2011年9月9日金曜日

野田政権の人事、失望すべきかどうか・・・

幹事長の日教組の重鎮・輿石東氏を登用したり、拉致担当相に山岡賢次氏を登用したりと、ますますサヨクの匂いがきつくなって来たようで、あの野田首相もやっぱり売国なのかと思っていましたら、鍛冶俊樹氏のメールマガジンに面白いことが書いてありました。

鍛冶俊樹氏は軍事評論家。中共の軍事拡張の異様なスピードに対抗するには、軍事費の予算削減をここで止めて、軍事費増大に舵を切らなければならないという、もっともな理論を展開されている方です。
その鍛冶氏が注視したのは当然「防衛大臣に誰がなるのか」でした。ともかく軍事予算を確保しないと、中共との間で軍事バランスが崩れて、交渉もなにも出来なくなってしまうとの危機感。新防衛大臣に予算の増額を期待したいところでした。

ところが、決定した防衛大臣は「一川保夫氏」。これには米国を含めて安全保障関係者は一様に失望したそうです。
密かに期待していた人は防衛通の長島昭久氏だったとのこと。
思わず、安全保障に精通していると言われてきた野田新総理の見識を疑ってしまったとか。

ところが三日後、副大臣・政務官等の人事が発表されて長島昭久氏は首相補佐官に就任したことがわかって、野田総理の深謀遠慮が判ったとか。
その他の人事を見ても、考えようによっては実に良く出来ていると感じたということです。
まず、安住淳氏の財務大臣就任について、彼は財務については素人ですが、防衛副大臣の経験者であるということ。
爺(じじい)殺しの異名を取る前原誠司氏が政調会長に就任したということは、常に輿石幹事長の隣席に控える形になります。
爺殺しとは年寄りに取り入る才能を指すそうですが、75歳の日教組にへばりつき前原政調会長という布陣で、日教組の暴走は食い止められるようです。

さらに、輿石氏とか山岡氏の小沢派閥からの登用は、小沢一郎氏が民主党を離党して新会派を作ることを抑制し、しかも最近軍事関係に興味を持ってきた小沢氏をうまく利用するつもりかもしれないということでした。
もっとも、小沢氏が軍関係に触手を伸ばすのは、そこに利権が発生するからでしょうけどね。

さて、このように今回の人事を見ていくと、軍事予算を上げる環境は整っていることになるとか。あとはそのタイミングと野田新首相の決断があればいいだけのこと。

さて、この鍛冶俊樹氏の読み、あたると言いのですけど・・・・

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