新元号が決まりました。万葉集から取られたという「令和(れいわ・Reiwa)」という新元号です。
神武天皇から始まった我が国です。それから1300年ほど経った飛鳥時代、大化の改新が行われました。聖徳太子の17条憲法など、律令制度が確立して、元号が使われ始めました。
それまで、天皇を中心とした「直属民」や「直轄地(屯倉)」、「豪族の私地(田荘)」「私民(部民)」などがすべて廃止され、「公地公民制」が登場したのです。
つまり初めて「公(おおやけ)」という概念が言葉となり、戸籍と計帳の作成、公民に税や労役を負担させる制度の改革と、古墳時代の殉死の禁止や、さまざまな合理化・簡素化が、成文法として作られていった、そんな「大化の時代」でした。
その「大化」から受け継がれてきた我が国の元号は、「令和」で248番目の元号となるそうです。
これまで、漢籍(中国古典)から取られてきた元号ですが、この令和から国書(日本古典)から引用されるようになるように思います。
そういう意味で、「令和」が改革・事始めの年になるかもしれません。
安倍首相は、新元号制定にあたっての記者会見で、「働き方改革」を述べておられましたが、どのような働き方が良いのか、いまひとつ国民には判らないのではないでしょうか。
働き方改革は、商売のやり方が変わらなければ出来ないような気がします。それには「消費者改革」が先行する必要があるように思うのです。
現在、コンビニエンスストアの24時間営業が見直されています。深夜の店員確保が難しくなってきたためでしょう。外国人の店員が居たり、今後出てきそうな「無人・ロボット化された店舗」などが、24時間営業を続けるために取り入れられております。
セブン・イレブンというコンビニは、その名が示す通り、もともと朝7時から夜11時までが営業時間だったのです。しかし契約料が高く、深夜営業もやらないと営業利益が出ないと言うことで、24時間営業が始まったわけです。
アメリカでは24時間営業はドラッグストア(薬販売店)だけだったと思います。緊急に対処する必要のある薬販売が24時間開いていることには社会的意味はあるように思いますが、日本のコンビニのように利益確保が目的での24時間営業には、あまり社会的意味は感じませんね。
そんなわけで、現在24時間営業の見直しが始まっているわけです。しかしこれには消費者の協力も必要になるでしょう。深夜になる前に買い物を済ましておくなどの協力です。
なかなか進まないレジ袋の廃止も、消費者の協力が得られない例でしょう。有料化という話もありましたが、コンビニ間の競争激化で、それが進まないわけです。(台湾のコンビニではレジ袋が有料になっていましたが、日本で出来ないのは消費者の協力が得られないからでしょう)
さらに「廃棄家電」の捨て場問題も発生しているはずです。現在は市区町村が有料で引き取る形式になって、それが定着していますが、パソコンなどはメーカーによる有料引き取りが行われています。
これらは消費者の協力が得られた例でしょうね。
ユニクロなどで、服飾もまた使い捨てに近くなってきました。つまりゴミが増えると言う訳です。まだ着られる服を捨てている消費者も多いのではないでしょうか。
新しく天皇陛下になられる「徳仁親王」は、水の研究を行っておられます。その水の中に最近話題になっている「マイクロビーズ」という微細なプラスティックのゴミが混ざっている問題です。
それは人間も含む動物の体内に入り込み、今後どのような影響が出てくるのかわからないと聞いております。
その元は環境に放置されたプラスティック。ゴミとして焼却処分されれば良いのですが、そのまま自然環境で分解されるとマイクロビーズとなって環境に残って水に分散してしまうそうです。
「耐久消費財」という言葉がありますが、これは「原則として想定耐用年数が1年以上で比較的購入価格が高いもの」という定義だそうです。
家電や家具などが該当するのでしょうが、結局最後はゴミになるわけです。そして、このゴミになることと、ゴミを減らす工夫に「消費者改革」があり、そこに「働き方改革」につながる新たな消費社会があるのではないでしょうか。
「令和」の令が命令の令に繋がることから、欧米メディアが「command」とか「order」と、権威主義的な訳をしたために、外務省があわてて「beautiful harmony」と言う訳にSなることを伝えたそうです。
「美しい調和」というのが「令和」の意味とするならば、「ゴミを減らす工夫」を最優先として、消費者改革から始めたらいかがでしょうか・・・
それまで、天皇を中心とした「直属民」や「直轄地(屯倉)」、「豪族の私地(田荘)」「私民(部民)」などがすべて廃止され、「公地公民制」が登場したのです。
つまり初めて「公(おおやけ)」という概念が言葉となり、戸籍と計帳の作成、公民に税や労役を負担させる制度の改革と、古墳時代の殉死の禁止や、さまざまな合理化・簡素化が、成文法として作られていった、そんな「大化の時代」でした。
その「大化」から受け継がれてきた我が国の元号は、「令和」で248番目の元号となるそうです。
これまで、漢籍(中国古典)から取られてきた元号ですが、この令和から国書(日本古典)から引用されるようになるように思います。
そういう意味で、「令和」が改革・事始めの年になるかもしれません。
安倍首相は、新元号制定にあたっての記者会見で、「働き方改革」を述べておられましたが、どのような働き方が良いのか、いまひとつ国民には判らないのではないでしょうか。
働き方改革は、商売のやり方が変わらなければ出来ないような気がします。それには「消費者改革」が先行する必要があるように思うのです。
現在、コンビニエンスストアの24時間営業が見直されています。深夜の店員確保が難しくなってきたためでしょう。外国人の店員が居たり、今後出てきそうな「無人・ロボット化された店舗」などが、24時間営業を続けるために取り入れられております。
セブン・イレブンというコンビニは、その名が示す通り、もともと朝7時から夜11時までが営業時間だったのです。しかし契約料が高く、深夜営業もやらないと営業利益が出ないと言うことで、24時間営業が始まったわけです。
アメリカでは24時間営業はドラッグストア(薬販売店)だけだったと思います。緊急に対処する必要のある薬販売が24時間開いていることには社会的意味はあるように思いますが、日本のコンビニのように利益確保が目的での24時間営業には、あまり社会的意味は感じませんね。
そんなわけで、現在24時間営業の見直しが始まっているわけです。しかしこれには消費者の協力も必要になるでしょう。深夜になる前に買い物を済ましておくなどの協力です。
なかなか進まないレジ袋の廃止も、消費者の協力が得られない例でしょう。有料化という話もありましたが、コンビニ間の競争激化で、それが進まないわけです。(台湾のコンビニではレジ袋が有料になっていましたが、日本で出来ないのは消費者の協力が得られないからでしょう)
さらに「廃棄家電」の捨て場問題も発生しているはずです。現在は市区町村が有料で引き取る形式になって、それが定着していますが、パソコンなどはメーカーによる有料引き取りが行われています。
これらは消費者の協力が得られた例でしょうね。
ユニクロなどで、服飾もまた使い捨てに近くなってきました。つまりゴミが増えると言う訳です。まだ着られる服を捨てている消費者も多いのではないでしょうか。
新しく天皇陛下になられる「徳仁親王」は、水の研究を行っておられます。その水の中に最近話題になっている「マイクロビーズ」という微細なプラスティックのゴミが混ざっている問題です。
それは人間も含む動物の体内に入り込み、今後どのような影響が出てくるのかわからないと聞いております。
その元は環境に放置されたプラスティック。ゴミとして焼却処分されれば良いのですが、そのまま自然環境で分解されるとマイクロビーズとなって環境に残って水に分散してしまうそうです。
「耐久消費財」という言葉がありますが、これは「原則として想定耐用年数が1年以上で比較的購入価格が高いもの」という定義だそうです。
家電や家具などが該当するのでしょうが、結局最後はゴミになるわけです。そして、このゴミになることと、ゴミを減らす工夫に「消費者改革」があり、そこに「働き方改革」につながる新たな消費社会があるのではないでしょうか。
「令和」の令が命令の令に繋がることから、欧米メディアが「command」とか「order」と、権威主義的な訳をしたために、外務省があわてて「beautiful harmony」と言う訳にSなることを伝えたそうです。
「美しい調和」というのが「令和」の意味とするならば、「ゴミを減らす工夫」を最優先として、消費者改革から始めたらいかがでしょうか・・・
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