ギリシャが今、デフォルトの危機を迎えています。IMFから借りたお金が返せないわけですね。
解決策として、緊縮財政を強いるユーロに対し、その緊縮財政反対のデモが行われているようです。しかしいくらデモをやっても、借金は消えないことは確かです。
そんなギリシャにお金を貸したIMFの甘さも指摘されていますが、諸悪の根源はユーロにあるのではないでしょうか。
EUが求める緊縮財政に反対するチプラス首相支持派は、左派系市民ら数万人が参加した「緊縮反対」の集会とデモが行われたようです。
そして、緊縮反対が受け入れられない場合は、「ユーロ圏からの離脱も仕方ない」という声も出ているようです。
しかし、野党からは「現政権は、ユーロ圏から離脱することで、共産主義体制を構築しようともくろんでいる」との批判も出ていて、約2万2000人が終結したデモでは、「ギリシャは貧しい国。ユーロを必要としている」「ユーロから離脱すれば、未来はない。それだけは回避しなければならない」などと訴えていたようです。
今年2月、ユーロ側はギリシャに対し借金がデフォルトしないように回避策を6月までに作成するようにとの指示を出した訳ですが、結局何も出てきませんでした。
怒ったユーロ側は、7月1日からIMFからの金融支援を完全にストップさせました。その前からギリシャの銀行ではユーロの取り付け騒ぎが起きていて、降ろしたユーロを箪笥預金にしだしたのです。
このユーロを銀行に戻させて、替わりにギリシャのローカル通貨である「ドラクマ」を渡すということにしたようです。
ドラクマ紙幣は政府発行紙幣ですから、いくらでも刷ることが出来ます。こうしてユーロを市中から回収し、借金の返済に回させるわけです。
そのための法律、すなわち国内においてはユーロの流通を禁止する法律が出来るかどうか、そこが問題ですけどね。
当然ドラクマ紙幣はギリシャ以外では使えません。こうして実質的なギリシャのユーロ離脱を図る欧州なのです。
今後、ギリシャの公務員、あるいは年金生活者は、給与などをドラクマで受け取ることになります。そして海外に向かう場合は、そのドラクマをユーロに変えて持ち出しますから、そこには為替レートが介在することになります。
これがギリシャのユーロ離脱になるのかどうか、そこは政治的思惑が働くでしょうが、しかし国内をドラクマにすれば、実質的には誰が考えてもユーロ離脱ですね。
ユーロは通貨だけでなく、加盟国内を移動する時のビザの発行を必要としない取り決めがあります。そこがどうなるか、ギリシャ人だけがユーロ圏を移動する時はビザが必要となるかどうか、今後はそこが注目されるでしょう。
なぜなら、中共が必死にギリシャに手を伸ばしていたのは、このユーロ特権が欲しかったからです。ギリシャを窓口にして、欧州全土(ユーロ加盟国内)を蹂躙する計画を立てているからです。
新シルクロードは、いわば中共の欧州侵略の道でもありますから、ギリシャがこのユーロ特権を失えばこれまで何でギリシャ国債を買ってギリシャ経済を支えていたのか、その問題も出てくるわけです。
中共にとって、ギリシャがドラクマになっても問題はありません。欧州への輸出で稼いだユーロを持っていますから、それを持ってギリシャから欧州に入り、そのお金でドイツやフランスの土地を買いあさり、そこに中華街を作って謀略の限りを始められればいいわけです。
しかし、このユーロ特権が失われれば、ギリシャから他のユーロ加盟国に商品を移動する場合は通関手続きが必要になり、結局今までと同じになってしまいます。
中華思想に基づいた新シルクロード計画の、大きな挫折となるのではないでしょうか。
中共の経済が次第に悪化していることはご存じのとおりですが、ここにギリシャ経済の悪化も加われば、中共の世界戦略も大幅に変更しなければならなくなるでしょう。
ギリシャ問題が世界経済に与える影響はそれほど大きくはありません。ですから昨今のギリシャの混乱でも日本の株価が大きく揺す振られることはありませんでした。
しかし、中共の経済が影響を受けると、世界的に波紋が広がるでしょう。
ギリシャにとって、ドラクマの対ユーロのレートが安くなることは、輸出にとって有利なはずです。外国企業は、相対的に人件費が安くなったギリシャの国民を使って製品を作り、欧州各国へ輸出すれば利益が出ます。
こうしてギリシャ国民が働けば、ギリシャの経済は次第に良くなっていくでしょうが、これをギリシャ国民は「外国の奴隷となること」と捉えるのでしょうか。
しかしどうあっても、国民が働かなければ(生産性を上げなければ)国家が成り立たないという現実は絶対に変わることはありません。
そんなギリシャにお金を貸したIMFの甘さも指摘されていますが、諸悪の根源はユーロにあるのではないでしょうか。
EUが求める緊縮財政に反対するチプラス首相支持派は、左派系市民ら数万人が参加した「緊縮反対」の集会とデモが行われたようです。
そして、緊縮反対が受け入れられない場合は、「ユーロ圏からの離脱も仕方ない」という声も出ているようです。
しかし、野党からは「現政権は、ユーロ圏から離脱することで、共産主義体制を構築しようともくろんでいる」との批判も出ていて、約2万2000人が終結したデモでは、「ギリシャは貧しい国。ユーロを必要としている」「ユーロから離脱すれば、未来はない。それだけは回避しなければならない」などと訴えていたようです。
今年2月、ユーロ側はギリシャに対し借金がデフォルトしないように回避策を6月までに作成するようにとの指示を出した訳ですが、結局何も出てきませんでした。
怒ったユーロ側は、7月1日からIMFからの金融支援を完全にストップさせました。その前からギリシャの銀行ではユーロの取り付け騒ぎが起きていて、降ろしたユーロを箪笥預金にしだしたのです。
このユーロを銀行に戻させて、替わりにギリシャのローカル通貨である「ドラクマ」を渡すということにしたようです。
ドラクマ紙幣は政府発行紙幣ですから、いくらでも刷ることが出来ます。こうしてユーロを市中から回収し、借金の返済に回させるわけです。
そのための法律、すなわち国内においてはユーロの流通を禁止する法律が出来るかどうか、そこが問題ですけどね。
当然ドラクマ紙幣はギリシャ以外では使えません。こうして実質的なギリシャのユーロ離脱を図る欧州なのです。
今後、ギリシャの公務員、あるいは年金生活者は、給与などをドラクマで受け取ることになります。そして海外に向かう場合は、そのドラクマをユーロに変えて持ち出しますから、そこには為替レートが介在することになります。
これがギリシャのユーロ離脱になるのかどうか、そこは政治的思惑が働くでしょうが、しかし国内をドラクマにすれば、実質的には誰が考えてもユーロ離脱ですね。
ユーロは通貨だけでなく、加盟国内を移動する時のビザの発行を必要としない取り決めがあります。そこがどうなるか、ギリシャ人だけがユーロ圏を移動する時はビザが必要となるかどうか、今後はそこが注目されるでしょう。
なぜなら、中共が必死にギリシャに手を伸ばしていたのは、このユーロ特権が欲しかったからです。ギリシャを窓口にして、欧州全土(ユーロ加盟国内)を蹂躙する計画を立てているからです。
新シルクロードは、いわば中共の欧州侵略の道でもありますから、ギリシャがこのユーロ特権を失えばこれまで何でギリシャ国債を買ってギリシャ経済を支えていたのか、その問題も出てくるわけです。
中共にとって、ギリシャがドラクマになっても問題はありません。欧州への輸出で稼いだユーロを持っていますから、それを持ってギリシャから欧州に入り、そのお金でドイツやフランスの土地を買いあさり、そこに中華街を作って謀略の限りを始められればいいわけです。
しかし、このユーロ特権が失われれば、ギリシャから他のユーロ加盟国に商品を移動する場合は通関手続きが必要になり、結局今までと同じになってしまいます。
中華思想に基づいた新シルクロード計画の、大きな挫折となるのではないでしょうか。
中共の経済が次第に悪化していることはご存じのとおりですが、ここにギリシャ経済の悪化も加われば、中共の世界戦略も大幅に変更しなければならなくなるでしょう。
ギリシャ問題が世界経済に与える影響はそれほど大きくはありません。ですから昨今のギリシャの混乱でも日本の株価が大きく揺す振られることはありませんでした。
しかし、中共の経済が影響を受けると、世界的に波紋が広がるでしょう。
ギリシャにとって、ドラクマの対ユーロのレートが安くなることは、輸出にとって有利なはずです。外国企業は、相対的に人件費が安くなったギリシャの国民を使って製品を作り、欧州各国へ輸出すれば利益が出ます。
こうしてギリシャ国民が働けば、ギリシャの経済は次第に良くなっていくでしょうが、これをギリシャ国民は「外国の奴隷となること」と捉えるのでしょうか。
しかしどうあっても、国民が働かなければ(生産性を上げなければ)国家が成り立たないという現実は絶対に変わることはありません。
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