野田政権が財務省の謀略をそのまま法案にしたとも思われる「増税法案」が衆議院を可決したのが3月8日の午後6時頃でした。
そして今週から参議院の論戦に入ります。
衆議院は与党民主党が多数を占める、いわば機能しない国会です。解散総選挙をしない限り、この不毛の議会は国会らしさを失ったままでしょう。
しかし、参議院は違います。選挙の失敗に気が付いた国民の反発で野党が優勢になっています。
この「増税法案」がどうなるのか、我々は息を呑んで見守るしかありません。
2014年から段階的に引き上げるという消費増税。先ず8%、そして2015年には10%と、国民生活を追い詰める政策。狙いは国民の膨大な預金にあるようです。
国民の預金を取り上げる方法は2つ。ひとつは増税により無理やり取り上げる方法。そしてもうひとつは通貨発行量を増やして貨幣価値を下げてしまう方法。
現在はデフレ真っ只中ですから、後者のやり方が正論となります。
しかし財務省は、「これ以上借金を増やすわけにはいかない」キャンペーンを展開。家計簿と国家財政を比較して「大変な事態だ!」と煽るわけです。
国家財政と家計簿を同じ次元において煽ります。国家財政には通貨発行権が内包されていることを忘れたかのように。
もちろん、国家財政も無尽蔵に発行できるわけではありません。デフレギャップというインディケーターがありますから、その範囲内で可能というわけです。借金の金額などは関係ないわけですね。
財務省から見れば、「1000兆円の借り入れの返済と金利で、国家財政が破綻しそうだ」と見え「救済には増税しかない」ように見えるでしょう。しかし現実には増税をしても税収は上がらない(不景気がさらに深刻になるから)ため、3年後にはもっと苦しくなるわけです。そんなことはすでに判っている事象。
それでもやるのは、民主党が日本の社会主義化を標榜するからでしょうか?
だから増税を阻止し、300兆円程度の財政出動をしなければならないわけです。
そこで・・・
参議院の自民党議員は血気盛んに、野田政権を追い詰めるとはりきっております。
参議では民主党は少数。野党の方が優勢な状態です。参議院選挙で小沢一郎議員が盛んに言っていた「参議院で負ければ法案は通らないんだぞ!」が実現しているからねじれ国会などですね。
自民党の脇雅史国対委員長などは、閣僚の「一人一殺」戦法を取るなどと話し、「問題閣僚を根こそぎなぎ倒し、野田佳彦首相に致命傷を負わせてやる」などと言っています。
同じく山本一太予算委筆頭理事は、“資質”に疑問符が付く田中直紀防衛相を徹底攻撃するそうですし、世耕弘成参院国対委員長代理は、党首討論前に競馬サイトを閲覧していた小川敏夫法相を追い詰める予定だそうです。
そして宮沢洋一参院政審会長代理は、社会保障と税の一体改革を含む税財政について、安住淳財務相と小宮山洋子厚労相を、財政の常識を持って締め上げると申しております。
さらに自民党・西田昌司議員と森雅子議員は、なにやら新しい「爆弾」を持って挑むとか。
野田政権は、さかんに元財務大臣でまだ財務省の洗脳が効いている谷垣総裁に秋波を送り、増税法案の通過に自民党が賛成してくれたら、そのあと解散する・・・などと話し合っているようですが、そんな総裁の言うことなど、聞く耳を持たない議員が多いのが自民党参議院。
このような質問をタタミ上げて、24年度予算案が自然成立する4月6日前後に首相の問責決議案提出を目論んでいるとのこと。
もしこの時点で小沢議員の判決が無罪となっていれば、民主党の小沢派閥は問責決議に賛同するかも知れません。
そして、問責決議案が可決成立すれば、野田首相は内閣総辞職か、衆院解散を行うしかないわけで、いずれにせよ消費税増税関連法案の成立は阻止できるとの読みがあります。
野田首相は、内閣総辞職をすることで増税法案をあきらめるのか、それとも増税を訴えて解散総選挙に挑むのか、そういう決断になるでしょう。
何としてでも、この時点での増税だけは阻止して欲しいものですね。
衆議院は与党民主党が多数を占める、いわば機能しない国会です。解散総選挙をしない限り、この不毛の議会は国会らしさを失ったままでしょう。
しかし、参議院は違います。選挙の失敗に気が付いた国民の反発で野党が優勢になっています。
この「増税法案」がどうなるのか、我々は息を呑んで見守るしかありません。
2014年から段階的に引き上げるという消費増税。先ず8%、そして2015年には10%と、国民生活を追い詰める政策。狙いは国民の膨大な預金にあるようです。
国民の預金を取り上げる方法は2つ。ひとつは増税により無理やり取り上げる方法。そしてもうひとつは通貨発行量を増やして貨幣価値を下げてしまう方法。
現在はデフレ真っ只中ですから、後者のやり方が正論となります。
しかし財務省は、「これ以上借金を増やすわけにはいかない」キャンペーンを展開。家計簿と国家財政を比較して「大変な事態だ!」と煽るわけです。
国家財政と家計簿を同じ次元において煽ります。国家財政には通貨発行権が内包されていることを忘れたかのように。
もちろん、国家財政も無尽蔵に発行できるわけではありません。デフレギャップというインディケーターがありますから、その範囲内で可能というわけです。借金の金額などは関係ないわけですね。
財務省から見れば、「1000兆円の借り入れの返済と金利で、国家財政が破綻しそうだ」と見え「救済には増税しかない」ように見えるでしょう。しかし現実には増税をしても税収は上がらない(不景気がさらに深刻になるから)ため、3年後にはもっと苦しくなるわけです。そんなことはすでに判っている事象。
それでもやるのは、民主党が日本の社会主義化を標榜するからでしょうか?
だから増税を阻止し、300兆円程度の財政出動をしなければならないわけです。
そこで・・・
参議院の自民党議員は血気盛んに、野田政権を追い詰めるとはりきっております。
参議では民主党は少数。野党の方が優勢な状態です。参議院選挙で小沢一郎議員が盛んに言っていた「参議院で負ければ法案は通らないんだぞ!」が実現しているからねじれ国会などですね。
自民党の脇雅史国対委員長などは、閣僚の「一人一殺」戦法を取るなどと話し、「問題閣僚を根こそぎなぎ倒し、野田佳彦首相に致命傷を負わせてやる」などと言っています。
同じく山本一太予算委筆頭理事は、“資質”に疑問符が付く田中直紀防衛相を徹底攻撃するそうですし、世耕弘成参院国対委員長代理は、党首討論前に競馬サイトを閲覧していた小川敏夫法相を追い詰める予定だそうです。
そして宮沢洋一参院政審会長代理は、社会保障と税の一体改革を含む税財政について、安住淳財務相と小宮山洋子厚労相を、財政の常識を持って締め上げると申しております。
さらに自民党・西田昌司議員と森雅子議員は、なにやら新しい「爆弾」を持って挑むとか。
野田政権は、さかんに元財務大臣でまだ財務省の洗脳が効いている谷垣総裁に秋波を送り、増税法案の通過に自民党が賛成してくれたら、そのあと解散する・・・などと話し合っているようですが、そんな総裁の言うことなど、聞く耳を持たない議員が多いのが自民党参議院。
このような質問をタタミ上げて、24年度予算案が自然成立する4月6日前後に首相の問責決議案提出を目論んでいるとのこと。
もしこの時点で小沢議員の判決が無罪となっていれば、民主党の小沢派閥は問責決議に賛同するかも知れません。
そして、問責決議案が可決成立すれば、野田首相は内閣総辞職か、衆院解散を行うしかないわけで、いずれにせよ消費税増税関連法案の成立は阻止できるとの読みがあります。
野田首相は、内閣総辞職をすることで増税法案をあきらめるのか、それとも増税を訴えて解散総選挙に挑むのか、そういう決断になるでしょう。
何としてでも、この時点での増税だけは阻止して欲しいものですね。
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