米上院のメネンデス外交委員長は、香港の「真の普通選挙」を求めるデモに対して「香港市民に対する約束を破った」として「重大な懸念」を表明し、香港の梁振英行政長官に集会や表現の自由を尊重することを求める書簡を送ったそうです。
同じデモに対して国連の潘基文事務総長は、「中共の内政問題だと理解している」と述べ「すべての当事者に、立場の違いを平和的で、民主主義の原則を守る形で解決することを求める」などと語ったそうです。
メネンデス上院議員は香港の学生達の「民主化」に理解を示し、その立場に立っていますが、国連の潘事務総長はなぜか中共政府の立場に立っています。
一国二制度とは、一つの国の中に2つの国が同居することを意味します。こんなことは不可能・・とは一般常識ですが、なぜか英国・アングロサクソンの謀略では成立するわけで、当時の中共もそれを呑んだわけです。
だったら一国二制度を守るべきなのに、崩壊していく中共にはそんなことをかまっている暇は無いらしく、共産党配下に入れとばかりに「民主派候補を排除した一人一票の選挙方式」という選挙を押し付けてきたわけですね。
このことは、民主化の候補を被選挙人に入れてしまえば、その人が当選することが判っているわけですね。だから民主化候補を外して選挙・・・であれば選挙の意味など出てきません。
つまり一国二制度をどういうつもりでトウ小平氏が導入したか、最初から騙すつもりで導入したことを習主席が言っているようなものです。
もちろんアングロサクソンは最初からこうなることを見越して導入させた一国二制度ですから、さらに暴動が激化し、中国共産党の崩壊が速まることが望ましいわけです。
メネンデス上院議員の発言はアングロサクソンの発言と見た方が良く、潘事務総長の発言は何故か華人を擁護する発言と見た方がいいでしょう。
この「一国二制度」という文言は、中共にとっては自由主義社会から領土を奪取するための詐欺用語とするつもりだったらしく、台湾にも一国二制度で合体することを現在も話しているとか。
しかし馬総統は、香港の学生を支持しています。つまり一国二制度を中共・習政権が守らないことを重視しているわけですね。
これを見て、馬総統がアングロサクソンの仲間であることが見えてきます。英領だった香港に生まれ、両親とともに台湾に移住後は台北市で育ち、アメリカに留学、ハーバード大学で学んだ馬英九です。
英語が堪能な彼は、アメリカではニューヨーク大学でも学んでいますから、アングロサクソンの人脈とユダヤ系の人脈を持っているはずですね。
おそらく彼は、中共の市場開放を目的として台湾総統になったのでしょう。ですから中共寄りの政策を矢継ぎ早に出し、台湾企業を使って経済的に中共と一体化まで持っていきましたが、あくまでも市場をアングロサクソンとユダヤ資本に開放させることが目的だったはずです。
しかし共産党はこの謀略には乗りませんでした。
中共に対し技術的バックアップをしてしまったのは日本でしょう。東京裁判などで植え付けられた「贖罪意識」が、日本にこのような行動を取らせてしまったのではないでしょうか。
ですから中共の市場開放はなかなか思ったようにならず、今日まで共産主義をのさばらせてしまったわけですね。
しかし、すでに中共の経済崩壊は始まっています。共産党はすでに民衆からの支持を失いました。
だから香港で民主化候補を立てられると困るわけです。
そしてこうなることは、アングロサクソンは知っていました。そうなるように仕掛けたわけですからね。
どうやら華人の思惑とアングロサクソンの思惑は、この点だけ見ていますとアングロサクソンの勝ちと言うことになりそうです。
「一国二制度」という毒饅頭は、いまやっと中共の腹の中で毒を発揮し始めたわけです。
香港で「真の普通選挙」を求める民主派の学生や市民による抗議デモは3日を超えました。10月1日と2日は国慶節(建国記念日)の祝日です。ですから参加者が増える可能性もあり、10万人を超えるかもしれないという報道もなされております。
解決に有効な手立てを打ち出せない香港政府は、事態収拾を急がせたい中国政府の意向との板挟みとなっていますが、梁振英行政長官の辞任を求めるビラとか、中共側に選挙制度改革案の撤回を求めるメッセージなどが傘に貼り付けられているそうです。
この傘は、警官隊が使用した催涙スプレーや催涙ガスに対し、学生らが傘を開いて防御したもので、このことから今回のデモを「雨傘革命」と呼ばれ始めたそうですね。
お手上げの香港政府に業を煮やして、また中共政府は軍隊を出して学生を殺しまくるでしょうか。天安門の時のように。
そうなった時、他国が何も軍事支援しないと、今度は中共はいい気になって台湾の武力併合、東シナ海の武力侵略、沖縄本島への武力介入など、平気で始めるのではないでしょうか・・・心配ですね。
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