2011年9月23日金曜日

日米同盟に参加したいロシア?

2011年9月8日、ロシア空軍の爆撃機が日本列島外郭を一周しました。日本政府はロシアは侵犯していないなどとまったくのん気なものですが、明らかに野田政権を確認する行為だったようです。

この件につきまして、軍事評論家の鍛冶俊樹氏がメールマガジンで述べている次の3点のことが要点を突いているようです。

1.ロシア軍機は北朝鮮の方角からやってきて、沖縄を迂回するように列島の領空ぎりぎりを周回した。すでに北朝鮮とはガス・パイプラインの敷設で合意しており、そのパイプは韓国の市場をターゲットにしている。明らかに中共を意識した政策である。
2.この時、中共の偵察機が日本領空を侵犯しながら飛来しているが、どうもこれはロシア軍機に対して出動してきたようだ。
3.今年の8月31日、ロシア海軍は日米と合同訓練を示唆してきた。日米の軍にとっては寝耳に水の話で、相手にはしなかったが、今回のロシア軍機の日本周辺一周という行為に米軍が何も反応を示さなかったことで、米露には何らかの秘密協定が出来ているようだ。

以上のことを総括しますと、ロシアは中共の傍若無人な振る舞いに対して、日米同盟と協調して作戦を動かしたいようですね。
鍛冶氏が言われるように、ロシアは北朝鮮へのパイプライン敷設で北朝鮮がロシアの側に入っていること、そして韓国までパイプラインを通すことでアメリカとも共同できること、そして日本を一周したことで、中共が日本に手を出せばロシアも黙ってはいないこと・・などをアピールしているようです。

中共がうまく行ったのは、日本から技術をただ同然で導入したからであり、その手法をロシアも使いたいだけなのかも知れませんね。
そのためには日本には絶対に軍備をさせたくはない。日本国民はロシアのもの・・・という意思表示とも思えませんか?

日露間には北方領土という難問があって、それが日本国民を嫌ロシアにしている原因となっていることは間違いありません。
そこで北方領土に開発の楔を打ち込み諦めさせること。菅前首相は明確な講義も意思も示せませんでしたから、もう一息と思っているのでしょう。野田政権も口先ばかりで保守の実行は伴っておりません。

尖閣列島に中共軍が押し寄せてきても日本政府は何の対応も出来ないだろうから、そのあとすぐに沖縄、九州とくるだろう。その時がロシアの出番で、そこで日本に恩を売ればその後の交渉はしやすくなる・・・などと考えたとしても、どちらかと言えば常識的戦略ではないでしょうか。

日本はこれまではアメリカの支配下が明確でした。ですから迂闊に手は出せなかっただけ。
なにしろアメリカはずっと戦争をしていましたからね。
しかし、そのアメリカにも陰りが見え、そこに鳩山、菅と続いたサヨク政権。当然ロシアと中共が日本国民を取り合ってけん制し合うのは当然。

このロシアに対して、中共の程永華駐日大使はさっそく「釣魚島は中国の領土なので中国の関係機関がいろいろと活動している」と何の根拠も無く尖閣諸島所有宣言。そして「自衛隊は中国に対して透明性が全くないといえるほど(情報を)遮断している」などとアメリカを意識した発言が続きます。意味としては宣戦布告に匹敵するわけですけどね。

ロシアも中共も、そしてアメリカも、日本政府に対して言っているように見えて、その実「日本国民」を手に入れたくて相互牽制の動きということでしょうね。
日本の民主党政権など、どこの国が相手にするでしょうか。平和平和と言いながら属国化するつもりでしょう。

小泉元首相が、意識的に明確にアメリカべったりの演出をしたのも、こういうことが理解されていたからでしょう。まったく理解できない民主サヨクのノーテンキ振り。
見ていて腹が立ちませんか?

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