社民党の福島瑞穂党首が、「解散は首相のクーデターだ。社会保障改革も解散の時期も民主、自民、公明3党による談合で国民不在だ」、などと叫んでおりました。
サヨクから見ればその通りでしょう。
しかし、ここで「国民不在だ」などと言わないでもらいたいものですね。国民はずいぶん前から、民主党政権に愛想を尽かしています。
ですから野田首相は、国民の声を聴いただけです。
民主当になってから、ずいぶんと事件が起きています。すべて最初の首相が「日本列島は日本人だけのものではない」などと公言してしまったため、韓国、ロシア、中共とすべての場で領土問題が噴出してしまいました。
日本に軍隊がないことが、どのくらい不安なことなのか・・・それについても国民は理解しました。そしてアメリカに頼るだけでは危ないことも理解させられました。
その結果、社民党の言っているような「反戦平和」などはありえないことも理解できました。
これまで、社会党やら社民党やらに騙されていたことも解ったはずです。すなわち、これで日本のサヨクはほとんど活動が出来なくなるはずです。
その最後の締めを、野田首相が解散という形で行っただけですね。そうとしか見えません。
竹島で、尖閣で、事件が起きていた時、社民党は何もしませんでした。自分たちの想定外のことが起きてしまって、フリーズ状態にあったのでしょうね。
それも国民はしっかりと見ていました。この総選挙で結果が出てくるのではないでしょうか?
民主党の瓦解も始まっています。むりやりくっつけた巨大政党。約3年半で予想されたとおりの結果でした。
この民主党のお粗末は、社会主義国家すべてが持っているものかも知れません。
サヨクの衰退とともに、日本は安倍総裁に繋がる「真正保守」と、石原慎太郎元都知事に繋がる「戦後保守」の対立になるようです。(石原慎太郎氏はそうは思っていないでしょうけど)
「真正保守」とは、戦前の日本を見直し、日本人本来の姿を再構築しようという流れです。
対する「戦後保守」とは、敗戦後に日本を近代化し、技術立国を成し遂げてきた日本、その日本に戻ろうとする流れでしょう。
ですから、ともに憲法改正は「是」としますが、方向が若干異なるはずです。
天皇陛下に対する態度、靖国神社への参拝、そこに違いが表れてくるはずです。どちらが良いかは「国民の選択」とするところですが、この意見対立で、再びサヨクに付け込まれないように注意する必要があるのではないでしょうか?
「戦後保守」には、官僚の多くが賛成するはずです。敗戦のどん底から、今日の繁栄を築いた原動力は、戦後頑張った「官僚組織」だった・・と考えていますからね。
そして官僚の中の官僚組織は、あの「財務省(元大蔵省)」と言うわけです。もちろん財界も戦後保守ということです。
現在、その財務省の後ろには、アメリカが付いています。付いているというよりも、共同して日本経済の行く末を決めているようです。
これこそが、戦後日本の体質の根底にあるもの。中共を使ってアメリカを牽制し、中立に持っていこうとする、田中角栄氏の画策から始まった流れも、この解散ですべてが終焉しました。「鳩山由紀夫氏」や「菅直人氏」がいなければ、もう少しましだったような気もいたしますけど。
この財務省が守る戦後保守に、「真性保守」と言われるグループがどのように挑んでいくか、それは「真性保守とは何か」をいかに上手にアピールするかがポイントになるでしょう。
明治維新から大東亜戦争までは、明治の政治が良しとされてきたようですが、現在と比べればそれほど良くはなかったのではないでしょうか?
ずば抜けた政治家やら、日本を近代化させた偉人たちは居りますが、現在の方が多角的に優れているように思います。
情報技術などの進歩がありますので、そう簡単に比較は出来ませんけど・・・
そして、もはや明治以降の国家目標は達成されています。今度は次の国家目標を確立させなければなりません。明治の時は外国にモデルがあり、戦後はアメリカ人の生活が目標でした。
すべて達成した現在、次の目標になるモデルは、もうどこにもないのです。
流れとしては「真性保守」がリーダーシップを取るべきでしょうが、さて、どうやって次の目標を示唆するのか・・・期待とともに恐ろしくもありますね。
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