2017年9月25日月曜日

トランプとロケットマン

アメリカと北朝鮮の首脳同士のののしり合いが続いているようです。

トランプ大統領の国連演説に対して、北朝鮮は「反米対決戦総決起集会」を開き、金正恩朝鮮労働党委員長がアメリカに対し「史上最高の超強硬対応措置の断行」を警告した声明を全国民が支持することを表明したようです。

この集会の中で、金正恩氏の声明が再度読み上げられ、「声明通り、軍と人民は老いぼれの狂人(トランプ米大統領)の妄言に対し、総決起し悪の帝国(米国)を必ず火で罰し、反米対決戦の最終的勝利をもたらす」と主張したそうです。

この金正恩委員長の声明を受けて、国連本部に居た北朝鮮の李外相はわざわざ日本の記者団に対し、「史上最高の強硬措置とは太平洋上の水爆実験ではないかと私は思う」と述べています。
日本のマスコミがいかに北朝鮮に変更した報道を行ってきたかが判る出来事ですね。

日本のマスコミは予想通りこれを記事にして、「北朝鮮が太平洋上における水爆実験を示唆した」というニュースが世界中を驚かせましたが、むしろこの衝撃によって中共とロシアは対北武力制裁決議案に反対出来なくなってしまったのではないでしょうか。

軍事評論家の鍛冶俊樹氏は、金正恩委員長が少し前の声明で「慎重に検討する」と腰の引けた発言をしたことで、中共側に見透かされたと述べております。
華人は「水に落ちた犬は叩け」という情けなど持たない民族ですから、この後、中共の中央銀行は米国から要請を受けたと言うことで傘下の銀行に対北取引の中止を通達したとのことです。

これで北朝鮮は金融の窓口をすべて閉じられました。
海上交易も臨検で止められるでしょう。陸路も、「太平洋上の核実験」発言でロシアも中共も止めてしまうでしょう。イランなど中東との陸路の交易も出来なくなります。

北朝鮮の李外相は国連総会の一般討論演説で「米国やその属国勢力が、軍事攻撃の兆候をみせた場合、われわれは、容赦ない先制行動による予防措置をとる」と述べました。
そして「トランプ氏は誇大妄想で独りよがりな、精神的に錯乱した人物」と批判し、「(我々の)究極の目標は、米国と力の均衡を築くことにある」などと自国の核武装を正当化しています。

これに対しすぐにトランプ大統領は、ツイッターで「彼がチビのロケットマン(金正恩朝鮮労働党委員長)の考えに同調しているのであれば両者とも遠からず姿を消すことになるだろう」と返しました。

このようなののしり合いが続いている間は軍事的戦闘は起こらないと思います。しかし・・・

トランプ大統領はさらにツイッターで「イランと北朝鮮が連携している」と指摘します。そしてイラン国営メディアが23日、新型弾道ミサイル「ホラムシャハル」の発射に成功したことを挙げて「ミサイルはイスラエルに到達可能だ。」と述べました。

北朝鮮が水爆と言っている核爆弾が、すでにイランに渡っているかどうかは判りません。もし北朝鮮の言う先制攻撃がイスラエルに向かうものだとしたら、この戦争にはユダヤの対立も関わっていることになります。

どうして北朝鮮がここまで急激に核開発が出来たか、裏に居たのは中共だけではなく、キッシンジャー氏が率いるディアスポラ・ユダヤという組織も動いていたのではないかという疑念が出てきます。
ディアスポラ・ユダヤとは、イスラエルに入植したユダヤ人とは違って、「あの地はメシヤが示したイスラエル国ではない」などとして現在のイスラエル国家に反発しているユダヤ組織(?)のことです。

金融を操り、国境を超える金融取引で莫大な利益を出しながら、表面上は貴金属の取引商社とか、ダイヤモンドシンジケート(宝石商)などとして各国に散っている人達で、イスラエルを「神の罰で重労働をさせられる地」とでも考えているような節があります。

キッシンジャー氏は、以前から「イスラエルはそう遠くない未来に無くなるだろう」などという予言じみたことを話していますから、イスラエルを消す手段としてイランに核ミサイルを持たせ、その製造に北朝鮮を使っていたとも考えられます。

日本の赤軍派なども、よど号乗っ取りで北朝鮮に行ったり、イスラムの地・中東などで暴れた重信房子なども居りました。
どうも中東の宗教がらみの紛争と、アジアの社会主義イデオロギーと国民国家の対決が繋がっているような、そんな疑念も沸いてきます。

イスラエルを取り囲むイスラム武装国家と、社会主義イデオロギーで日本を苛むサヨク集団。そして北朝鮮の反社会的国家運営と中共の膨張主義。この背後で彼らを動かすディアスポラ・ユダヤの金脈とマスコミなどを使った陰謀・・・

その表層に現れていたのが、シーア派とスンニ派の対立だったり、アメリカを敵とするイスラム過激派だったり、解決しない拉致問題の北朝鮮と、その核・ミサイル開発だったのではないでしょうか。

トランプ大統領と金正恩委員長がののしり合いを行っていますが、アメリカの北朝鮮攻撃は、どうやら行われる確立が高くなってきたようです。
10月いっぱい持つかどうか・・・衆議院選挙が終わるまでは「ののしり合い」が続いて欲しいですね。

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