2012年12月6日木曜日

サヨクの狙い、脱原発・卒原発、そして安全保障議論をさせないこと


選挙に突入してから、左翼・マスコミの放送が次第に「脱原発」の話に置き換わっているような気がします。
3・11の被災以降、日本国民は「放射能」という難解な物質の拡散に、わけもわからず恐怖を感じているようでした。
そこにつけ込むマスコミの陰謀。「よくもまあここまで言うなあ」と思うほど、現実から遊離した危機を煽っています。

その最後が「未来の党」という反原発集団。「反原発」ですと有権者には「原発は必要かも?」との声もありますので、少しトーンを下げて「卒原発」などと、へんな言葉を造り出しました。
ようするに、選挙で「日本の安全保障」にかかわる議論をさせないのが主たる目的で、実際は原発などどうでもいいはずです。

「未来の党」の語りの中に、エネルギー政策などは微塵も出てきません。たとえ再生可能エネルギーの話が出たとしても、発電量とコストなどの話は全く拒絶し、詐欺的な煽りで国民を惑わせる、いわよる「洗脳商法」に近いアプローチをしております。

この党首は「嘉田由紀子元滋賀県知事。
滋賀県と言えば、昨年10月、滋賀県大津市の市立中学2年の男子生徒がいじめを苦に自殺した問題が発生したところ。
このいじめ事件はまだ解決しておりません。むしろさらに陰険になって、ネット上に加害者とされる生徒の実名や顔写真、自宅住所まで公開されるようになったこともありました。
このような問題が発生している県の知事さんが、国政選挙に出るのであれば、「いじめ問題の抜本的解決を、身を捨てて国政に出て、その糸口を探す」と言うのであれば立候補を認めることも出来るでしょうが、「原発反対」で踊らされて出てくるのでは困りますね。

こうしてサヨクが反原発を声高に叫ぶのは、中共の尖閣侵略を目の当たりに見た国民が、本気で「安全保障問題」を語り出したら困るからではないでしょうか?
今回の選挙は、あきらかに今後の日本の「安全保障問題」が問われる選挙です。
思考停止型平和主義で来たサヨクのグループにとっては、この日本が普通の国に戻ろうとする選挙を、何としても阻止したいのでしょう。

そのための「大義」が、もうすべて使ってしまって無いのです。「子供たちを戦場へ行かせない」とか「軍隊は人殺しの集団だ」などというセリフの欺瞞は、もう日本国民の知るところとなり、「反米」もほとんど効果がない時代です。
そこにあったのが「反原発」だったのでしょうね。だから、これを使ってなんとか日本の国民が「日本の安全保障を考える」ことを阻止しようと言うわけです。

このような動きを察知してか、安倍総裁は、政策を次の3つにまとめてきました。

1.3年前のとは次元の違う経済政策でデフレから脱却する。
2.民主党政権の外交敗北を修復する。
3.これからの10年間で将来のエネルギーのベストミックスを考える。

としていますが、3番目は、このようなサヨクの反原発大合唱に対抗するためのもの。見事に「安全保障」問題が消えています。
もちろん、安倍総裁の政権には「憲法改正」と「自衛隊の国防軍への改名」が入っていることは間違いないでしょう。しかし「公明党との連立」はまだ解消するわけには行きませんから、「じっと我慢の子」に徹しているようです。

あくまでも選挙結果がどう出るか、圧倒的に自民党が勝てば連立の必要が無くなりますから、国防軍の創設は可能になります。憲法改正も「維新の会」と協力すれば第96条の変更までは可能になります。
そこまで議席を伸ばせるかどうか、それまではじっと我慢なのでしょうね。

衆議院選挙が終わって自民党が政権与党になっても、過半数が取れなければ公明党と組むしかありません。自民党が公明党から脱却できるかどうかが、今回の選挙とも言えます。
そして、その後の半年間は参議院とねじれ状態が続きますから、いずれにしても苦しい政権運営を余儀なくされるでしょう。

来年の半年間。中共はなんとしても尖閣を取りに来るでしょう。もしそれをアメリカ軍が追い返したなら、もう日本は真の独立国家ではなくなります。
今度の与党の半年は、軍事的にも最大の危機を乗り越えなければならない政権なのです。

安倍総裁には、やはり頑張ってもらいたいですね。命がけで・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿