田久保忠衛教授が、「国権の最高機関」に属す代議士諸公が演じた、詐欺師団の騙(だま)し合いを怒っております。もちろん民主党に対する怒りですが。
そして民主党に所属する西岡武夫参院議長の怒りは相当なもの。同じ民主党であるだけに、その舌鋒は厳しいものです。
西岡氏は震災前から「菅首相は即刻退陣せよ!」と言い続けておりました。それは尖閣列島事件で船長を釈放した、あの時からだと言うことです。
今回の不信任案否決の茶番には、怒り心頭。その理由は菅直人首相と鳩山前首相の交わした覚書の内容です。
その一、民主党を壊さないこと
その二、自民党政権に逆戻りさせないこと
その三、大震災の復興並びに被災者の救済に責任を持つこと
これを見たとき、この2名のまさしくサヨク独裁指向の思い上がった愚かさを感じました。
日の丸の国旗を裂いて民主党のマークを作り、それが問題にされると、待ってましたとばかり得意気に「聖なる民主党の党旗を日の丸などで作るとは問題だ!」と揶揄した鳩山前首相でした。
即ち、日本国家よりも民主党の方が上であるとの意思表示。これは宗教原理主義と同様の意識であり、民主党がオウム真理教的体質であることの証明のようなもの。
ですからこの大震災という国難に際しても、民主党の方が大切であって、被災者国民の救済が後回しになって当然なのでしょう。
当然のごとく売国などは朝飯前。中共が民主党さえ認めれば、日本国と日本国民などどうなってもいいという思いのようですね。
それがこの覚書にも露骨に表れています。西岡議長の怒りはそこにあるようです。しかし、民主党の体質そのものがこのようなもの。
菅氏のあとに誰が首相になっても、基本は変わらないでしょう。民主党事務局のサヨク連中は、首相が誰でもいいのです。ともかくあと2年、解散さえしないでくれれば、その間に日本解体が進み、どうにもならなくなるまで痛めつけとこうという腹積もりのようですから。
震災の後始末が長引けば、それで結構というわけです。民主党の基本には、震災で苦しむ国民のことなど眼中にないのでしょう。
ですから自民党の役目は「解散総選挙」に追い込むことが使命。大連立などもっての他なのですが・・・
自民・大島副総裁とか石原伸晃幹事長は乗り気のようです。「震災のための法案を急がないと、被災者が困る」という最もな理由なのでしょう。
西岡議長のところにも、さまざまな国民から「いま菅首相に辞任しろというが、被災者が後回しでは困る。そうすべきではない」という電話とかメール、ファックスが届いているとか。
きっと、サヨク・マスコミが流すテレビに騙されてこのような意見が出てきているのでしょうね。
この心情が事務局のサヨクに利用されていることを、どう考えるのでしょう。売国3法も密かに、しかし着実に進展しています。困窮する被災者が人質に取られた状態であることを、国民はもっと意識するべきです。
もし大連立を指向するなら、首相は自民党から出すとか、あるいは西岡参議院議長を首相にするなど、もっと強烈な駆け引きが必要。谷垣総裁では無理でしょうけど。
気の毒な大震災の被災者たち。その責任は、おととしの衆議院選挙で民主党に投票した有権者にもあるのではないでしょうか?(被災者の中にもいるでしょうが・・)
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