参議院選挙の真っ只中の7月17日、安倍首相は沖縄県石垣島を訪問し、尖閣諸島周辺の警戒にあたる石垣海上保安部を視察しました。
その後、石垣市内で街頭演説に回り、宮古島に移動して航空自衛隊宮古島分屯基地も訪問しました。
いずれも中共の侵略に立ち向かう国境警備の海保と海自を激励することで、尖閣海域の日本領土をアピールし、侵略者には「先頭に立って領土、領海、領空を断固として守り抜く決意」を表明したわけです。
翌18日、早速中共から抗弁がなされました。
中共はごく最近、同海域を中共の領海として国内法を制定した国家。国際的には認められていなくても、「大きければ正義」という論法から、尖閣海域を自分の領海と居丈高に叫ぶ中共です。
世界がこれを認めるならば、世界中で軍拡と領土拡大をして大きくならないと、大きな中共の言いなりになってしまうことになります。再び戦火にまみれる世界など誰も欲しません。ですから中共の正義は世界では「ならず者」の言い分となるのです。
中共の抗弁は「(安倍の)行動は危険で無責任だ」という批判から始まります。そして石垣訪問について「領土問題で民意を扇動し(参院選の)票を獲得するのが目的だ」などと述べ、「毒酒を飲んで渇きを止めるようなやり方は、地域情勢の安定を損なうだけではなく、日本の右傾化をそそのかす」などと、極左から見て右に見える「真ん中の安倍・日本」を批判し、「安倍は日本をますます『ならず者国家(=中共のいいなりにならない国家のこと)』のようにしている」などと評価しております。
関税問題でワインの中共輸出が危なくなったときのフランス。「中共の実力者」をフランスに招いて大接待攻勢をかけたオランド大統領ですが、そのフランスの中共への対し方は辛辣で、「粗暴の大国」とはっきりと述べています。商売と政治は別物ということでしょうか。
その「粗暴の大国」が、安倍・日本を「ならず者国家」と呼ぶのも、何となくブラックユーモアのような感じがします。
それがフランスです。太平洋の島にフランス領があるということで、中共包囲網に一枚加わって来たようですが、もしかしたら武器輸出のチャンスを狙っているのかも?
人民解放軍の挑発行為に神経をとがらせていたインドでは、ついに7月17日、中共との国境付近を中心に約5万人の兵力からなる新たな軍部隊を創設することを、内閣安全保障委員会で決定しました。
対中防衛力を強化するためだそうです。
東部の西ベンガル州パナガルに本部を置き、東部ビハール州と北東部アッサム州に1個師団、中共が一部地域の領有権を主張する北部ジャム・カシミール州のラダクと北東部アルナチャルプラデシュ州にもかなりの部隊を置くということ。
その費用は約1兆900億円。経済的にまだ立ち直っていないインドですら、このくらいのことは行います。国土防衛と言うものが経済とは異なること、これくらい行わないと中共包囲網などとは言えないことをインドは示してくれましたね。
日本も、同じように尖閣海域に、せめて海自の巡洋艦数隻の常駐などを決定したらいかがでしょうか?
もちろんそれをする前に、自衛隊法の改正は必須ですけど。
中共包囲網の国の一つ「ベトナム」ですが、南沙諸島近くで中共の船に追い回された上、船の一部を壊された事件に対してベトナム外務省は、中共側に「主権侵害」として、事件の調査と賠償、再発防止を要求しました。
中共政府の船が、ベトナム中部クアンガイ省から出漁した漁船を追い掛け回し、乗船していた当局者が漁船に乗り込み、こん棒で漁船乗組員に暴行し、船室のガラスを割ったほか通信機器などを没収したということです。
政府間にいくら問題があろうとも、公務員が漁船を追い掛け回し、こん棒で漁船乗組員に暴行し、船室のガラスを割り、通信機器などを盗む行為は、「海賊行為」と言うのではないでしょうか?
損害賠償と再発防止を要求し、南シナ海から追い出すべきです。海賊として・・・
さらに中共包囲網の国「フィリピン」は、大嫌いなアメリカと6月に合同軍事演習を南シナ海で行いました。
「粗暴の大国」に対処するためには、嫌いなアメリカとも軍事演習をする・・・覚悟の表れです。
今後、フリゲート艦2隻、対潜ヘリコプター2機、高速艇3隻などを調達する計画を表明したアキノ大統領。その費用は約1700億円です。フィリピンにとっては莫大な予算のはず。これを見て、日本の平和主義者(パシフィスト)はどう思うのでしょうか?
安倍・日本は現在参議院選挙中。明日その選挙結果が判りますが、今のところ安倍・自民党が優勢ということです。世界中が注目している日本の選挙。一番注目しているのは中共かも知れませんね。
選挙後の8月には中東を歴訪する予定の安倍首相。エネルギー問題よりも、対中包囲網を中東にも広げる戦略かも知れません。地球儀を見ながら「対中問題」を考えている安倍首相ですからね。
さて、選挙結果は・・・
いずれも中共の侵略に立ち向かう国境警備の海保と海自を激励することで、尖閣海域の日本領土をアピールし、侵略者には「先頭に立って領土、領海、領空を断固として守り抜く決意」を表明したわけです。
翌18日、早速中共から抗弁がなされました。
中共はごく最近、同海域を中共の領海として国内法を制定した国家。国際的には認められていなくても、「大きければ正義」という論法から、尖閣海域を自分の領海と居丈高に叫ぶ中共です。
世界がこれを認めるならば、世界中で軍拡と領土拡大をして大きくならないと、大きな中共の言いなりになってしまうことになります。再び戦火にまみれる世界など誰も欲しません。ですから中共の正義は世界では「ならず者」の言い分となるのです。
中共の抗弁は「(安倍の)行動は危険で無責任だ」という批判から始まります。そして石垣訪問について「領土問題で民意を扇動し(参院選の)票を獲得するのが目的だ」などと述べ、「毒酒を飲んで渇きを止めるようなやり方は、地域情勢の安定を損なうだけではなく、日本の右傾化をそそのかす」などと、極左から見て右に見える「真ん中の安倍・日本」を批判し、「安倍は日本をますます『ならず者国家(=中共のいいなりにならない国家のこと)』のようにしている」などと評価しております。
関税問題でワインの中共輸出が危なくなったときのフランス。「中共の実力者」をフランスに招いて大接待攻勢をかけたオランド大統領ですが、そのフランスの中共への対し方は辛辣で、「粗暴の大国」とはっきりと述べています。商売と政治は別物ということでしょうか。
その「粗暴の大国」が、安倍・日本を「ならず者国家」と呼ぶのも、何となくブラックユーモアのような感じがします。
それがフランスです。太平洋の島にフランス領があるということで、中共包囲網に一枚加わって来たようですが、もしかしたら武器輸出のチャンスを狙っているのかも?
人民解放軍の挑発行為に神経をとがらせていたインドでは、ついに7月17日、中共との国境付近を中心に約5万人の兵力からなる新たな軍部隊を創設することを、内閣安全保障委員会で決定しました。
対中防衛力を強化するためだそうです。
東部の西ベンガル州パナガルに本部を置き、東部ビハール州と北東部アッサム州に1個師団、中共が一部地域の領有権を主張する北部ジャム・カシミール州のラダクと北東部アルナチャルプラデシュ州にもかなりの部隊を置くということ。
その費用は約1兆900億円。経済的にまだ立ち直っていないインドですら、このくらいのことは行います。国土防衛と言うものが経済とは異なること、これくらい行わないと中共包囲網などとは言えないことをインドは示してくれましたね。
日本も、同じように尖閣海域に、せめて海自の巡洋艦数隻の常駐などを決定したらいかがでしょうか?
もちろんそれをする前に、自衛隊法の改正は必須ですけど。
中共包囲網の国の一つ「ベトナム」ですが、南沙諸島近くで中共の船に追い回された上、船の一部を壊された事件に対してベトナム外務省は、中共側に「主権侵害」として、事件の調査と賠償、再発防止を要求しました。
中共政府の船が、ベトナム中部クアンガイ省から出漁した漁船を追い掛け回し、乗船していた当局者が漁船に乗り込み、こん棒で漁船乗組員に暴行し、船室のガラスを割ったほか通信機器などを没収したということです。
政府間にいくら問題があろうとも、公務員が漁船を追い掛け回し、こん棒で漁船乗組員に暴行し、船室のガラスを割り、通信機器などを盗む行為は、「海賊行為」と言うのではないでしょうか?
損害賠償と再発防止を要求し、南シナ海から追い出すべきです。海賊として・・・
さらに中共包囲網の国「フィリピン」は、大嫌いなアメリカと6月に合同軍事演習を南シナ海で行いました。
「粗暴の大国」に対処するためには、嫌いなアメリカとも軍事演習をする・・・覚悟の表れです。
今後、フリゲート艦2隻、対潜ヘリコプター2機、高速艇3隻などを調達する計画を表明したアキノ大統領。その費用は約1700億円です。フィリピンにとっては莫大な予算のはず。これを見て、日本の平和主義者(パシフィスト)はどう思うのでしょうか?
安倍・日本は現在参議院選挙中。明日その選挙結果が判りますが、今のところ安倍・自民党が優勢ということです。世界中が注目している日本の選挙。一番注目しているのは中共かも知れませんね。
選挙後の8月には中東を歴訪する予定の安倍首相。エネルギー問題よりも、対中包囲網を中東にも広げる戦略かも知れません。地球儀を見ながら「対中問題」を考えている安倍首相ですからね。
さて、選挙結果は・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿