産経に「飯山陽」氏が「ヨーロッパ移民政策の失敗」というコラムを書かれていました。
飯山陽(いいやまあかり)氏は日本のイスラム教研究者で、東京大大学院人文社会系研究科の文学博士です。
飯山女史は「ヨーロッパ移民政策の失敗」ということで、欧州のイスラムに対する妥協のし過ぎを危惧しています。
多様性を推進し数多くの移民を受け入れてしまった欧州。欧州がいくら多様性を推進しようともイスラム教は、全人類がイスラム教の規範に従うことを明確な目標に掲げる宗教で、異教の地においては異教徒たちの方がイスラム教の規範に当然従うべきだという考え方です。
日本的な「郷に入っては郷に従え」と言う考え方はまったくありません。
ですから多様性が実現によって移民が増加すれば、人口は増加し、働き手も増え、経済が活性化して財政が豊かになり、消費も進み、高齢化問題も解決することはイスラムに関しては絶対にないと言うことです。
ヨーロッパで数多く受け入れた移民の多数派は、移民先の社会に同化せず、イスラム教徒同士で集住して結婚し、イスラム教徒とだけ付き合い、イスラム教徒的な生活を維持しています。
移民先の社会に経済的、文化的豊かさではなく分断をもたらし、各地にイスラム社会を作り出していると言うことです。
確かに移民先の社会に同化し、イスラム教徒であるより前にその国の国民であろうと努める人々もいるにはいる様です。しかしその数は圧倒的に少数派だと言うことです。
イスラム共はコーランという教典によってその死生観が作られます。「死後の来世は間違いなくある」と規定し、「そこは天国と地獄の2つに分かれている。人の右肩と左肩には天使が居て、右肩の天使は善行を記録し、左肩の天使は悪行を記録している。死後アッラーがそれを計量して右が重ければ天国に、左が重ければ地獄に行く。今どうなっているかは人間は見ることが出来ない。」となっているそうです。輪廻転生の考えはまったく無いそうです。
イスラム教以外の宗教の人は間違いなく全員地獄に行くそうで、イスラム教だけが天国に行くチャンスを得られる唯一の宗教だそうです。
この死生観が人生を支配していますから、ジハードという自爆テロを実行するイスラム教徒が絶えないのでしょう。それは天国に行くチャンスと見られているからです。
多文化共生とか多様性などはまったく受け入れません。このことを熟知した上で「イスラム移民受け入れ」を決断する必要があると言うことです。
飯山女史は、「ヨーロッパにはその国の言葉を話せないイスラム教徒移民の子供が多く存在し、公教育の破綻も問題となっている。高齢となった移民は、国の福祉で支えなければならない。イスラム教徒は教義上、原則土葬であり、土葬可能な墓地も必要となっている」と述べています。
その上で、日本がこのような失敗をしないように、「移民受け入れには慎重であるべきだ」と述べておられます。
そして「特別扱いを求める移民ではなく、同化しようとする移民を積極的に支えるべき」として「イスラム教の礼拝所ではなく全ての人が利用することのできるスペースを設置する」「ハラール給食を提供するのではなく弁当持参によって対応する」「移民を特別視せず、孤立させないこと」という3点を挙げております。
さらに「信教の自由は認められているが、日本国法に反する宗教規範の適用は認めるべきではない。」と一番重要な点を指摘しています。
イスラムには「イスラム法典」という宗教上の法律があります。そしてこれが国家を超えた法として機能します。ですからイスラム教徒は日本の法律を守るより前にイスラム法を守ろうとするわけです。
イスラム法には、女子の極端な早婚の是認や、棄教や同性愛行為の禁止など、日本国法とは相容れない規範を多く有しているそうです。
移民受け入れの時に、「イスラム法の前に日本国の法規定が守れるかどうか、それを宣誓書に書かせるなど、日本国としての規範が必用」ということになります。
一見して「宗教の自由に反する」と見えるかも知れませんが、日本社会を維持するためには必要な取り決めです。
そしてこれは中共からの移民についても言えるでしょう。華人の中には日本に帰化しても「中華思想」に基づいた判断をして、日本の法律に従わない者が居ます。
彼等は自ら家に閉じこもり、華人社会だけとしか付き合わないような生活をします。それが中華街を構成するわけです。(横浜中華街は台湾人が作ったもので、大陸の中華街とは全く異なります)
無策状態で移民受け入れをしてしまうと、イスラム共と中華思想が日本国内でぶつかり、内戦状態を引き起こすことになるかも知れません。
日本の法律を守らなければ、戦いには刃物や銃器が出てくるでしょうし、日本の警察では取り締まることが出来ません。
それでなくとも現在、中華、バングラディシュ、ベトナムなどの抗争が始まっていて、いつ日本国民が巻き込まれるか心配です。
いいかげんに、「お花畑脳」を止めて、現実と向き合いましょう。
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