2016年2月24日水曜日

選挙違反、告発の行方

先日行われた沖縄・宜野湾市の市長選で、翁長知事が行っていた「戸別訪問」の選挙運動の問題です。

「琉球新報・沖縄タイムスを糺す県民・国民の会」によりますと、この問題を警察に告発した男性に対し、沖縄県警から「告発を受理するか不受理にするか、について検討中」という連絡が入ったそうです。

公職選挙法では、選挙中の「戸別訪問」は禁止されております。その法律を無視して、翁長知事は支援する志村候補と一緒に戸別訪問をしていた映像が、NHKで日本全国に配信されました。
NHKがなぜこのような現職知事の脱法行為を全国に放送したのか、その理由は反対候補の応援に「小泉進次郎衆議院議員」が駆け付けたことを取材したため、選挙中と言うこともあって対立する志村候補の選挙活動も取材しただけでしょう。

ところが、その活動が脱法行為だったわけです。それを見た「ある男性」が沖縄県・宜野湾署に告発したわけです。
面白いのは、最初はこの告発を宜野湾署が預かりにしたことです。現職の知事ですから警察にとっては命令系統のトップに当たるわけで、どう処置していいのか解らなかったのでしょうね。
そして現在の「受理するか不受理にするか検討中」などというはっきりしない返答になっているのだと思います。

代表制民主主義の基本となる選挙。そこで不正が行われれば民主主義は成立しません。そのための公職選挙法です。
しかし、地方の方は人間関係が都会とはことなります。行政と近隣との区別がつきにくいわけですね。お世話になっている人の頼みなどが政治的内容よりも優先されてしまうわけです。

ある朝、郵便受けに10万円の入った封筒が入れてある。何も書いていないので誰が入れたのかわからない・・などと思うのは都会人だけで、田舎ではちゃんと誰が入れたかが判るようになっているそうです。
で、5万円と10万円では10万円の方に投票する・・などの選挙がつい最近まで当たり前だったと聞いたこともあります。

ですから沖縄当たりでは、選挙中の戸別訪問など当たり前だったのではないでしょうか。だから沖縄県警も、「ある男性」の告発を受理するかどうか検討しなければならないのでしょう。
一口に民主主義と言っても、人間関係が生活密着の地方行政ではなかなか客観的な選挙を営むのは難しいようですね。

しかし今回のこの脱法行為が沖縄だから問題なのです。牧歌的とか情緒の問題でかたずけられては困るのです。なぜなら、このような価値観の地域であることを見越して、他国の魔手が伸びてくるからです。
中共がこのような隙を突いて、謀略に出てくることは容易に想定できます。つまり沖縄は国家安全保障に一番響く地域だからです。

辺野古基地の周辺には、どこかの援助金で日本全国(主に北海道)のサヨクが入り込み、沖縄県民のような顔をして基地移転反対活動をしています。住民票を移しますから悪質ですね。
このような点を見ても、沖縄が共産主義者の巣窟に成り下がってきたようです。サヨク・イデオロギーを持つ各種団体が日本社会からの排斥を受けて、地方に残る情緒的人間関係を使って操り、日本社会の破壊に動いているように見えるからです。
そしてここに中共などが挑んでくるわけですね。何しろ相手は超限戦争を戦っているわけですから。

今回のこの告発は、翁長知事という公職にある方が公然と脱法行為をしていることが、NHKのニュースとして全国に放映されたことを証拠としております。
NHKの放送の後、それはインターネットによって拡散されましたから、多くの国民はその脱法行為の現場を見ているわけです。
つまり現行犯なのです。

現行犯を告発されて、宜野湾署が「受理か不受理か検討中」と言うのはどういうことでしょうか?
NHKに画像の「完全かつ不可逆的な消去」を頼み、うやむやにした上で世間の記憶が薄れるのを待つという戦略にしか見えません。

もしこれが逆だったらどうなったでしょうか。すなわち佐喜真淳市長の側が戸別訪問をしていて、翁長知事側が選挙カーの上で応援演説をしていたなら、沖縄2紙を始め、日本のマスコミは大騒ぎしていたのではないでしょうか。
そのようなことを想像しながら、真正保守側はもっとネットなどで訴えなければいけないように思います。

志村候補側の選挙違反は、本当はもっと酷かったようです。公示前からの支援者による演説やビラの貼り付けなどです。
そしてこれまでの選挙でも、このようなことは多くなされていたとか。

NHKによって全国に放映された翁長知事の脱法行為。告発するのは沖縄県民じゃなくても良いんですよね。だったら自民党の国会議員有志が沖縄県警本部などに告発も出来るように思うのです。
このような行為によって、沖縄の選挙における脱法行為を、いやでもマスコミがニュースショウなどで話題にせざるを得なくするような手法を使うことも考えた方が良いのではないでしょうか。「オール沖縄・選挙違反事件」などと銘打ってね。

議員などのスキャンダルにはすぐに飛びつく連中ですからね。

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