2012年9月1日土曜日

拉致被害者、横田めぐみさんの生存情報


2002年9月17日、外務省飯倉公館の一室で、横田めぐみさんの父、滋さんと母、早紀江さん)らを迎えた植竹繁雄外務副大臣は、「まことに申し上げにくいことですが、娘さんは亡くなっています」と語ったと言います。
死亡したのは1994年4月で、精神状態を治療するため、平壌市49号予防院に入院した後、院内を散歩中に近くの松の木で首をつって自殺したというのが北朝鮮側の説明でした。

それから10年、めぐみさんは、拉致事件のシンボルとなりました。
不自然な死亡診断書、偽の遺骨、夫と言われる男性の歯切れの悪い会見などが続き、めぐみさんの娘という女性も現れました。
しかし、これらはある筋書きを持って進展してきたのではないかと思われます。来あっ朝鮮を貶めないという・・・

金正日総書記が亡くなって、めぐみさんの真実が判らないまま闇に葬り去られるのか・・・と思っていましたら、ここにきて信憑性のある情報が入ってきたということです。
2001年に生きていたと言う情報が複数の筋から入ってきたとか。その信憑性はあるのでしょうか?

ソウル五輪を失敗させるという目的で、大韓航空機を爆破させた金賢姫元工作員は、来日した時横田さんのご両親に「八重子さんとめぐみさんはきっと生きています。でも2人が出てくるのは一番あとになるでしょう」となぞの様な言葉を掛けていました。
金賢姫元工作員は、現在も北朝鮮の反体制派とつながっているのかも知れません。

どうやらそれが真実である可能性が高くなってきたようですね。
「2人が一番あとになる」と言うのは、「めぐみさんと八重子さんは大韓機事件という秘密を知っていることと、さらに別の秘密も知ってしまった」から帰国できない・・・ということです。

さて、この大韓航空機爆破事件の主犯が金正日氏であることは間違いないでしょうが、今後、金正恩氏がこのことを公表するかどうかが問題です。
金正恩氏は、金正日氏の行ってきた「先軍政治」を見直し、「経済先行」を言い出しています。彼と言うより、彼の取り巻きが言い出したのでしょう。
まだその変化がよく読めないのは、政権としてはまだ脆弱だからではないでしょうか?

軍の要人で、金正日時代に権力を持っていた邪魔者を粛清しているようです。これが本当に「経済先行」を実現するための前哨戦であるならば、経済再建には日本がどうしても必要になるはずです。
日本を懐柔するには、拉致被害者の帰国がもっとも手っ取り早い方法、特に「めぐみさん」の帰国は、それだけで日本が北朝鮮になびくことは間違いありません。
そして、その「めぐみさん」が、今ピョンヤンで生活しているとしたら・・・

問題は故・金正日氏をどうするかです。もう死んでしまった権力者。しかもその取り巻きは粛清できる立場となった金正恩氏。
日本の経済協力は必要だが、北朝鮮を犯罪国家にして貶めることは、いくら何でも出来ないでしょう。日本のサヨク政治家とは違いますからね。

どういう筋書きが書けるのでしょうか・・・?
「あの時代において、先軍政治は間違っていなかった。我々北朝鮮の人民は、アメリカ資本の奴隷になることは出来なかったからだ。
執拗なアメリカ資本が、自由と民主主義とハイテクの軍隊を引き連れて南朝鮮を蹂躙し、我が国に迫ってきていた。父はそれと対峙し、先軍政治を貫いた。
しかし、今や我が国は核兵器を持つことに成功した。もはやアメリカ資本とて簡単には我が国を蹂躙することは出来なくなった。
我々は自信を持って先軍政治から経済先行の政治へ切り替えることが出来る。」
と言うような演説がなされ、「もう先軍政治の抑圧は取り除こう」として、拉致被害者の帰国を進め、日本との関係改善を求めるのではないでしょうか?

拉致被害者が、帰国してさまざまな秘密情報を漏らしても、「先軍政治の弊害もあった」として片付けられ、しかも「あの時代には正しかった」と述べるに留めるわけです。

こうして北朝鮮の日本接近が始まると、問題は韓国の方になってくるのですよ。(ちょうど南ベトナムが北ベトナムに負けたように・・)
もしかしたら、韓国大統領のご乱心は、このような動きを察知してのことかも知れませんね・・・
拉致奪還、うまくいくことを祈ります。

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