2012年2月28日火曜日

陸上自衛隊の南スーダン派遣、汗まみれ・・・



鳩山元首相が沖縄の基地移転を馬鹿げた言動で反故にしてしまったことから、その後の政権の米軍への謝罪交渉のような、おかしな関係の中で決められた陸上自衛隊の南スーダン派遣です。

気温は40度を超え、教育水準が低く、農業とか単純労働しか仕事が無いスーダン。
インフラの欠乏ゆえの困難な生活環境で、自衛隊の若者は必死で戦っています。日本の正規軍「自衛隊」は、法律の規制によって武器使用が出来ません。
それゆえに、他国の軍隊に守ってもらわなければならないという屈辱的状況にあります。

欧米の軍隊も入らないほど悪い環境。治安も悪く、発砲が出来ない軍隊であることが知れ渡れば、たちまち近代的武器を持った武装集団に襲われてしまいます。
そこで自衛隊を守るのは、暑さに強いバングラデッシュの軍隊。
どこの軍隊であっても、発砲が可能な軍隊であれば自衛隊を守れます。相手は夜盗の群れです。政治的にどのようになっていようとも、戦略を持って動いているわけではありませんから、正規軍であれば怖くて攻められないものです。

一刻も早く、紛争地派遣の自衛隊に、現地司令官の判断で武器使用が出来るように法改正をしていただきたいものです。
「自衛隊は国内にあって国内法遵守、海外にあって国際法遵守」というだけでも決められないでしょうか?まだ団塊世代などに含まれる反日日本人に阻止されるのでしょうか?

どうにかスーダンから独立を果たしたとはいえ、南スーダンの今後は多難です。昨年は青ナイル州クルムクの「スーダン人民解放運動・北」(SPLM・N)[8]の拠点がスーダン政府軍に攻撃されたり、首都ジュバから約300キロ離れた東部ジョングレイ州ピボルで民族衝突による死者が3千人超に達したなど、どうにも手に負えません。
深刻な水・食料不足が発生し、「人道危機」であることを南スーダン政府自身が宣言するなど、まさに地獄のような国家。

奴隷売買の歴史を持つアフリカの国。すなわち貧富差がはげしく、一握りの富裕層が自分たちの既得権を守るため国民同士を戦わせるなど、卑劣な手段が日常的に使われます。
この手法、いかにも英国的です。そう、英国統治がなされていたようですからね。
このような歴史に終止符を打つために行った「共和国」としての独立。しかし既得権グループがそれを認める訳も無く、そこに混乱と虐殺が収拾できない根本があるのだと思います。

日本の陸上自衛隊はこのような土地に送り込まれました。それも武器使用も出来ない法律のままで・・・
これまではどこに派遣されても「良い評判」を勝ち取ってきた自衛隊。
英米はそんな自衛隊をこのような最悪の土地に送り込みました。無能・民主党、鳩山政権の付けを払わせるために・・・?

さて、現地での陸上自衛隊、先遣隊の代表・生田目徹1等陸佐(大佐)は、首都ジュバでの記者会見で「現地の要求に応じた提案型の案件作成を行いたい」という考えのもと、4月からジュバ市内の道路工事に着手することを発表しました。

宿営用の天幕を張り、マラリアを運ぶ蚊の発生を防ぐように「水たまりができない宿営地を構築」しているようです。
道路の次には、水道が必須でしょう。井戸を掘るのか、雨水を貯めるのか・・・
普通は軍隊が守りを固めながら、専門業者が開発を行うようになされますが、自衛隊はこのような作業を軍隊として行うことになるようです。
そして、やがてこれらの技術を現地の国民に教え、自分たちで拡張、保守管理が出来るようにしなければ終わりとはなりません。

40度を越す気温の中、汗をかきながら、必死でこのような戦いに挑む日本正規軍・自衛隊。日本の誇りを失わず、頑張ってもらいたいですね。

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