2012年12月19日水曜日

組閣、そして公約の実施へ・・・


圧勝した安倍内閣総理大臣。単独294議席の勝利は、もう誰に文句を言われる筋合いはありません。
しかもやるべきことは具体的であり、公約として、その発言が繰り返されてきたことです。国民の全てがそれを知っていて、ゆえに圧勝した政権なのです。
やるべきことは明確で、やらなければ国民から見放され、国家が危機にさらされることも明白です。

脱原発を掲げて選挙に打って出た方々も、これほど見事に国民から「ノー」を突きつけられたのですから、原発再稼動の邪魔はしないことが肝要でしょう。
ドイツのマスコミが原発再開の日本に懸念を表明しているようですが、そのドイツ国民は今後高くなっていく電力料金を意識しながら、日本を見て原発への考え方を変え始めるかも知れません。

中韓を除く、他の国のマスコミは日中間の軍事対立を報道しています。アメリカはすでに日中軍事衝突になった場合は安保条約によって日本を支援すると述べました。
アメリカ民主党にはよく判っていないようですが、アメリカ軍部はこの問題を良く理解しているようです。

経済の方は、もうすでに円安と株高が始まっています。市場は、安倍・自民党の政策を織り込んで動き出しました。もう後戻りは出来ないということ。もし戻れば失望感が出て日本経済は相当の打撃を受けてしまいそうです。

世界のマスコミの評論も、金融市場の反応も、すべて、これまでの選挙と違って、安倍・自民の公約がはっきりしていたから出てくる反応です。
第二次安倍内閣。もうやることは決まっています。あとはどのような体制でいかにすばやく進めていくか、それをやりやすくするための294議席は、有権者の「命令」と受け取って欲しいものです。
そしてそれを安倍首相は十分理解しています。

圧勝の翌日から、「石破幹事長続投」が決められ、「高村正彦副総裁続投」「麻生太郎元首相を財務大臣に」、そして「官房長官には菅義偉幹事長代行」など、着々と体制固めが行われています。
参議院のねじれを意識した公明党との連立協議も始まります。一瞬の休みも無く、第二次安倍内閣は動き出しました。

来月はアメリカでの首脳会談に臨むそうですし、それを持って中共への交渉に赴き、習近平総書記との会談を2月には行うかも知れません。
この間、麻生財務大臣は、民主党の「悪意ある政治」の被害を調べ、経済再建の戦略を練らねばならないでしょう。
公共投資と言っても、どこから始めるか、効果測定をどうやるか・・など、デフレ脱却の後に悪性インフレにならないようにしなければなりません。
日銀人事も頭の痛いところでしょう。安倍首相の判断を前倒しにして、日銀総裁を早く決め、4月の就任後すぐさま政府と連動して動けるようにしておく必要があります。情報がリークされると、先に市場が反応しますから、慎重に行わなければなりません。
しかし、リークによって景気回復を先行させることもあるかも知れませんね。

防衛大臣は誰でしょうか? 私は「小泉進次郎議員」が良いように思いますが、まだ若すぎるでしょうか?
平成20年の小泉純一郎氏が政界を引退し、その後を引き継いだ政治家で、実績は4年です。しかし、このような若手を起用しないと、若返った自民党というイメージは出てきません。
自衛隊が国防軍に変わるときです。しかも、場合によっては、我が国兵士を死地に向かわせる命令を発しなければならないかも知れません。東シナ海の情勢は、いつ爆発してもおかしくない情勢です。
若干31歳の政治家には荷が重すぎるでしょうか?
政治家として、もっとも辛い経験をすることで、やっと本物の政治家が育つのでは? それなら若い方が良いように思うのですけど。小泉議員は、その重圧に耐えられる人物と見えたのですが。

3年半に渡った民主党の「政治ごっこ」は終わったのです。国家再建を急がなくてはなりません。日本周辺には中共とロシアが迫っていますし、韓国も牙をむいています。
公共投資をサボった結果、道路や橋もがたがた。国民に迫る死の危機はあらゆる方向に及んでいます。
この3年半で14万人の日本国民を虐殺(自殺者)した白川日銀総裁は、まだぬくぬくと天下り先を探しているようですけど。

民主党の落選議員「田中真紀子氏」が、敗因は「(野田首相の)独りよがりで周りの意見を聴かず、他人の土俵に乗ってしまった」からだと言っております。自分が敗因の原因の一つであったことなど、気にもかけておりません。こういう厚顔無恥な議員たちが、民主党を壊滅的惨敗に導いたと言ってもよいのではないでしょうか?

少なくとも、野田首相が行った「たった一つの国家への貢献」が、この「解散」だったように、私には思えてならないのですが・・・

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