まもなくやってくるオバマ合衆国大統領。そのオバマ大統領へのお土産が決まりました。
リニア新幹線技術のアメリカへの無償提供です。そしてワシントンDCからボルティモア間66キロへの敷設という話です。
日本側はこの技術供与を、無償提供であっても、車両や部品の量産効果に伴うコスト削減、世界的な知名度の高まりによる販路開拓で、十分に利益を得られると見込んでいるそうです。
話題はさらにボルティモアからニューヨークまでの360キロへの拡張まで進んでいるようですね。将来は大陸横断をリニア新幹線で・・という計画であることは間違いないでしょう。
4月12日、安倍首相はケネディ米国大使と共に山梨県のリニア実験センターで試乗しました。ケネディ大使は「(リニアが)快適だったとオバマ大統領に伝える」と述べたそうです。また安倍首相は、「トップセールスで日本の技術を米国はじめ世界に提供していきたい。それを日本の成長につなげていきたい。特に同盟国の米国には活用してもらいたい」と述べたとか。
アメリカは、ライト兄弟による飛行機を生み出した国家です。飛行機そのものはすぐに世界中に伝播しましたが、それは兵器としての要素が多分にあったからです。
第一次世界大戦で飛行機の兵器としての効果が確認され、戦争のやり方が根底から変わり、日本が生み出したゼロ戦が、第二次世界大戦での航空機戦争を発達させました。
戦後はジェット機が主流になり、やがてジャンボジェット機という大型の大量輸送時代が始まりました。世界は航空機で繋がり、そこで圧倒的に有利となったジャンボジェットは、世界の交流を活性化しました。
しかし時代は変わっていきます。第二次大戦後のアメリカの石油戦略と、ジェット旅客機の発展とは切り離せません。
その石油が経済的に合わなくなってきたのは、排気ガスによる大気汚染と、中東などの不安定化で、トータルコストが上がってきたからです。
石油の採掘が困難になってきたのも追い打ちを掛けます。オイルシェールの技術なども開発されていますが、所詮有限のエネルギーであることは間違いありません。
時代は電気エネルギーのインフラへと変わっていくはずです。石油も原子力も、さらに自然エネルギー(再生可能エネルギー)も、電気へと置き換えて使うことが出来るからです。
蓄電技術も進んできました。すでに電気自動車は無充電で100キロ程の走行が可能になっています。
飛行機の時代から磁気浮揚鉄道の時代への流れは、石油依存エネルギーの時代から電気エネルギーの時代への移行を象徴するものではないでしょうか。
今しばらくは、電気も石油、原子力による発電の時代が続くでしょうが、やがて太陽光発電、メタンハイドレート発電、小規模水力発電などの時代がやってくるはずです。
超電導リニアモーターは、今後も技術の研鑽が進むでしょう。鉄道と言うよりは、チューブの中を飛ぶ飛行機という感じのするリニアモーター新幹線です。そしてこのチューブが日本全国に張り巡らされ、樺太から間宮海峡を経てユーラシア大陸の北方ルートとなり、ベーリング海峡を渡ってカナダ・アメリカ合衆国へとつながり、大陸棚の浅い東シナ海・沖縄列島に沿って海底トンネルで台湾まで繋ぎ、そこからフィリピン、マレーシアを抜けて東南アジア諸国につなぎ、比較的浅い海を選んでインドネシア経由でオーストラリアに入るルートも可能でしょう。
この壮大な計画も、日本の「東京」「名古屋」「新大阪」のルートを完成させ、同時に「ワシントンDC」「ボルティモア」「ニューヨーク」に完成させることが出来れば、あとは同じ技術のコピーで可能です。
北海道から樺太を経由し、間宮海峡を渡ってユーラシア大陸へつなぐことが出来れば、海底トンネルによるリニア新幹線の技術も確立するでしょう。それを持って南側ルートの技術開発に着手できるはずです。
これには莫大なお金が必要・・・いや、それは世界中に仕事を提供することになるはずです。採算性の大きな路線が出来れば、その資本を持って次の区画の建設費用に充てれば、世界中の景気も良くなるはずです。そしてこれこそが日本の資本主義(神道資本主義)だったはずです。(だから日本は、台湾、朝鮮、そして満州に莫大な投資をしたのですよ)
いや、これはもともとユダヤ・キリスト教資本主義の基本だったはずですね。それがいつの間にか偏狭な「株主資本主義」に変わり、金利最優先のウォールストリート資本主義に変わってしまったのです。
グローバル化と称してマネーだけが世界中に広がりました。しかし、何の生産も開発もしないマネーは結局資本の大きなところに集まってしまいます。貧富差が広がり、資本主義の悪い面だけが表出するのです。
ローマ法王が「若者よ、グローバル資本と戦え!」と叫んだのも、このことが理由だったはずです。
超電導リニア新幹線を世界中に張り巡らせることは、同時に世界中に仕事を提供することにもなります。グローバル化し行き場を失っている資本に、目標を提示できるパワーを秘めています。
採算の見込みのある部分から敷設事業を始めればよいでしょう。資本は活性化して、乗客によって金利が支払われます。そのマネーは次の敷設事業に役立てます。採算が合わないと思える地域にも、このリニア・チューブの敷設によって採算が合う地域に変わるかも知れません。
安倍首相は「トップセールスで日本の技術を米国はじめ世界に提供していきたい。」と述べましたが、さらに進んで、「これは日本の国際戦略でもある」と述べても良いのではないでしょうか。
4月にオバマ大統領とリニア新幹線戦略の話をして、秋にプーチン大統領と樺太から間宮海峡の話をすれば、相手がいかなる反応を示そうとも、日本の国際戦略が打ち出されたことになります。
「技術の無償提供は、それが日本の国際戦略であり、アメリカが多くのソフトウエアを無償提供していることに呼応したもの。目的は人類のさらなる発展にある。」と述べたりすれば、少なくともアメリカは納得するのではないでしょうか?
日本側はこの技術供与を、無償提供であっても、車両や部品の量産効果に伴うコスト削減、世界的な知名度の高まりによる販路開拓で、十分に利益を得られると見込んでいるそうです。
話題はさらにボルティモアからニューヨークまでの360キロへの拡張まで進んでいるようですね。将来は大陸横断をリニア新幹線で・・という計画であることは間違いないでしょう。
4月12日、安倍首相はケネディ米国大使と共に山梨県のリニア実験センターで試乗しました。ケネディ大使は「(リニアが)快適だったとオバマ大統領に伝える」と述べたそうです。また安倍首相は、「トップセールスで日本の技術を米国はじめ世界に提供していきたい。それを日本の成長につなげていきたい。特に同盟国の米国には活用してもらいたい」と述べたとか。
アメリカは、ライト兄弟による飛行機を生み出した国家です。飛行機そのものはすぐに世界中に伝播しましたが、それは兵器としての要素が多分にあったからです。
第一次世界大戦で飛行機の兵器としての効果が確認され、戦争のやり方が根底から変わり、日本が生み出したゼロ戦が、第二次世界大戦での航空機戦争を発達させました。
戦後はジェット機が主流になり、やがてジャンボジェット機という大型の大量輸送時代が始まりました。世界は航空機で繋がり、そこで圧倒的に有利となったジャンボジェットは、世界の交流を活性化しました。
しかし時代は変わっていきます。第二次大戦後のアメリカの石油戦略と、ジェット旅客機の発展とは切り離せません。
その石油が経済的に合わなくなってきたのは、排気ガスによる大気汚染と、中東などの不安定化で、トータルコストが上がってきたからです。
石油の採掘が困難になってきたのも追い打ちを掛けます。オイルシェールの技術なども開発されていますが、所詮有限のエネルギーであることは間違いありません。
時代は電気エネルギーのインフラへと変わっていくはずです。石油も原子力も、さらに自然エネルギー(再生可能エネルギー)も、電気へと置き換えて使うことが出来るからです。
蓄電技術も進んできました。すでに電気自動車は無充電で100キロ程の走行が可能になっています。
飛行機の時代から磁気浮揚鉄道の時代への流れは、石油依存エネルギーの時代から電気エネルギーの時代への移行を象徴するものではないでしょうか。
今しばらくは、電気も石油、原子力による発電の時代が続くでしょうが、やがて太陽光発電、メタンハイドレート発電、小規模水力発電などの時代がやってくるはずです。
超電導リニアモーターは、今後も技術の研鑽が進むでしょう。鉄道と言うよりは、チューブの中を飛ぶ飛行機という感じのするリニアモーター新幹線です。そしてこのチューブが日本全国に張り巡らされ、樺太から間宮海峡を経てユーラシア大陸の北方ルートとなり、ベーリング海峡を渡ってカナダ・アメリカ合衆国へとつながり、大陸棚の浅い東シナ海・沖縄列島に沿って海底トンネルで台湾まで繋ぎ、そこからフィリピン、マレーシアを抜けて東南アジア諸国につなぎ、比較的浅い海を選んでインドネシア経由でオーストラリアに入るルートも可能でしょう。
この壮大な計画も、日本の「東京」「名古屋」「新大阪」のルートを完成させ、同時に「ワシントンDC」「ボルティモア」「ニューヨーク」に完成させることが出来れば、あとは同じ技術のコピーで可能です。
北海道から樺太を経由し、間宮海峡を渡ってユーラシア大陸へつなぐことが出来れば、海底トンネルによるリニア新幹線の技術も確立するでしょう。それを持って南側ルートの技術開発に着手できるはずです。
これには莫大なお金が必要・・・いや、それは世界中に仕事を提供することになるはずです。採算性の大きな路線が出来れば、その資本を持って次の区画の建設費用に充てれば、世界中の景気も良くなるはずです。そしてこれこそが日本の資本主義(神道資本主義)だったはずです。(だから日本は、台湾、朝鮮、そして満州に莫大な投資をしたのですよ)
いや、これはもともとユダヤ・キリスト教資本主義の基本だったはずですね。それがいつの間にか偏狭な「株主資本主義」に変わり、金利最優先のウォールストリート資本主義に変わってしまったのです。
グローバル化と称してマネーだけが世界中に広がりました。しかし、何の生産も開発もしないマネーは結局資本の大きなところに集まってしまいます。貧富差が広がり、資本主義の悪い面だけが表出するのです。
ローマ法王が「若者よ、グローバル資本と戦え!」と叫んだのも、このことが理由だったはずです。
超電導リニア新幹線を世界中に張り巡らせることは、同時に世界中に仕事を提供することにもなります。グローバル化し行き場を失っている資本に、目標を提示できるパワーを秘めています。
採算の見込みのある部分から敷設事業を始めればよいでしょう。資本は活性化して、乗客によって金利が支払われます。そのマネーは次の敷設事業に役立てます。採算が合わないと思える地域にも、このリニア・チューブの敷設によって採算が合う地域に変わるかも知れません。
安倍首相は「トップセールスで日本の技術を米国はじめ世界に提供していきたい。」と述べましたが、さらに進んで、「これは日本の国際戦略でもある」と述べても良いのではないでしょうか。
4月にオバマ大統領とリニア新幹線戦略の話をして、秋にプーチン大統領と樺太から間宮海峡の話をすれば、相手がいかなる反応を示そうとも、日本の国際戦略が打ち出されたことになります。
「技術の無償提供は、それが日本の国際戦略であり、アメリカが多くのソフトウエアを無償提供していることに呼応したもの。目的は人類のさらなる発展にある。」と述べたりすれば、少なくともアメリカは納得するのではないでしょうか?
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