2020年1月12日日曜日

蔡英文総統の勝利

今年一つ目の政治問題だった台湾の総裁選挙は、現職の蔡英文総統が韓国瑜候補に300万票の左を付けて勝利しました。
報道では800万票という史上最高の得票だと書かれていますが、私は500万票の親中派(経済依存症)が居る事が解ったとも言えると思います。

同時に行われた立法委員(国会議員に相当)選挙でも、定数113議席の内61議席を獲得して単独過半数を維持しました。
国民党の議席は38議席になりました。

政権の継続を国民に支持された蔡英文総統ですが、彼女は現状維持が政策の基本にありました。しかし今回は頼清徳氏が副総統を務めます。彼は台湾独立派のプリンスと呼ばれた男で圧倒的な人気を持っています。
台湾の選挙民は「いい男」が好きなようで、そのために「馬英九氏」が8年間も総統を務めてしまいました。裏に中共が居たとしても「いい男」に弱い台湾女性です。

今回の「頼清徳氏」も「いい男」だから好きという有権者の声を聴いたことがあります。彼が副総裁ですから今後は「台湾独立」の声が相当高まると思います。

さっそく中共側は「『平和統一、一国二制度』の基本方針や『一つの中国』原則を堅持し、いかなる形式の『台湾独立』分裂活動にも断固反対する」と主張しました。

「中台双方が『一つの中国』原則を確認したとされる『1992年コンセンサス』の堅持などを政治基盤として『台湾同胞とともに祖国の平和統一のプロセスを推進』し、中華民族の偉大な復興という明るい前途をともに切り開きたい」と呼びかけました。

しかし今回の選挙は台湾国民がこれを拒否したことを意味します。そのことが判っていないようですね。
台湾国民が中華グローバリズムを拒否したのは、「自由の価値」を香港デモとその中共の裏工作がはっきりと見えたからだと思います。

中共がいくら「いかなる形式の『台湾独立』分裂活動にも断固反対する」と叫んでも、その根拠を示すことは出来ないでしょう。
片側で「沖縄人は先住民族で日本人ではない」とか「アイヌは日本国民でなく先住民族だった」などという議論をサヨクに吹き込み活動させていますが、だったら「台湾人は中華民族とは関係が無い」ということの方が正しいわけです。

つまり華人が「断固」という言葉を使う時は「嘘」であると言っているようなものなのです。
「断固台湾は中国の一部だ。だから独立に反対だ」と言うことですからね。そして「台湾が中国の一部ならば尖閣諸島は中国のものだ」という論理ですから、台湾独立は尖閣の大義を失います。
まあ今でも大義など無いようなものですけど。

中共は大きくなることが正義になっていますから、チベットやウイグル、そして内モンゴルなどを併合しています。
生活が豊かになれば「自由など無くてもいい」と言うのが彼等の価値観なのでしょうが、人間にとって「自由」が最優先の社会要求であることが判っていないようです。
ですから「中華グローバリズム」は世界中で全く受け入れられていません。ですから「謀略」をつかって攻めてきます。これに日本はまったく対抗が出来ていないようです。

アメリカはこの攻撃に気付いて対抗策と矢継ぎ早に出しました。アメリカに反する中国人の締め出しを始めたからです。
日本はまだ「歓迎」しています。今狙われているのは日本の子供達の臓器ですけどね。

話がずれてしまいましましたが、もし台湾が独立を果たしたとしても、日本が現状のままですとこんどは台湾にとって日本の脆弱性が独立後の危機になってくると思います。

祭英文総統は今後台湾独立の方向へ舵を切ると思います。断固反対する中共は、それを阻止するためにはアメリカとの戦争をも辞さない覚悟が必要です。
そしてその戦争はすでに開始されていて、経済戦争の形式が取られていることです。

中華グローバリズムの残虐性に対して、ユダヤグローバリズムの本性も明らかになっています。その象徴が英国の「ブレグジット」です。

台湾総統選に続いて、今年の政治問題が今月末(2020年1月末)から始まるブレグジットです。英連邦を解体してしまうほどの危機を内包していますが、おそらくそれでも実施するでしょう。
ユニオンジャックが無くなり、もとの英国とスコットランド、そしてウエールズなどになることはないと思いますが、自治権を相互に認め合い、国旗も認める合意がなされる可能性はあるのではないでしょうか。

こうしてグローバリズムは反人類思想として認識されるようになるのではないかと思います。
その上での「デジタル通貨」の実現が始まる様な気がします。

姉政権がいつまでグローバル主義の政策を取り、日本の解体を進めていくかは知りませんが、グローバリスト達(皆さんはアメリカと表現していますが)の言う事を聞かないと日本の政治家として生き残れないという現実を、日本国民は早く打破しないといけませんね。

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