完全なEVである日産リーフ。
どんなに走行しても一切「炭酸ガス」は排出しないことは理解できます。そしてEVはその走行記録がITによって日産のデータセンターにすべて記録されることも事実です。
そこで、その走行距離の総和をガソリン車で走行して排出されるであろうCo2に換算し、それによって排出枠を取得して、その売却価格をもってファンドを構成し、低炭素投資促進機構に売却するという試みです。
この提案に対して当然文句がでるはずです。
現在の日本の電気はほとんどが「火力発電」に頼っています。すなわちこの石油燃焼によるCo2の量は差し引かなければならないのではないかと・・・
現実には原子力発電を稼動させていれば、このようなことは起きなかったはずで、その責任は「原発反対運動」に押し付けてもいいのかも知れませんね。彼らが叫ぶ「放射能の恐怖」は、客観的なものではないはずですから。
原子力発電は高レベル放射能廃棄物というやっかいなものを吐き出すので、「何がゼロ・エミッションだ!」と怒る声も聞こえそうです。
しかし、高レベル廃棄物を大幅に削減する方法としては、「トリウム原発」を構築すれば良く、これで廃棄物を燃焼させる手法がすでに実証されているはずです。
そして最後に残るのが、核燃料の枯渇です。現在の石油エネルギーを核燃料に置き換えると、あと50年ほどで枯渇する可能性があるそうですからね。
そこで我々は「高効率太陽電池」の研究を怠ってはならないのです。
もっとも、各メーカーは世界中でこの研究をしております。まだ実現はされていませんが、まもなく可能性が見えてくることでしょう。
結局最後は太陽光です。考えてみれば、石油エネルギーが化石となったものが石炭と石油。そうなるまえにエネルギーとして使うのが太陽電池ということです。
ですから、太陽エネルギーを貯めておく装置が必要であり、それが「EV」ということになるわけで、ここまで説明しないと「EVによるゼロ・エミッション社会の実現」と言っても、欺瞞が残るのではないでしょうか?
欺瞞と言えば、「炭酸ガスで地球が滅びる」という、いわゆる「温暖化説」も怪しいものです。
炭酸ガスは大気中に0.038%敷かないという希少ガス。このガスが少なくなると炭酸同化作用によって植物に悪い影響が出るでしょうけど、増加すれば太陽光がある限り光合成が活発になるだけ。それに炭酸ガスは水に溶けますから、海水中の炭酸ガス濃度が上がります。少なくとも貝殻などは炭酸カルシュウムですから、炭酸ガスは光合成で分解されたり、貝殻などに固定化していくわけで、大気中にそれほど炭酸ガスが留まるとは考えにくいのではないでしょうか?
と、まあ怪しい問題は数限りなくありますが、人間社会はもともと幻想が作り出すもの。ゼロ・エミッションが紡ぎ出す新しい社会もまた魅力的ではありますね。
・・・と、言うことで、このあたりのもやもやは「無し」にして考えます。
日産は、現実的にリーフの走行した距離から、削減された炭酸ガスの総和を発表しております。(以下のURL)
http://www.nissan-zeroemission.com/JP/
この文章を書いている時点で、約2万トンの削減をしております。
2007年の時点での話ですが、排出量の取引が27億トン行われ、その時の価格が4兆円でした。この換算で行きますと、炭酸ガス1トン当たり1480円ということになりますから、2万トンで2960万円のお金がファンドとして「低炭素投資促進機構」に集まるわけです。
そしてこれは、今後リーフが動けば動くほど自動的に入ってくる「不労所得」です。
実際には、排出権取引はますます高値になっているようで、もっと金額は高くなるかも知れません。
もちろん、EVが一般化していけば、需給関係でやすくなっていくことは当然でしょうけど、皆様の意識にはまだガソリン車でぶっ飛ばすことの方に価値を持っておられるようですから、しばらくは高値がつくのではないでしょうか?(相場がどう動くか、今後は)
そして日産は、このファンドで「急速充電器の普及活動」と、「水源地域の森林保全活動」を行うと述べています。
すなわち、EV走行中の急速充電設備(充電スタンド)を設置した企業、店舗、個人家屋などに対して、このファンドからお金が出るという仕組みと、今後不足することが懸念される「飲料水」の確保に必要な水源の森林保護に、このファンドが使われるわけです。
充電スタンドが全国的に充実していけば、PHVなどの複雑な自動車は敬遠され、単純なEVが安く売られるようになります。なぜ安くなるかと言えば、電池の量を減らせるからです。充電スタンドがあちこちに出来れば、電池容量が少なくても大丈夫ですからね。使い方によって、電池の容量で車を選べるわけです。
ガソリン車は動けなくなるかもしれません。ガソリンスタンドが経営的にさらに苦しくなり、廃業に追い込まれそうだからです。
日産の構想・・まさか排出権取引を資金源にして充電スタンドのインフラ構築とは・・・気がつきませんでした。 しょっちゅう、あのリーフのパネルを見ていたのに。
そこで、その走行距離の総和をガソリン車で走行して排出されるであろうCo2に換算し、それによって排出枠を取得して、その売却価格をもってファンドを構成し、低炭素投資促進機構に売却するという試みです。
この提案に対して当然文句がでるはずです。
現在の日本の電気はほとんどが「火力発電」に頼っています。すなわちこの石油燃焼によるCo2の量は差し引かなければならないのではないかと・・・
現実には原子力発電を稼動させていれば、このようなことは起きなかったはずで、その責任は「原発反対運動」に押し付けてもいいのかも知れませんね。彼らが叫ぶ「放射能の恐怖」は、客観的なものではないはずですから。
原子力発電は高レベル放射能廃棄物というやっかいなものを吐き出すので、「何がゼロ・エミッションだ!」と怒る声も聞こえそうです。
しかし、高レベル廃棄物を大幅に削減する方法としては、「トリウム原発」を構築すれば良く、これで廃棄物を燃焼させる手法がすでに実証されているはずです。
そして最後に残るのが、核燃料の枯渇です。現在の石油エネルギーを核燃料に置き換えると、あと50年ほどで枯渇する可能性があるそうですからね。
そこで我々は「高効率太陽電池」の研究を怠ってはならないのです。
もっとも、各メーカーは世界中でこの研究をしております。まだ実現はされていませんが、まもなく可能性が見えてくることでしょう。
結局最後は太陽光です。考えてみれば、石油エネルギーが化石となったものが石炭と石油。そうなるまえにエネルギーとして使うのが太陽電池ということです。
ですから、太陽エネルギーを貯めておく装置が必要であり、それが「EV」ということになるわけで、ここまで説明しないと「EVによるゼロ・エミッション社会の実現」と言っても、欺瞞が残るのではないでしょうか?
欺瞞と言えば、「炭酸ガスで地球が滅びる」という、いわゆる「温暖化説」も怪しいものです。
炭酸ガスは大気中に0.038%敷かないという希少ガス。このガスが少なくなると炭酸同化作用によって植物に悪い影響が出るでしょうけど、増加すれば太陽光がある限り光合成が活発になるだけ。それに炭酸ガスは水に溶けますから、海水中の炭酸ガス濃度が上がります。少なくとも貝殻などは炭酸カルシュウムですから、炭酸ガスは光合成で分解されたり、貝殻などに固定化していくわけで、大気中にそれほど炭酸ガスが留まるとは考えにくいのではないでしょうか?
と、まあ怪しい問題は数限りなくありますが、人間社会はもともと幻想が作り出すもの。ゼロ・エミッションが紡ぎ出す新しい社会もまた魅力的ではありますね。
・・・と、言うことで、このあたりのもやもやは「無し」にして考えます。
日産は、現実的にリーフの走行した距離から、削減された炭酸ガスの総和を発表しております。(以下のURL)
http://www.nissan-zeroemission.com/JP/
この文章を書いている時点で、約2万トンの削減をしております。
2007年の時点での話ですが、排出量の取引が27億トン行われ、その時の価格が4兆円でした。この換算で行きますと、炭酸ガス1トン当たり1480円ということになりますから、2万トンで2960万円のお金がファンドとして「低炭素投資促進機構」に集まるわけです。
そしてこれは、今後リーフが動けば動くほど自動的に入ってくる「不労所得」です。
実際には、排出権取引はますます高値になっているようで、もっと金額は高くなるかも知れません。
もちろん、EVが一般化していけば、需給関係でやすくなっていくことは当然でしょうけど、皆様の意識にはまだガソリン車でぶっ飛ばすことの方に価値を持っておられるようですから、しばらくは高値がつくのではないでしょうか?(相場がどう動くか、今後は)
そして日産は、このファンドで「急速充電器の普及活動」と、「水源地域の森林保全活動」を行うと述べています。
すなわち、EV走行中の急速充電設備(充電スタンド)を設置した企業、店舗、個人家屋などに対して、このファンドからお金が出るという仕組みと、今後不足することが懸念される「飲料水」の確保に必要な水源の森林保護に、このファンドが使われるわけです。
充電スタンドが全国的に充実していけば、PHVなどの複雑な自動車は敬遠され、単純なEVが安く売られるようになります。なぜ安くなるかと言えば、電池の量を減らせるからです。充電スタンドがあちこちに出来れば、電池容量が少なくても大丈夫ですからね。使い方によって、電池の容量で車を選べるわけです。
ガソリン車は動けなくなるかもしれません。ガソリンスタンドが経営的にさらに苦しくなり、廃業に追い込まれそうだからです。
日産の構想・・まさか排出権取引を資金源にして充電スタンドのインフラ構築とは・・・気がつきませんでした。 しょっちゅう、あのリーフのパネルを見ていたのに。
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