2012年6月18日月曜日

ついに始まった中共の報復、尖閣への抗議船



120人を超える尖閣諸島周辺での集団釣り集会が終わって、中共の出方が注目されていましたが、ついに・・台湾や中国、香港などの民間団体でつくる「世界華人保釣連盟」のメンバーがやってくるようです。
いつかはまだ判らないようですが、尖閣海域で抗議活動を行うのでしょうか?それとも上陸?
対する日本の海上保安庁。領海への侵入の阻止、そして島へ上陸されないようにガードを強くして、緊張の海域です。

どのような抗議を行うのか、十分聞き取って、反論をしてみたいものです。
この抗議船が事故でも起こして、それを理由に海洋監視船などが領海に入ってくることが考えられますから、その場合の対策も考えておく必要があるでしょう。

中共政府の怒りは「人民日報」系の環球時報に記載されたそうです。この抗議船の宣言に合わせるように。
石原慎太郎東京都知事の発言に対して、「包丁を振り回して、国交正常化40周年を迎えた中日関係をめった刺ししている。両国関係が出血し苦しくなればなるほど、彼は快感を味わうだろう」などと誹謗します。
そして「この好戦かつ狂気な政治家に導かれるまま行けば、最終的に日中間で戦争が起きる可能性がある」などと述べております。

ここで述べている「最終的に日中間で戦争が起きる」とは、武器を使う戦争であって、日中の戦争状態はもう始まっています。
それは中共が尖閣周辺海域を「中共の領土」と述べた、その瞬間からです。

1969年および1970年に国連が行った海洋調査で、推定1,095億バレルの石油埋蔵の可能性が指摘された直後の1971年、中華民国(蒋介石)政府および中国(中華人民共和国)政府がその領有権を主張し始めました。
もちろん日本は尖閣諸島の領有国でしたから、この時点で戦争が始まったと考えるべきでしょう。

1895年1月14日に、日本政府は「いずれの国にも属していないことを確認したうえで尖閣諸島を沖縄県に編入した」わけです。どこの国からも文句は出ず、世界に認められました。この時点で、それ以前の歴史的なものは清算されます。(このように仕切っていかないと、現在も世界中のあちこちでいつまでも領土問題が噴出し続けてしまいます。戦争で取る方法なら仕方ないですが)
1895年は日清戦争の真っ只中。尖閣諸島の領有については清国も何も言っておりません。そこで日本は尖閣諸島を沖縄県に編入しました。
そのあと、日清戦争の結果で台湾が日本領土になったのですから、この時すでに尖閣諸島は沖縄県でした。従って、台湾が領有権を主張することは出来ないはず。

その後、アメリカに占領されましたが、1972年(昭和47年)5月15日に沖縄と共に日本へ返還されています。
この沖縄返還の直前の1972年2月21日に、ニクソン大統領は北京に出向いております。米中国交回復の足がかりを作るために。
この時、「尖閣諸島は中共に返還する」などという密約でもあったのでしょうか?
何もなかったから、今、アメリカは「沖縄とともに尖閣諸島は日本へ返還した」とはっきり言えるのでしょう。(アメリカのことです。密約があれば記録が残っていることでしょう)

清国が領有を主張しなかったことを、中共はどのように考えているのでしょうか?
尖閣諸島が中共の領土と主張する根拠はまったく無いはずです。すなわち、尖閣諸島海域を中共の領土とする主張は、日本との戦争を意味している主張で、この時の沖縄返還に沸く日本にとっては冗談としか思えない中共の領有権の主張でした。

この時、はっきりと「尖閣周辺海域は中共の領土とする。日本に対して宣戦を布告」と言っていただければ領土紛争となったことははっきりとしています。
しかしそうは言っていません。ただ「俺の領土だ!」と叫んだだけです。普通であれば無視されて終わりとなる行為でした。

しかし中共は今も激しく「尖閣諸島は中共領」と国内外に叫んでいます。それが「戦争行為」であることは十分知ってのことでしょう。
アメリカ領だった時代の「日本製の地図」などを持ち出して「日本領土になっていない」などと言い出す始末です。
それなのに何が「国交正常化40周年」なのでしょうか? そして「最終的に日中間で戦争が起きる可能性がある」なのでしょうか?
すでに戦争状態であり、それを日本と中共の政治が隠しているだけのこと。田中内閣が行った日中国交回復では、「尖閣諸島の問題は次の世代に・・」と棚上げされていますが、次世代に戦争になるだろうという意味ですね。そして40年後の今、その次世代が戦争に直面しているわけです。こんな国交回復をやれば当たり前です。

日中間の平和を維持するのだったら、中共政府は「尖閣諸島の領有権主張」をすぐに取り消すことです。それで全てが終わります。戦争にならずに・・・
そうしなければ「最終的に日中間で戦争が起きる」のです。

日本国民は、「恫喝すれば領土を捨てて引っ込んでしまう」と思っているのでしょうか。菅直人氏が怯えて船長を釈放したから、すべての日本国民がそうだと思っていると・・・


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