今年は色々なことがありました。台湾の総統選挙から始まって、フランスの大統領選挙、中共の主席入れ替え、そしてアメリカの大統領選挙と、めまぐるしく変わる世界の指導者達でした。
我が国は来年も、あの無政府状態のような民主党政権が続くのかと暗い思いでいましたところ、最初に自民党の総裁が谷垣氏から安倍氏に変わったのです。
そして次に行き詰った民主党が、何も真を問う政策もないまま、突然の解散。まるで「靖国の英霊たち」に導かれるように、安倍・自民党の圧勝となり、政権交代が起こり、そして「経済の立て直し」から「憲法の改正」までを政策スケジュールに入れた安倍政権が誕生しました。たった1ヶ月、御霊の先導としか思えません。
安倍新政権が唐突に誕生すると、世界の目が日本に向けられます。もちろんその裏には、「困った国家」の中共が居るわけです。ピッタリのタイミング。
安倍政権の経済立て直しは、国債を追加発行して、公共投資などを積極的に行うという政策。あっという間に円安が始まり、円安になれば復活する日本の企業の株価が上がってきました。
今年最後の土壇場で、来年の明るい日本が見えてきたのです。国民のマスコミ批判と左翼の衰退は、国民の中に溜まりに溜まったマグマの噴出だったのでしょうか?
焦ったのは中共。日本のマスコミの安倍政権批判は、ほとんど中共の声として聞いた方がいいのではないでしょうか?
そのマスコミの頼りなさを知ってか、中共政府も盛んに日本に対し「罵詈雑言」を浴びせてきます。
「尖閣は中共の領土だから、中共の法律に従え!」とか「日本はまた戦争をする気か」など、わりと支離滅裂で一貫性のない表現が多いようです。
尖閣諸島の我が国領海に飛行機を飛ばしてみて、航空自衛隊がスクランブルをかけると、「中共の軍隊は厳しく監視し、高度な警戒を維持している」などと言ったり、「共同監視で日や時間を分けて日本と監視しよう」などと、油田開発ですでに使った騙しの手をもう一度持ち出したりしています。
安倍政権が「河野談話の見直し」と言えば、「日本は第二次世界大戦のあとの国際社会の取り決めを再度受け入れろ」などと、連合軍のことなど考えずに言い出したりしております。
何を言っても世界は中共になびかず、日本の安倍政権も、とりあえず無視して今後の基盤作りを行っています。
どうにもならない中共、ついに「日本アニメは文化侵略だ」などと言い出す始末。
日本企業が中共から離れてしまうと、中共経済が瓦解し始める可能性も大きく、何やら「剣豪集団」とかいう中共の経済団体が「日本は中共の“巨大市場”を欧米へ明け渡すのか」などと言い出しました。
その市場とは、「幻の中共市場」というものですね・・・
日本には「せっかく経済や技術の支援をしても、中共はそれを悪意に受け取っている」という感情があります。中共の軍拡とか尖閣諸島の対応を見てそう思うわけですが、もはや「戻れないところまで来てしまった」という日本人的感覚、それすら判らない中共のようです。
安倍政権の政策は明快です。「日本の経済を立て直し、軍隊を持てる普通の国家にしよう」というだけのもの。それが中共には「右傾化」、そして「軍国主義化」に見えるようですね。中華の属国にならない限り、それは敵国・・・中華思想という選民思想そのものです。そういう意味で、日本は聖徳太子の時代から「中華の敵」なのですよ。(日本は中華の敵。中華は世界の敵)
さて、組閣も済んで活動を始めた第二次安倍政権。どうやら正月休みを返上で頑張るつもりのようですね。
アベノミクスは、デフレ脱却の切り札になるのでしょうか?
円安が始まりましたが、円安は良いことだけではありません。輸入に頼っている「石油」と「小麦」の値上がりは必然でしょう。もっとも石油製品のガソリンなどは、税の上乗せが大きく、さらにその税金に消費税がかかっているという、税金に税金を掛けた商品です。その税部分の縮小で値上がりを吸収することは可能ではないでしょうか?
「小麦」の値上がりについては、「小麦は高いから国産の米を食べよう」などと宣伝しましょう。商魂たくましい小麦の商人たちは、きっとどうにかするでしょう。
インフレ傾向で一番心配なのは、年金生活者です。現役世代は、苦しくても待っていれば給与が上がるでしょう。しかし年金は金額で確定していますから大変です。しかし、年金の上乗せだけはやめましょう。
緊急処置として、毎月ポイントを与え、その月だけの購入には使えるようにして、このポイントを貯めることだけ出来ないようにするのはいかがでしょうか・・・
民主党がやってしまった各法律の切り崩しが始まっています。朝鮮学校の高校授業料無償化中止を下村文科相が表明しましたし、現行防衛大綱の基本コンセプト「動的防衛力」について、「防衛態勢強化に直結すると、すっと胸に下りる感じではない。検討したい」とする小野寺防衛相。
どんどん日本を取り戻して欲しいですね。