画書を中共側に提出しないよう求めたようです。

台湾は尖閣の領有権を主張しているが、防空識別圏は尖閣を含まない東経123度付近以西に設定してます。今回の問題に対しては「遺憾」の意を表明しています。
この防空識別圏に中韓が管轄権を争う東シナ海の暗礁、離於島(中国名・蘇岩礁)の上空が含まれていることについて、韓国が文句を言う前に、中共は「(管轄権をめぐっては)双方が協議を通じて問題解決を図っていく」と述べたそうです。そして「蘇岩礁は暗礁であり、中韓間に領土問題は存在しない」などとしています。韓国も舐められたものですね。

中共海軍の尹卓少将は、「今後、黄海、南シナ海のような関連海域の上空にも防空識別圏を設定するだろう」と述べました。そして「東シナ海上空に設定したのは、将来の別海域での設定を見据えた措置だ」とも述べ、国際間の暗黙の取り決めなど中共は意識していないこともはっきりと出しております。
防空識別圏の設定にはどの国の許可も不要で「大国の顔色をうかがう必要はない」とした上で、「日本が1969年に防空識別圏を設定した行為こそが非常に危険で一方的な行為だ」とは解放軍報での発言です。1969年には文句も言えなかったことが相当悔しかったみたいですね。
しかし、これではまるで世界征服をたくらむ中共帝国という感じがしますね。

安倍首相は、この問題に対する記者団の質問に「日本の空も秋晴れにしますか」などと述べ、もう中共の恫喝は相手にしない構えです。
それよりも、国家安全保障会議の創設、特定秘密保護法案の成立、憲法解釈の変更などを着々と進めることが重要なことであること、十分御承知のようです。それ自体が対中戦争ですからね。

憲法解釈の変更について、安倍首相は「過去に法制局の解釈を変えたこともある。絶対に変えることはあり得ないということではない」と述べ、また「安全保障環境は)大きく状況が変化し、集団的自衛権の解釈について問題意識を投げかけている」と、中共の防空識別圏設定などを利用しながら慎重に憲法解釈の変更を目指しております。

石垣島、宮古島への自衛隊配備計画など、尖閣周辺を防衛する準備も進んでおります。これを何とか阻止したい中共なのでしょう。今回の防空識別圏設定もこのようなイライラから派生しているようにも思えます。
中共が「国家主権を守ろうとする中共軍の決意を見くびってはいけない」などと断固たる決意をやたらに表明するのは、安倍首相が着々と進めている「強い日本」が相当プレッシャーになっているからではないでしょうか?
アメリカの発言に対し「1969年(半世紀ほど前)に日本が挑発したんだ!」と幼稚な発言をした後に「中共の自制を求める前に、日本の安倍政権を抑えるべきだ」と本音をのぞかせています。

それにしても経団連の米倉弘昌会長の、この問題に対する「理解に苦しむ」との発言・・まだ中共がどんな国かお判りになっていないようですね。

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