2010年10月1日金曜日

ロシアは中共と共同歩調、対日圧力で

日本の民主党政権の脆弱性につけ込む形で、ロシア・メドベージェフ首相が「日本の北方領土を含むクリル諸島(北方4島と千島列島)は「わが国の重要な地域だ」と強調し、「必ず(自分が)行かなくてはならない」と、近く北方領土を訪問する考えを明らかにしました。
(聞くところ、ライバルのプーチン元大統領はそういう彼を睨んでいるとか・・・)

アメリカの停滞が長引く中、ルーピー、菅、と脆弱政権が続く間に、実行支配の実績をより積み上げておこうという意味です。
国際社会は、恫喝と暴力で成り立っているのは今も昔も同じです。ただこの60年間ほどは核抑止力とアメリカの強大な軍事力によっておとなしかっただけ。
そのアメリカが病んでいる今、世界のパワーバランスを変えてしまおうと企み、脆弱な政権の国家を潰す勢いが増しているようです。

これまでは、アメリカの無理難題を聞きながらも、何とか軍事無き国家を運営してきた自民党。
しかし、それゆえの自己矛盾に行き詰まり、サヨク・マスコミの扇動によって国民が選択した政権が今の民主党政権。
平和だの非武装だのとの現実逃避の政策は、1年を経過して中共とロシアに粉砕されてしまった格好です。しかし日本国民はまだのんびりと銭勘定にうつつを抜かしているようですね。

「これからは中共だ!」とか申しまして、まるでアメリカから中共に乗り換えるがごとき気楽さで出て行った日本の財界。しかしその結果は惨憺たるもの。
逃げ帰った企業はだんまりを決め込み、マスコミは中共から急所を握られて何も言いません。
ですから日本国民には未だ中共礼賛を言っている人が居るという能天気さですが・・・
金を出し、設備を渡し、技術指導までして中共をモンスターに仕上げました。結果的には自分達が食われるのにね。彼らは日本人的な共感は何一つ持ち合わせていません。ここまでして尽くしてくれる日本財界を、愚か者としか見ていないでしょう。
トヨタ自動車の未来は中共に乗っ取られるかも知れませんし、ホンダも乗っ取られるかも知れませんね。

中共もロシアも、今後は日本の民主党政権に対してあらかさまな恫喝を繰り返すでしょう。
船長を取り戻した中共は、この事件は「ほぼ終わった」と述べ、日中関係修復へ向けてかじを切る考えを強く示唆したとのこと。
対抗手段として捕まえたフジタの3名は罪を認めさせられて釈放しましたが、その3名が日本に戻って、すぐに中共批判を始めないように1人の人質を残したとか。
日本国民はこの敗北と、卑劣な策略をどのように感じているのでしょうか?

少しづつですが、日本の若者には中共の卑劣と日本の平和主義者の欺瞞が見えてきたようです。
一番問題なのは、そうであってもそれをキャッチアップしてくれる政党がないこと。「たちあがれ日本」の西村眞悟元衆議院議員だけが「祖国に対する愛(判りやすく言うと愛国心)」に基づいた日本の再軍備を語っていますが、その他に明確に再軍備を公約としている議員も政党もありません。
「他の国の嫌がることはしない」という事なかれ主義が議員と立候補予定者に蔓延し、中には自分の選挙のためなら売国も辞さないような議員がのさばっています。
彼らが日教組などという日本を崩壊する思想を育ててきたわけです。

アメリカの衰えとともに、世界の民主主義国家は保守に傾いてきました。
アラブ人の移民を受け入れて、その人権などを叫び国家解体の危機に瀕したオランダでは、中道右派の自由民主党とキリスト教民主勢力(CDA)が少数与党の連立政権を樹立させ、右翼の自由党が閣外協力することで合意したそうです。さすがに人権だの外国人参政権だのといっていたオランダ・サヨクの理想主義者には相当の逆風が吹いているようですね。

オーストラリアはまだ労働党政権ですが、議席数では半々で拮抗しています。
アメリカの民主党は、11月の中間選挙でどのくらいの議席を取るでしょうか? 共和党が優勢であるとの噂は聞いていますが・・・

日本における中共の国慶節(建国記念日)のパーティ。ルース米駐日大使などを呼んで、得意の接待外交をしています。
日本からも政治家が招かれています。自民党の谷垣総裁は多忙を理由に断ったそうですが、断りきれない親中(媚中?)議員達は、現在の日本の立場も顧みず参加しているようです。もちろん中共側はあいさつもしなかったとか。呼びつけてシカトする・・・これが彼の国のやり方です。
参加議員の一覧表が発表されましたね。

【民主党】 柳田和己、藤井裕久、江端貴子、前田武志、田城郁、大泉博子、稲見哲男、今野東、古賀一成、江田五月、首藤信彦、大島九州男、奥村展三、山本剛正、川上義博、岩本司、藤田一枝、矢崎公二、石毛●(=金へんに英)子、川越孝洋
【自民党】 二階俊博、加藤紘一、野田毅、村田吉隆、茂木敏充
【公明党】 山口那津男、東順治、井上義久、石井啓一、遠藤乙彦、斎藤鉄夫、石田祝稔、大口善徳、高木陽介、遠山清彦、魚住裕一郎、松あきら、渡辺孝男
【共産党】 井上哲士
【社民党】 福島瑞穂、重野安正、照屋寛徳、服部良一
【みんなの党】 松田公太
【無所属】 辻元清美

日中対決の時代だと言うのに、まだ彼の国と友好などと甘いことを考えているのでしょうか?
中共の行為に対して、「このような卑劣な行為を許さない!」という気持ちを持つことが必要なんです。「友好」で中共のご機嫌を取っても平和は守れないということ。媚て平和・・などという考え違いをしないでいただきたいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿