2010年12月8日水曜日

中共でNHKが中断、ノーベル平和賞関連のニュースで

12月5日夜、中国の民主活動家、服役中の劉暁波氏の受賞が決定したノーベル平和賞関連のニュースなどを伝えたNHKの海外放送が数分間、中断されたそうです。
真実の情報を嫌う中共。政府も国民も嘘が大好きなのでしょうか? 自分に都合が悪い情報は、謀略とか悪意と言いながら、まるで自分達政府の都合だけが正義であるがごとく、何のためらいも無く隠蔽する感覚。まさに虚構の暗黒大陸・中共ですね。

そこでグーグルが狙い打ちをされることになります。多くの国家を、その機密漏洩で困らせている内部告発サイト「ウィキリークス」。
「そら見ろお前らも困るだろう」と、中共がほくそえむ「ウィキリークス」のバッシングですが、仮に「ウィキリークス」が潰されたとしても、インターネットがある限りさまざまな手法で「垂れ込みサイト」が登場するでしょう。

誰かが言っていましたが、「そんなに欧米の秘密情報ばかり流さずに、『隠蔽こそ命』の中共の秘密情報を流したらどうだ!」という声。
そしてそれに答えるかのように「ウィキリークス」が流した中共の情報。すなわち「グーグルへのサイバー攻撃は、中国最高指導部の共産党政治局常務委員会レベルが指示した疑いがある」という垂れ込み情報。

発表された公電は、「政治局常務委員会レベルの指示を受け国務院(政府)新聞弁公室が攻撃を調整した可能性がある」との情報筋の話を引用。「李長春政治局常務委員(思想・宣伝担当)と周永康常務委員(治安担当)の監督を受けた」というもの。
グーグルへの圧力工作は「劉雲山党中央宣伝部長が組織し、両常務委員は許可を出したが、攻撃に直接関与したかどうかは不明」とも発表されているそうです。

グーグルを攻撃する理由は、やはり地図情報のようです。
グーグルは「グーグル・アース」などの地図情報サービスが出来てから、中国本土で幅広く提供していたそうです。飲食店や店舗の宣伝など、数百万件に上るウェブサイトが同社のサービスを利用していたそうですが、軍事機密がバレることを恐れた中共政府は、軍事施設の位置情報など機密保持を理由に、インターネットの地図情報サービスに事前認可制を導入して検閲を強化する方針を決め、それからグーグルとの葛藤が始まったとか。

現在は、地図を提供している現行の業者に来年3月までに中国国家測絵局に認可を申請させ、検閲を拒むなどして認可が得られない業者には来年7月以降、サービスの停止を命じることが出来る法律が制定されているとか。独裁国家ならではの処置です。

理解できないのは、中共国内での規制を行ったとしても、世界の人々はグーグル・アースを見ることが出来るわけですから、秘密も何も関係ないのではないでしょうか?
現在でも「海南島」の衛星写真をかなり緻密に見られますし、大陸から延びた鉄道が海南島で地下に潜っていることも判ります。そこの地下に潜水艦基地があることも噂で知っていますから、専門家が見れば一目瞭然でしょうし、攻撃しようと思えばいつでも誰でも可能。(もっとも地下深くを破壊できるミサイルは必要ですが)

「隠蔽こそ命」も少し病的。まさに日本の「自虐史観」と同じくらい病んでいるように見えます。
それとも、国内に居る国民だけには見られたくない「秘密」でもあるのでしょうか・・・?

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