なぜか公明党の山口代表が北京に赴き、習近平副主席と会談しました。
民主党の岡田幹事長には「この日程では難しい」と連絡があって、16日の訪中が来年に延期されたというのに。
会談が行われたのは15日。場所は北京の人民大会堂。「中国と日本はライバル関係よりもパートナーとして協力していくべきだ。中国は発展に向けた覇権を求めることはしない」と山口代表に述べたとか。
それにしてもなぜ野党の、それも公明党の山口代表とは会見してこのようなことを述べたのでしょうか?
政治不在の日本。しかしあの尖閣列島事件以降、日本国民の中にある中共脅威の感情が収まりを見せず、尖閣列島の南小島に石垣島の方2名が上陸するなど、エスカレートしていることもあります。
中共国内にも、日本に対して「武力をもって尖閣列島を奪取しろ」などという論調もあるようで、両国の国民感情は放置出来ない状況になってきたからでしょう。
この会談で、尖閣列島事件以降、途絶えてしまった日中間の民間交流を早期に再開させていくことなどで意見が一致したとか。
公明党の山口代表は「末永く日中関係を発展させるために、尖閣問題で悪化した双方の国民感情を改善していかなければならない」などと述べています。
国家間の関係を山口代表がどのように理解しているのか知りませんが、少なくとも緊張感を伴った感情でなければならないはずです。
民間交流とは、共に優位点を競い合い切磋琢磨する関係でなければならないはず。過去の日米関係を見ても、「アメリカに追いつき追い越せ」が日本のスローガンであり、それをアメリカも承知の上で日米交流が成り立っていたはずです。
しかし日中関係の友好とは、日本が中共に謝罪したり技術供与に資金供与をするだけのもの。
あげくのはてに尖閣は中共の領土とまで言われる始末。これが日本国民の感情をどれほど傷つけているかがまったく解っていないようですね。これでどうやって末永く日中関係を発展させるのでしょうか。
山口代表は国際政治に口を出すべき人ではないようです。余計なことはしないでほしいですね。
「日本と中共は、よきライバルとして国際社会のなかで切磋琢磨すべきであって、それが東アジアの平和と安定を約束するのです。習副主席の考え方は間違っていますよ!」くらいのことが言える政治家でないと、今後の日本の政治家にはふさわしくないと思います。
アメリカでは中共を警戒する発言がなされ始めています。
米国防総省のシンクタンク「国家戦略研究所(INSS)」は、中共首脳が南シナ海の領有権防衛などに航空母艦が必要だとみなし、すでにその配備を決めているという見解を明らかにしました。
そして「中共海軍は近い将来、単一の空母を保有するにいたるが、数隻の空母群を艦載機とともに持ち、遠隔地での主要戦闘能力を保有するのは今後10年の範囲だ」とも述べています。
すでに極東の平和な時代は終わりを告げたと考えたほうがいいでしょう。
日本が武装放棄を続けたことが、中共の野望を野放しにしてしまったことを悔いるべきなのではないでしょうか?
日本から見れば、北朝鮮も中共も同じ脅威です。拉致被害者を救えないことも武装放棄を続けたことが原因。
日中友好など、もともとサヨク妄想の産物なのですけどね。
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