2010年10月13日水曜日

やっと気が付いたのか、アメリカの反撃・対中戦

フィリピンの北側、中国大陸から突き出た半島と島があります。海南島です。
ここの海中にトンネル型の基地が作られ、そこに中共・人民解放軍の原子力潜水艦の基地があります。半島と島は鉄道でつながれ、要塞型の基地との連絡は完璧です。そして、ここで現在中共の解放軍が核ミサイル搭載潜水艦から発射されるミサイルの飛行距離を伸ばしているところです。
まもなく、この場所からでもアメリカ西海岸からカリフォルニアとかワシントンまでは届くミサイルが完成します。これはもはや有名な話ですけど。

そしてこの原子力潜水艦が太平洋まで進出すれば、マーシャル諸島の北あたりからなら、アメリカの東側、ニューヨークやワシントンDCまで射程に入るでしょう。
しかし、その為には台湾とフィリピンの間を抜けて太平洋に出る航路を確保しなければならないのは地図を見れば誰でもわかること。
そしてそこに沖縄米軍基地があるわけです。その沖縄米軍基地に対して、尖閣列島は軍事的な要衝になるのでしょう。
もし尖閣列島を軍事的に使用できれば、核ミサイル搭載の原子力潜水艦を、安心して太平洋の真ん中まで派遣することが可能となり、アメリカに対して強く出ることが可能となるわけです。

中共の核戦略が、アメリカをまねて核ミサイル搭載の原子力潜水艦を中核に据えたものになってから、この計画が実施され始めたようです。

南シナ海にある南沙諸島(Spratly Islands)は、1938年からは日本が実効支配していました。しかし大東亜戦争に負けて帰属ははっきりしていませんでした。1949年にフィリピンが領有を宣言しましたが、南ベトナム(当時)がこれに反発、そしてその時同時に中共も領有権を主張し始めました。その後970年代後半に海底油田の存在が確認されたりしたため領有権を主張する国々が増え、争いごとが絶えませんでした。
中共はASEANでの会議で軍事介入はせず現状維持の取り決めを結びましたが、当然裏のある話です。
アメリカ軍はフィリピンとの合意でスービック海軍基地とクラーク空軍基地を持っていました。
しかし反米フィリピングループが(おそらく中共が裏で煽ったのでしょう)米軍に抗議を行い、フィリピンの政情不安もあって1992年にこれらの基地を返還して引き上げてしまいました。
その直後、1995年に中共が偽装漁船による上陸と軍事基地の建設を始め、現在はほとんど中共の実効支配になっています。

その中共の目的が地下資源ではないことは、それから海南島の海中要塞の建設が急ピッチで進んだことから理解出来ます。即ち太平洋戦略(アメリカに対する潜水艦からの核攻撃を可能にすること)の一環であったことなどが見えてきます。

おなじ手口が使われているのが沖縄です。米軍基地を追い出すために、日本の反米(反日)サヨクを使っています。南沙諸島が必要だったのは、海南島に海中基地を作る間の秘密保持のためでしょう。そしてそれが出来上がって原子力潜水艦戦略が動き始める時期に来ています。
そうなれば沖縄篭絡を急がなければなりません。小沢一郎議員を使った日本の政情不安定化から、沖縄篭絡という戦略が動いているようです。その手始めが尖閣列島侵攻作戦なのではないでしょうか?
日本のダメ政治家はたとえ反日政権で中共寄りの政権であっても使い物になりません。そんな必要も無く、戦略は急ピッチで進んでいるようですね。

ここまで来て、やっとアメリカにその危機感が出てきたようです。遅いですね・・・
この12日から開催されている始めての「ASEAN拡大国防相会議(東南アジア諸国連合10カ国と日中韓や米ロなど域外8カ国が参加)」で、ゲーツ国防長官が中共と南沙諸島などの領有権を争う南シナ海情勢について言及する予定だとか。
中共の反発は必至でしょうが、そのあとのアメリカの動きが気になります。フィリピンは相変わらず反米色が強いようですが、ベトナムとは反中で一致しているようですし、インドネシア政府はアメリカに協力するでしょう。
マレーシアもこのところ中共批判が強くなっていますし、インドもアメリカの言い分なら聞くでしょう。これはほとんど米中戦争なのですから。

最近の中共は、もはやアメリカにとって安全保障を脅かし始めた存在になっているのですからね。

0 件のコメント:

コメントを投稿