アメリカの大統領選挙が大詰めを迎えています。討論会の後、一時はトランプ候補が劣性となりヒラリー・クリントン候補が間違いなく大統領になるだろうと噂されていました。
しかし、そこにFBIがクリントン氏のメール疑惑の調査を再開すると報じたのです。
「何でこの時期に・・」
クリントン陣営は困惑した反応を示しましたが、それよりもこのFBIの発表によって支持率が再び拮抗してきたのです。
そこにはワシントンの不正を一掃するというトランプ支持者たちの強い思いがあるようです。「エスタブリッシュメント(支配階層)」への怒りが表出しているように見えます。
ヒラリークリントン候補は、トランプ候補の支持者を「貧しく、嘆かわしい人々」と揶揄したことがありました。裕福層の驕りのような発言で、日本人である我々には、選挙でこのような発言をすること自体、アメリカのエスタブリッシュメントの意識に驚かされたものです。
裕福であろうと貧者であろうと、一票は一票ですからね。
ですからトランプ候補支持者は、着ているTシャツに「嘆かわしい人」とプリントして集会に参加していたりしているそうです。
そして「クリントン氏は、主要メディアと結託して選挙をゆがめている」という主張をしています。
「嘘つきクリントン」というスローガンはトランプ候補の主張で、「不正なクリントン氏は3万3千通ものメールを削除し、宣誓の下で議会で嘘をついた」と訴えています。
しかし、なぜFBIがこのクリントン氏のメール疑惑捜査をこの時期に再開したのでしょうか。大統領選終盤になって、このような操作再開はクリントン陣営でなくとも、日本から見ても不思議なことです。
不思議と言えば、なぜトランプ氏が共和党から立候補したのか、そこにも疑問が付きます。なぜならトランプ氏はクリントン氏と近く、莫大な政治的寄付をクリントン氏に行っていたことも判っています。
そのトランプ氏が昨年あたりから共和党からの出馬を示唆し始め、そして泡沫候補と言われながらも共和党候補者として立候補を表明したわけです。
そしてアメリカ国民の本音を、面白おかしく表現しながら、テレビ視聴者の共感を得ていったわけです。
つまりこれまで民主党も共和党も述べてきた、「綺麗ごとの建前」を「本音」の発言で叩き潰し始めたわけですね。綺麗ごとの裏にある醜いものを指し示しながら・・・
これまで漫然とおかしいとは思っていた多くの聴衆が、このトランプ候補の発言に共感を示したのは当然で、慌てた共和党のエスタブリッシュメントが、何とかトランプを引きずり降ろそうと試みましたが、トランプ氏は資金も選挙態勢も共和党にはそれほどお世話になっていません。ですから抑えどころがなかったようです。
共和党のエスタブリッシュメントの中から、「トランプ候補には投票しない」などという発言まで飛び出し、10月になって、恒例のテレビ討論会でついにトランプ氏は劣勢に立たされました。
それにしても酷い討論会でしたけどね。
こうしてクリントン候補の優位が固まったかに見えましたが、なぜかFBIがメール疑惑の操作再開を発表し、そして再びトランプ候補への支持が高まって来たわけです。
ここからは想像でしかありませんが、トランプ候補が劣性になった時、遂にトランプ氏は最後の切り札を出そうとしたのではないでしょうか・・・
トランプ氏は、かつてはクリントン氏への大口献金をしていたのですから、国務長官時代の疑惑のメールがトランプ氏にも届いていたのではないかと思うのです。
ですから、そのメールの内容がトランプ氏によって発表されると、大変に困るエスタブリッシュメントが大勢いるのではにでしょうか。
そこでトランプ氏にその発表を思い止まらせる変わりに、ヒラリークリントン氏のメール疑惑の調査をFBIが再開することで話を付けた・・・のではないかと思うのです。
ヒラリークリントン氏のメール疑惑は、最初は国務省から与えられた暗号でガードされた端末を使わず。個人の端末(スマホ)で国家機密性の高いメールを発信したと言うものでした。
しかしどうやら、クリントン氏は国務省の端末だと記録が残るので、記録が残らない私的端末でメールを送信したようです。
はたして記録が残らない必要があったメールとはどのようなメールだったのでしょうか。
そのメールがトランプ氏にも送られており、その内容はアメリカのエスタブリッシュメントが隠さなければならない内容だったとしたら・・・
どうやらこれがFBIをこの時期、再捜査に踏み切らせた理由ではないかと思うのです。
・・・アメリカ大統領選挙は来週行われます。
「何でこの時期に・・」
クリントン陣営は困惑した反応を示しましたが、それよりもこのFBIの発表によって支持率が再び拮抗してきたのです。
そこにはワシントンの不正を一掃するというトランプ支持者たちの強い思いがあるようです。「エスタブリッシュメント(支配階層)」への怒りが表出しているように見えます。
ヒラリークリントン候補は、トランプ候補の支持者を「貧しく、嘆かわしい人々」と揶揄したことがありました。裕福層の驕りのような発言で、日本人である我々には、選挙でこのような発言をすること自体、アメリカのエスタブリッシュメントの意識に驚かされたものです。
裕福であろうと貧者であろうと、一票は一票ですからね。
ですからトランプ候補支持者は、着ているTシャツに「嘆かわしい人」とプリントして集会に参加していたりしているそうです。
そして「クリントン氏は、主要メディアと結託して選挙をゆがめている」という主張をしています。
「嘘つきクリントン」というスローガンはトランプ候補の主張で、「不正なクリントン氏は3万3千通ものメールを削除し、宣誓の下で議会で嘘をついた」と訴えています。
しかし、なぜFBIがこのクリントン氏のメール疑惑捜査をこの時期に再開したのでしょうか。大統領選終盤になって、このような操作再開はクリントン陣営でなくとも、日本から見ても不思議なことです。
不思議と言えば、なぜトランプ氏が共和党から立候補したのか、そこにも疑問が付きます。なぜならトランプ氏はクリントン氏と近く、莫大な政治的寄付をクリントン氏に行っていたことも判っています。
そのトランプ氏が昨年あたりから共和党からの出馬を示唆し始め、そして泡沫候補と言われながらも共和党候補者として立候補を表明したわけです。
そしてアメリカ国民の本音を、面白おかしく表現しながら、テレビ視聴者の共感を得ていったわけです。
つまりこれまで民主党も共和党も述べてきた、「綺麗ごとの建前」を「本音」の発言で叩き潰し始めたわけですね。綺麗ごとの裏にある醜いものを指し示しながら・・・
これまで漫然とおかしいとは思っていた多くの聴衆が、このトランプ候補の発言に共感を示したのは当然で、慌てた共和党のエスタブリッシュメントが、何とかトランプを引きずり降ろそうと試みましたが、トランプ氏は資金も選挙態勢も共和党にはそれほどお世話になっていません。ですから抑えどころがなかったようです。
共和党のエスタブリッシュメントの中から、「トランプ候補には投票しない」などという発言まで飛び出し、10月になって、恒例のテレビ討論会でついにトランプ氏は劣勢に立たされました。
それにしても酷い討論会でしたけどね。
こうしてクリントン候補の優位が固まったかに見えましたが、なぜかFBIがメール疑惑の操作再開を発表し、そして再びトランプ候補への支持が高まって来たわけです。
ここからは想像でしかありませんが、トランプ候補が劣性になった時、遂にトランプ氏は最後の切り札を出そうとしたのではないでしょうか・・・
トランプ氏は、かつてはクリントン氏への大口献金をしていたのですから、国務長官時代の疑惑のメールがトランプ氏にも届いていたのではないかと思うのです。
ですから、そのメールの内容がトランプ氏によって発表されると、大変に困るエスタブリッシュメントが大勢いるのではにでしょうか。
そこでトランプ氏にその発表を思い止まらせる変わりに、ヒラリークリントン氏のメール疑惑の調査をFBIが再開することで話を付けた・・・のではないかと思うのです。
ヒラリークリントン氏のメール疑惑は、最初は国務省から与えられた暗号でガードされた端末を使わず。個人の端末(スマホ)で国家機密性の高いメールを発信したと言うものでした。
しかしどうやら、クリントン氏は国務省の端末だと記録が残るので、記録が残らない私的端末でメールを送信したようです。
はたして記録が残らない必要があったメールとはどのようなメールだったのでしょうか。
そのメールがトランプ氏にも送られており、その内容はアメリカのエスタブリッシュメントが隠さなければならない内容だったとしたら・・・
どうやらこれがFBIをこの時期、再捜査に踏み切らせた理由ではないかと思うのです。
・・・アメリカ大統領選挙は来週行われます。
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