2019年10月10日木曜日

ファイブアイズの焦り

ファイブアイズとはアングロサクソンの連合です。英国を中心にアメリカ、オーストラリアに加えてカナダとニュージーランドの5カ国で構成され、アングロサクソンの世界覇権を握ります。
その中心にあるのがキリスト教プロテスタントと言う訳です。

欧州はローマ帝国からの流れもあって、キリスト教カトリックでまとまっているようですが、このキリスト教各派はその源流をユダヤ教に持っています。
ユダヤという民族が古代から本当にあったのかどうかは判りませんが、ユダヤ教だけは引き継がれ古代イスラエルでユダヤ民族の宗教として位置づけられます。古代イスラエルの崩壊とローマ帝国での難民扱いがあり、ユダヤ人達は下賤な職業である「金貸し業」を専門としてローマ国内で生き残ります。

金貸しにはお金が溜まります。その力で軍政だったローマを操り、ローマ市民から「取税人」として嫌われますが、権力と癒着したユダヤ民族は次第にローマ帝国内で傍若無人に振舞うようになります。そしてここに「イエス・キリスト」が登場し、ユダヤ人の傍若無人な振舞いを糺し、ユダヤ教の神に恥じない行動を要求するわけです。これがキリストの命取りになったわけですが。

その後ユダヤ教と分離したキリスト教はローマの国教となり、やがてローマ帝国が崩壊してフランク王国となり、そのフランク王国が3つに分解してイタリア、ドイツ、フランスになるわけで、地中海交易によって3か国に分離したユダヤ民族は豪商として欧州を席巻していきます。イスラエルを再建することも無く・・・

ブリテン島はもともとケルト民族の島でした。ケルト人達は鉄器を持っていたそうですから、文明は進んでいたのでしょう。(アーサー王の伝説など)
しかし450年頃から北方のアングル人・ジュート人・サクソン人などが侵入し始め、やがてアングロ人とサクソン人が乗っ取ってしまうわけです。アングロ人とサクソン人は混じり合い、言語はアングロ人の言語を中心に洗練されて、アングリッシュ(イングリッシュ)になりました。
英国連合王国(イングランド、スコットランド、ウェールズ)の誕生です。

産業革命が起きて英国は世界の覇権国となり、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドと、英王室と産業文明が拡散します。
インドが資源供給と市場構築の国として蹂躙され、中国にその覇権が及び、アヘン戦争などで香港を押さえます。

産業革命以前から東アジアに植民地を持っていたスペインやポルトガルなどとの戦争は耐えることがありません。産業の発展と並行して武器も高度化していきます。
こうして戦争の戦費調達、そして国家の疲弊に伴って、ユダヤの金貸し業は国家に対する金融の旨味に気付きます。国家は死ぬことはありませんから、どんな長期貸付も出来て、毎年金利が転がり込むからです。

こうしてユダヤ金融は各国の裏で政治をコントロールするようになって行きます。遅れて産業革命に乗りだしたアメリカ、そして日本。アメリカは南北戦争、日本は明治維新によって産業革命を吸収し、そして国家繁栄の基礎を確立していきます。しかしこの裏でユダヤ金融から莫大な借金をしていたことはあまり知られていないようですね。

人種的偏見からか、日本の産業の台頭を押さえたい欧米は、第二次世界大戦で徹底的に日本を叩きます。そして戦後はアメリカが世界の覇権を握ります。戦争で基礎が出来た技術を使った製品は産業を活性化しアメリカは超大国として世界に君臨します。(冷戦と言われますが、ソビエト連邦はそれほどたいしたことはありませんでした)
このアメリカの裏で、ユダヤ金融が大きく膨らみ、やがてアメリカの政治をコントロールし始めます。これがディープステートと言われる所以です。

さて、共産主義で国家としてまとまった中華人民共和国は、なかなか産業革命に行きつきませんでした。しかしアメリカが有望市場としての中共を認め、日本が安い人件費の国に技術を教えれば世界市場を席捲出来ると妄想したのかどうか、このような勝手な妄想を利用した中共が、瞬く間に世界への産業製品輸出大国になって行きます。

しかもそこにユダヤ金融の入り込む隙を見せません。思惑の外れたユダヤ金融ですが、それを尻目に経済は発展していきます。そして最新の技術は日本やアメリカから盗みます。留学生を送り込み、技術系企業に送り込みながら、中共は必死でアングロサクソンの軍事技術を取り込もうと活動を続けます。そして中国共産党は中華思想の世界覇権を狙い始めます。早い話がアングロサクソンの世界支配(プロテスタントの正義)に挑戦を始めたわけです。そしてこれは同時にユダヤ金融にとっても、裏経済を乗っ取られる危機にあると同時にユダヤ教の危機でもあるわけです。

プロテスタントの正義は、我が日本の正義とも繋がるところがあります。日本のコアバリューは「和」ですが、それを守る武家の思想と繋がります。武家の思想は欧米に説明するために「武士道」と言われています。これは武家の子弟を教育するための教えの集大成なのです。

これを潰してしまったのが、第二次世界大戦後のアングロサクソン(主にアメリカ)でした。いわゆる「東京裁判史観」の洗脳です。つまり「和」を守ってきた武家の思想が潰されてしまい、「和」だけを残した結果「中共」への無防備な技術提供を許してしまい、相変わらず無防備なままの日本を、アングロサクソンはもう放置できない限界まで来てしまったようです。

アングロサクソンで作る「ファイブアイズ」。そこに今、日仏独と連携拡大を示唆する動きが出ています。トランプ大統領の登場で、中共の「嘘」が世界的に暴露され、アングロサクソンの巻き返しが始まったのでしょう。
これまではアングロサクソンの国家しか組めず、他の国家は絶対に入れないと思われていたファイブアイズ。しかし全く質の違う華人との対決には、そんなことは言っていられくなったのでしょう。5Gなどの御術と宇宙空間における戦いを意識してのことです。しかしそれにしてもドイツを入れて良いのかな? 利害が交差する国を入れると、機密漏洩の危険も増えますから・・・

産業革命は英国が先行し始まりました。そして今、産業主義革命の次の革命、情報革命が始まろうとしています。恐らく英国が先行して世界の覇権に伴う土俵を変える動きなのでしょう。
そこに日本、フランス、そしてドイツを組み込むつもりだと思います。アングロサクソンと中華の多民族は、これからどのような戦いを始めるのでしょうか・・・

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