2020年7月1日水曜日

ポスト安倍は河野太郎氏か?

かつて小泉純一郎首相が、「政治家(特に大臣)は使い捨てでいい」と述べたことがありました。政治の世界はその時の国内・国外の状況で適切な判断が出来る人を選ぶべきであって、「党内人気とか権力の移譲などで行うべきではない」という意味に受け取りましたが、間違っていたでしょうか?

河野防衛大臣が6月13日のインターネット動画サイトのライブ配信で「総裁選に出馬しないのですか?」という質問を受け、「しようと思っています」と答えたことが記憶に残っています。

「野心」と言うべきか、それとも「他の候補では乗り切れない」という思いなのか判りませんが、外国の普通の政治を見てきた彼には、日本国内の政治を見ていて「危機」を感じているのではないかと推察しています。

イージスアショアを一瞬に葬り去った河野防衛大臣です。建設費が最初の計画の何倍にもなってしまった今、さっさと中止するのは当然でしょう。

こんな河野大臣を、ある麻生派所属議員は「国民人気、発信力はある。政策もある。ないのは常識」と述べたそうですが、現在の政治家の持つ常識こそ「疑わしい」ものではないでしょうか。

武漢コロナウイルスと戦っている医療従事者に、感謝を込めたブルーインパルスの東京上空のアクロバット飛行を実施させた河野防衛大臣。諸外国で同じ空軍の感謝を示す飛行がなされていた時期でもありました。
「防衛の戦線が医療現場になっただけ。戦争は戦争」という他国の意味を我が日本でも行うことは、戦後の常識からは外れているかも知れませんが、それこそ戦後の常識が間違っているとも考えられるわけです。

おそらく安倍首相には時間的に出来ないであろう「憲法改正」です。安倍首相がそれを次期首相に託すのは断腸の思いでしょうが、それを受け取ってくれる候補は、今のところ河野太郎氏しかいないように思います。

菅義偉官房長官も、岸田文雄政調会長も、石破茂議員もこれまでの日本の常識しか持たない政治家です。
菅房長官は、「チュチェ思想を持ち中共の工作も感じられる『アイヌ先住民』説」に囚われていますし、岸田会長も石破議員も経団連などの圧力団体に押されて親中姿勢を崩していません。
恐らく中共の工作に嵌っていると思われます。

加藤勝信厚労大臣も西村康稔経済再生担当大臣も、現在の日本の置かれた状況には向いていません。急激に変化する国際情勢。日米安保も今後どうなるか判らない状況下で、憲法解釈を変えてでも日本を守らなければならない状況に陥った時、右往左往してしまうと思います。

政治とは、「正しいかどうかを判断するのは歴史であって、その瞬間は日本を護れるかどうかの判断ができるかどうか」です。それが出来る政治家でなければならず、それを選択するのが民主政治です。

河野太郎大臣はツイッターで武漢コロナウイルスの現状を報告しています。
国内感染者:18476人で退院した者は16557人。つまり1919人が感染中で入院治療を要する者は972人、重傷者が43人、そして今までの死亡者は972人、感染かどうかの確認中の者は8人だそうです。
6月29日に発表された数字ですが、マスコミはこのような報道はしておりません。いたずらに恐怖を煽ったり、対策しない安倍政権の責任に持って行こうと画策しているだけに見えます。
河野氏のツイッターはそんなマスコミへの批判が入っているように見えますね。

イージスアショアの中止で日本の対北朝鮮防衛に穴が開くと言う意見がありますが、評論家の鍛冶俊樹氏は、「北朝鮮での混乱で、現在金与正氏が権力に付けるかどうかが試されている。彼女を権力に付けたいアメリカの意向で、彼女のポイントとなるようにイージスアショアを中止にしたのではないか」と述べています。(つまりアメリカの作戦だ・・と言う訳です。)

また、イージスアショアは「スピードを速めたミサイルや、軌道を変えながら攻撃してくるミサイルには対応出来ない」という専門家の意見もあります。
そして電磁波によるミサイル防衛が、すでに電源の問題が克服されて実用化に向けた開発が進められていると言う話もあります。

ミリ波による健康被害が懸念される5G問題と、この電磁波防衛兵器は同じ技術上の理屈でもありますから、期待は出来ます。

いずれも防衛関係の情報で極秘扱いでしょうから、そこまでは河野大臣も発表は出来ません。しかし河野防衛大臣には情報は入っているのでしょう。
今後の我が国の防衛問題は、かなり急激に変化していくはずです。敵基地攻撃も可能にしなければなりません。これまでの常識ではなかなか出来ないことをしなければなりませんから、常識などに捕らわれずに動けるリーダーが必用なのです。

拉致被害のように、憲法を守って国民を守れないような状況を続けることはもう出来ないのです。
外交がだめなら武力行使をしてでも救わなければならないし、そうしないと国際社会の信用も失いかねませんから・・・

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