NHKの番組に「クローズアップ現代」という時々偏向してしまう番組があります。もちろんNHKですから中共寄りの偏向です。
今回問題となっているのは教科書問題です。「学び舎」という出版社が出した「ともに学ぶ人間の歴史」という中学校の教科書を採用した「灘中」や「麻布中」、国立では「筑波大付属駒場中」「東京学芸大付属世田谷中」「国際中等教育学校」「奈良教育大付属中」などに対して抗議のはがきが殺到したという問題です。
放送は9月6日の午後10時から25分間でしたが、これを右翼からの圧力という主旨で放送したらしいのです。(観ておりませんので・・)
学校側は、「検定済み教科書だから何を選んでもいい」と述べているそうですが、そう単純ではなく、国立と私立中では採択権が教育委員会ではなく学校長にあり、関係法令に基づき採択理由を公表する努力義務があるそうです。
しかし取材した学校の大半が採択理由を非公表としたとか。努力義務は守らなくていいと考えているのでしょうか。
問題となった「ともに学ぶ人間の歴史」と言う教科書の中身は、朝鮮民族主義史観、戦勝国史観、階級闘争マルクス主義史観、反天皇史観で貫かれており、従軍慰安婦に言及し河野談話を示して強制連行を強くにじませているそうです。
従軍慰安婦の強制連行などについては、すでにそれを公表した朝日新聞が「吉田清治のフィクションだった」ことを表明し、「嘘」であることが公表されております。
にもかかわらず、このような教科書で事実であるかのように書かれることは、「嘘」の教科書を作っていることになるのでは?
なぜ検定に通ったのかは判りません。恐らく選定委員にサヨクが入っていて、名門校の中にもサヨク(日教組)が入り込んでこのような採用決定をしたのではないでしょうか。
ビックリした識者が、インターネットで採用各校へ抗議のはがきを出すように訴えて、それが実施された結果、このクローズアップ現代の番組となったものと思われます。
教科書検定では「新しい教科書を作る会」の「新しい歴史教科書」も合格しています。こちらの教科書には南京事件は事実ではないとして掲載せず、事実であった通州事件を明記しています。
そしてこの作る会の教科書が2001年7月に栃木県下都賀地区協議会で採択された時、朝日新聞を初めとする全国紙が大きな見出しをつけて報道、関係する10の市町の教育委員会に抗議のファックスや電話が約2万件も送り付けられたそうです。
これは日教組や左翼団体が組織的に動員したようですが、この時は「サヨクからの圧力があった」などという報道は一切なされておりません。もちろんNHKも報道はしませんでした。
今回だけがこのように「右翼からの圧力」などとしてNHKで報道されるのか、そこにNHKの偏向振りが見て取れるわけです。
この2001年以降、作る会の教科書が採択されそうになると、その地区の教育委員の自宅にカミソリの刃が送られるようなこともあり、さらに教育委員長の自宅に深夜に毎日脅迫電話がかかり、家族の命にまで言及するという犯罪行為までが行われています。
「作る会」の事務所はサヨクによる放火までされましたが、マスコミは一切それを国民には伝えておりません。
このようなサヨクの暴力は放置しておいたNHKが、学び舎の「嘘教科書」採択に対してなされたこの程度の国民の抗議を、右翼の圧力として偏向報道するのは、NHK自体が左傾化し、本来の使命を捨て去ってしまっていることを物語っているようです。
このようにNHKが使命を捨て去るのは、すでにNHKの使命が過去のものとなっているからではないでしょうか。
視聴料をスマホにまで広げたり、テレビを見ていない国民からも視聴料を取れるように法律改正を画策しております。このような活動をしているのは戦後築き上げたNHKという既得権を維持し、未来も今までと同じビジネスモデルで放送を行えるように画策しているだけです。
偏向報道も、偏向と感じなくなっているようなNHKは、速やかな解散を願いたいですね。
NHKがため込んだ映像資料は、国家管理として国立図書館の管轄として国民のアクセスに耐えるようにし、契約に基づく規模の小さな放送局に編成しなおし、ネット配信にすべきではないでしょうか。
そうすれば偏向報道も視聴者が「そういう放送局」と判っていれば許されるかも知れませんね。
また技術部門は、電波のさらなる活用の研究を継続し、研究機関として維持するようにした方が良いのではないでしょうか。
少なくとも放送の形態が大きく変わってきた今、古いNHKのビジネスモデルは終焉すべきだと考えます。
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