2010年12月26日日曜日

中共の北朝鮮擁護、北朝鮮の生殺し

韓国の延坪島(ヨンピョン島)が北朝鮮の砲撃に合って、民間人まで殺されたことと、核兵器の開発に執念を燃やし、大規模なウラン濃縮を始めたこと、これらについて話し合われた国連安全保障理事会。
当然のこととして「中共とロシア」の反対で北朝鮮を非難する声明が出来ませんでした。

国境を接するこの2カ国。北朝鮮が国家としての体をなさない状態で末永く存続することを望むのは当然でしょう。
しかも中共は、この北朝鮮から資源の略奪同然の取引を行っているとか。こんなおいしい国家を非難できないのも当然なのかも知れません。
先軍政治などといきがって見ても、所詮経済破綻の状態が続く北朝鮮、中露に操られて東アジアの緊張を高めています。
もちろん目的は中共の海軍を東シナ海に繰り出す環境作り。それに手を貸しているだけなんでしょうけど、朝鮮半島から米軍が撤退したらどうなるか、そこが北朝鮮には読めないのでしょうか?

アメリカはまだ中共を普通の国家だと思っているのでしょうか? 経済的に豊かになっても、少しも民主化の動きなど出てきませんし、ますます軍部は強くなっていきます。
中東・イラクの核武装を心配して戦争まで仕掛けたアメリカ。今度はイランの核武装を心配しなければならなくなっています。
中東イスラム圏の核武装(大量破壊兵器)を阻止しようと戦争をも辞さない構えを持っていても、その核技術が北朝鮮からやってくることは放置するアメリカ。
極東のことは中共に頼みたいアメリカ。(経済的にね)
しかしそんなことをすれば、東シナ海だけではなく太平洋まで中共に取られ、挙句の果ては北米大陸まで取られることになるという危機感がまったく無いようですね。
これだけチャイナロビーに議会を蹂躙されているのに・・・
彼らは長い歴史の中で、アングロサクソンの扱い方に慣れているのです。中共に取って民主主義はアングロサクソンの理想主義に過ぎないとしか思えないのでしょう。
そしてそれをウィークポイントとして理念なき多数派工作に走るチャイナロビーです。(中華思想は理念ではないでしょう)

北朝鮮をアメリカ民主主義に取られないようにすることが中露2国の共通の利益であることは当然のこと。
さっそく来年の人民解放軍とロシア軍の合同軍事演習は日本海で行うなどとロシアのマスコミが発表したそうです。

日本周辺で行われている詰め将棋のような戦略。日本の周辺では、アメリカの経済破綻を受けて「ならず者国家」が駒を進めているというのに、政局に明け暮れる日本政府の平和ボケ。
軍事を遺棄しておきながら、知らず知らずのうちに戦争(虐殺される方でしょうけど)に突き進む日本の平和主義者達。平和を叫びながら、何の努力(政治的努力。謀略ではなくて)もしなかった帰結でしょうね。

今度はお金ではなく、血であがなうことになるであろう自業自得の日本国民・・・となるような気がするのですけど。

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