2011年6月10日金曜日

いよいよきな臭く、南シナ海の中共と・・

軍事大国になってきた中共。武力にまかせて海洋侵略を画策します。
元はと言えば、海南島の海底要塞の原子力潜水艦を、太平洋に安全に就航させるための戦略。
東シナ海は、現在建造中の空母の出口となるため、どうしても尖閣列島から沖縄が欲しい中共です。

大震災後、アメリカが日本を援助し日本国民が日米同盟の必要性を、対中共とは関係なく感じ始めたため、しばらく休戦として、現在は南シナ海の攻略に軸足を移したようです。
そのために、フィリピン政府が横暴な中共海軍に手を焼いて、ついにオバン参謀総長が「南シナ海で中国が軍事力を強化しているのに合わる」として、南沙(英語名スプラトリー)諸島の領海防衛のため海軍力を強化する考えを明らかにしました。
具体的には、装備が貧弱で老朽化が進んでいるとして哨戒艇などの更新、大型輸送機や戦闘ヘリコプターの購入を進める、という2点。潜水艦の購入は現在はまだ見送られているようですが、ぜひ日本のサイレント・サブマリンの購入を検討して欲しいものですね。きっと中共の原潜は恐怖に駆られるでしょうから。

そうはさせじと中共は、梁光烈国防相をフィリピンに派遣しました。国防相会談で、衝突回避策などを話し合ったようですが、どうせ約束など守らない中共のこと。フィリピンが石油探査などを共同事業で・・などと約束したら、それは南シナ海における中共の領有を認めたのと同じことになってしまいます。

もともと南シナ海・南沙諸島の領海は、フィリピン、ベトナム、マレーシア、台湾、が競っていた海域。漁業権の問題だったところ。そこに石油がありそうだということで、中共が入り込んできたとされています。
「人民日報海外版」が言うには、「南沙諸島は中共の領土である。これについては歴史的に根拠があり、国際法でも拠り所がある」・・・まったく尖閣列島と同じフレーズ。こんなことが通用するなら、世界はすべて中共のものでしょうね。
資源調査が表向きの理由となっているようですが、どうみても中共の資源獲得はダミーで、実質は原潜の安全な通り道確保にあると思うのですが・・・

中共の現在の最も重要な狙いは、経済的に落ち込んでいるアメリカへの戦略的対抗。軍拡を進めるのは太平洋の覇権をアメリカから奪い取ること。
でなければ空母の建設とか海南島の原潜基地などを作るはずはありません。しまもアメリカ西海岸に届く核ミサイルまで準備しています。
20世紀から抜け出していない中共は、軍事力による覇権の拡大しか頭にはないようですから。

この見え透いた中共の単純膨張戦略を、ナチスと同じ失敗を繰り返すだろうと見ているのは、アメリカ・シンクタンクの戦略研究家のエドワード・ルトワック博士。
博士の言うには・・・
「中共は総合戦略が欠けている。一部指導層にはあるのかも知れないが、大半は自己の狭い利益のためのみに動いている。」
「中共は、あまりにも拙速で迅速な軍事力の拡充に、世界を早く警戒させた(おそらく日本を除いて・・)。 これは、第一次大戦前のドイツと同じだ」
「中共は軍事力を削減し、領土紛争を一方的に解決するという自己犠牲的な方針に切り替えない限り、アメリカ側(自由民主主義)陣営の警戒を解くことはできないはずだ。しかしそれは中共には出来ないことだろう」
「中共がアメリカ側陣営に対して対抗できる蓋然性は、ロシアと同盟できるかどうかだ。しかし、ロシアはあくまでも欧州の国家だ。本気で中共と同盟はしないだろう。」

そして博士は、「第3次世界大戦が起きるかどうかは判らないが、中共はアメリカ陣営に包囲されつつあることは確か。究極的には敗北への道だ。」と述べています。
敗北の原因として「中共はあまりにも早く世界を警戒させすぎた。台頭する国家が決してやってはならないことを、やり過ぎている」と。

フィリピンとベトナムも紛争を始めたようですが、アメリカがとりまとめて、先ずは中共と対峙するように行動すれば、確かに中共包囲網となるでしょう。
太平洋の覇権をアメリカとやりあうなら、アメリカはこの方法をすぐにでも取るはずです。
どうこう言っても、ロシアもこの場合はアメリカ側に付くはず。その方が国益にかないますからね。
中途半端な日本政府。しかし、この腑抜け政府もアメリカの一喝でアメリカ陣営と協調をとることは間違いなし。
注意すべきことは、マスコミなどサヨクの口車に乗って国民が2分してしまい、何の意味もなく内紛で犠牲者がでることではないでしょうか・・・

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