2017年4月3日月曜日

トランプ大統領、環境予算削減

トランプ大統領が宇宙開発の「火星開発」以外の科学予算を削減すると発表したようですね。「火星ファースト」と産経には書かれておりました。

火星を領土として開発競争することは、中共との戦いにおいては譲れないと言うことでしょうか、その予算は減らさないようです。
ただ、中共はアメリカの研究結果をハッキングして開発を進めますから。機密保護には十分注意しなければなりませんね。

そしてオバマ政権が重視してきた生命科学分野で中核を担う国立衛生研究所(NIH)の予算を18%削減すると言うことです。
NIHは予算を分配する機関として存在し、約8割に相当する約250億ドルが全米の研究者に配分されていたそうです。
この予算を削減すれば、癌などの生命科学研究でアメリカの地盤沈下につながる恐れがあるとして、またトランプ大統領を攻撃する材料にされるかも知れません。

しかし、トランプ大統領が言いたかったのは、「地球温暖化はまやかしだ」と言うことだったようです。環境保護局の予算は31%と大幅に削減され、気候変動研究への助成は打ち切られるそうですから。

産経には「石油メジャーと近い共和党政権に交代すれば地球温暖化対策が後退することは予想されていた」などと報道されていますが、地球温暖化の「炭酸ガス説」は間違いなくまやかしでしょう。
現実に地球の炭酸ガス濃度はほとんど上がっておりません。また、炭酸ガスを悪者にした「排出権取引き」がいかにまやかしかは、ちょっと考えれば判ることです。

炭酸ガスは水に溶けることは解っております。普通の大気状態でも溶け込みます。圧力が掛かれば大量に溶け込むことは、ビールの栓を開けた時を考えれば誰でも解るはずです。

海洋に降った雨に含まれる炭酸ガスは、植物性プランクトンによって炭酸同化作用で酸素と炭素に別けられてしまうこともご存知ですよね。
また、こうして炭酸ガスは魚貝類に取り込まれ、殻とか骨になって行きます。それを炭酸カルシウムと言う訳です。

生き物が死ねば、骨は炭酸カルシウムの岩石となり、油は石油となって長時間地球内部に蓄積され、石油として掘られた時に、分溜の過程で大量の炭酸カルシウム(石膏)として採取されます。
石膏は粘土や砂、石ころなどと混合されてセメントになり、そして都会の住空間を作って行きます。

石油の燃焼で出来る炭酸ガスの何倍もの量が、一回の火山の爆発で吹き出てきます。炭酸ガスは植物に光合成をなさせ、我々に酸素や炭水化物を提供するのも・・炭酸ガスあってのことですね。

このような生命の循環に組み込まれている炭酸ガスが、地球温暖化の原因だとするには客観的に無理があるのです。この無理を押し通してきたのが「環境保護」とか言って組織を動かしてきた連中なのです。
トランプ大統領が「まやかしだ!」と言うのは、おそらくこのような現実を指してのことでしょう。ですから環境保護局の予算は31%と大幅に削減してしまったのですね。

「炭酸ガスの排出権取引」というマヤカシの発案は、この取引の金額を査定したり仲介したりする新ビジネスを作り上げました。国際金融機関などが恩恵を受け、先進産業国家が馬鹿を見ております。トランプ大統領が怒るのも無理ない話ですね。

地球の温暖化がもし進んでいるとすれば、それは大気中にばら撒かれたミクロンオーダーの粒子、あるいはそれ以上に微細な粒子が原因ではないかと思います。
自動車の排気ガスや何らかの燃焼炉などから出る微細粒子は、空中を舞い上がり落ちることは無いわけです。何万年の内には落ちるかも知れませんが、大気上層に留まって太陽光を跳ね返したり、地球から発散する熱を止めたりするでしょう。
結果的に地球が温まるのか冷えるのか、それはその量と因果関係があるのではないでしょうか。

排出権取引をするなら微細粒子の排出で行った方が良いでしょうが、その計測手段がないのでしょう。だから炭酸ガスを使ったわけで、それが「まやかし」と言われる所以ですね。

超微細粒子となった地球のゴミは、宇宙空間に飛び出し、何億年と悠久の年月を経てぶつかり合い大きくなって星となって行くのです。
大きくなって恒星となり、無限の宇宙に新たな輝きをもたらすでしょう。

もうそれは、人類が感知できない宇宙の営みの循環となって行くわけです。トランプ大統領は、宇宙の営みにまでアメリカ国民の税金を使うことを拒否したのでしょう。

国際社会が連帯して行うべきことと、アメリカが行うべきことに一線を引いたことを、アメリカの国力低下と言うのでしょうか?

その他、トランプ大統領はオリオン宇宙船とロケットの開発などで37億ドルを計上しますが、オリオンに搭乗した飛行士が無人探査機と協調して小惑星の岩石を持ち帰る計画は、コスト削減のために中止するそうです。
木星の衛星エウロパの周回探査や、20年に火星探査車を打ち上げる計画は維持しますが、エウロパへの無人探査機着陸は中止するそうです。

ちぐはぐな予算編成について、科学技術振興機構・研究開発戦略センターの林幸秀上席フェローは、「(トランプ大統領が)科学技術に興味がないことを一番危惧している」と述べたそうですね。

我が日本が、「抜けたところで必要な部分は日本が受け継ぐ」とでも言えば、日米同盟はもっと強化されるかも知れませんね。

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