戦後70年談話をどのように書くか、それを示唆する「21世紀構想懇談会」の報告書が8月6日に安倍首相に提出されました。
結構現実に即した内容で、日本近代史を直視した内容になっているようです。
この報告書は、欧米諸国によるアジアの植民地化の過程から書かれているようです。そしてそこから1905年の日露戦争の評価がなされていると言うこと。つまり、日本は防衛戦争を戦ったと言うことでしょうね。
その上で、この戦いの結果、「日本が勝利したことは、ロシアの膨張を阻止したのみならず、多くの非西洋の植民地の人々を勇気づけた」と客観的事実を述べております。
さらにここで日本が果たした役割について、「20世紀初頭、世界は独立国家と植民地に大きく二分されていた。・・中略・・日本はアジアの解放を意図したか否かにかかわらず、結果的に、アジアの植民地の独立を推進した」としております。日本によって東アジア各国が植民地から独立したことを「意図したものかどうかは関係ない」というような記述にもなっているそうです。
ですからこの報告書は、「国策として日本がアジア解放のために戦ったと主張することは正確ではない」と述べながら、しかし日本が果たした客観的な役割についても卑下することはないと述べているわけです。
また、中韓が気にしている「侵略」については、「大陸への侵略」と地域を限定した上で平成7年の村山談話の不正確な部分を指摘しました。
なにしろ歴代内閣が継承してきた「村山談話」ですから、慎重にしなければなりません。侵略と植民地支配を謝罪した村山談話といかに整合性を取り、しかも中韓に言われるような意味合いは無かったことを表明する必要があるわけです。
村山談話では「あの戦争」との記述がどの戦争を指すのか明確でないこと、「国策を誤り」との表現も「いつ何をどう誤ったか分からない」とするなど、その問題点が指摘されているようです。
「侵略」と言う言葉についても、国際法上の定義が定まっていないことなどから、なぜ日本の行為だけを「侵略」と断定することができるのか・・などの意見があったと記述されているとか。
大戦後の米国との和解に関する記述は、「勝者による懲罰的な要素が存在する」との記述がなされ、「米国が日本に対して徹底的な民主化と非軍事化を求めた時期であり、1946(昭和21)年に制定された日本国憲法体制がその象徴である」と、現行憲法の問題点にも踏み込んだ記述がなされていると言うことです。
また、中共との和解については、「日本は歴史に対する謙虚な姿勢を示したが、愛国主義を強化していった中共がこのような日本の姿勢に好意的に反応することはなかった」と述べられ、今後の日本の対中政策を切り替えるように促しているとも取れる表現がなされているとか。
韓国についても、「韓国政府が『ゴールポスト』を動かしてきた」と歴史認識を指摘され、朴槿恵大統領は「こじつけの主張だ」と怒っているそうですから、まずは良かったようですね。
結論として、我が国が取るべき具体的施策について、「日本は自らの防衛体制を再検討するとともに、日米同盟をさらに充実する必要がある」と結んでいるようです。安全保障関連法案を押しているわけですね。
私はあの大戦について、もしかしたら日本とアメリカが被害者だったのではないかという思いを持っております。英国のチャーチル首相は、「欧州の戦争でアメリカの若者の血は一滴も流さない」というルーズベルトの公約を覆すために仕掛けられた「ABCD包囲網」で日本を使ったアメリカ参戦を画策しました。真珠湾攻撃で一番喜んだのはチャーチル首相ではなかったのか・・という指摘もあります。ヒットラーの命令でドイツからの武器援助が無くなった中国に英国から武器援助がなされていた事実もあります。
アメリカも蒋介石に対して様々な援助を行っていますが、それは妻・宋美齢の堪能な英語(口車)に乗ってのことだったようです。
アメリカ大陸を東から西に開拓していった合衆国の歴史は、西海岸に到達して太平洋に乗り出します。歴史浅きアメリカ合衆国は、古い歴史を持つ東洋の大国「中国」に憧れ、太平洋を渡りますが、その入り口に日本という島国があることを、ペリー艦隊の調査で始めて認識します。
ここから日米の関わりが始まるわけですが、アメリカの目的は常に中国大陸でした。その橋頭堡としての日本だったわけですね。
このアメリカの中国大陸に対する幻想を、蒋介石も周恩来もトウ小平もうまく利用します。太平洋戦線で死闘を繰り広げた日本とアメリカ・・・しかしその裏で西側から東方を回る共産主義の謀略が蠢いていたのではないでしょうか。
その結果、いまやアメリカの太平洋覇権が危うくなってきつつあります。このことは、いつかは間違いなくアメリカと中共が戦うことになることを示唆します。この時日本はサヨクによる国内分裂の危機を迎えるのか、それとも一丸となって共産主義に立ち向かうのか・・・それを決めるのがこれから発表される「安倍談話」と、その後の内閣支持率なのではないでしょうか・・・
この報告書は、欧米諸国によるアジアの植民地化の過程から書かれているようです。そしてそこから1905年の日露戦争の評価がなされていると言うこと。つまり、日本は防衛戦争を戦ったと言うことでしょうね。
その上で、この戦いの結果、「日本が勝利したことは、ロシアの膨張を阻止したのみならず、多くの非西洋の植民地の人々を勇気づけた」と客観的事実を述べております。
さらにここで日本が果たした役割について、「20世紀初頭、世界は独立国家と植民地に大きく二分されていた。・・中略・・日本はアジアの解放を意図したか否かにかかわらず、結果的に、アジアの植民地の独立を推進した」としております。日本によって東アジア各国が植民地から独立したことを「意図したものかどうかは関係ない」というような記述にもなっているそうです。
ですからこの報告書は、「国策として日本がアジア解放のために戦ったと主張することは正確ではない」と述べながら、しかし日本が果たした客観的な役割についても卑下することはないと述べているわけです。
また、中韓が気にしている「侵略」については、「大陸への侵略」と地域を限定した上で平成7年の村山談話の不正確な部分を指摘しました。
なにしろ歴代内閣が継承してきた「村山談話」ですから、慎重にしなければなりません。侵略と植民地支配を謝罪した村山談話といかに整合性を取り、しかも中韓に言われるような意味合いは無かったことを表明する必要があるわけです。
村山談話では「あの戦争」との記述がどの戦争を指すのか明確でないこと、「国策を誤り」との表現も「いつ何をどう誤ったか分からない」とするなど、その問題点が指摘されているようです。
「侵略」と言う言葉についても、国際法上の定義が定まっていないことなどから、なぜ日本の行為だけを「侵略」と断定することができるのか・・などの意見があったと記述されているとか。
大戦後の米国との和解に関する記述は、「勝者による懲罰的な要素が存在する」との記述がなされ、「米国が日本に対して徹底的な民主化と非軍事化を求めた時期であり、1946(昭和21)年に制定された日本国憲法体制がその象徴である」と、現行憲法の問題点にも踏み込んだ記述がなされていると言うことです。
また、中共との和解については、「日本は歴史に対する謙虚な姿勢を示したが、愛国主義を強化していった中共がこのような日本の姿勢に好意的に反応することはなかった」と述べられ、今後の日本の対中政策を切り替えるように促しているとも取れる表現がなされているとか。
韓国についても、「韓国政府が『ゴールポスト』を動かしてきた」と歴史認識を指摘され、朴槿恵大統領は「こじつけの主張だ」と怒っているそうですから、まずは良かったようですね。
結論として、我が国が取るべき具体的施策について、「日本は自らの防衛体制を再検討するとともに、日米同盟をさらに充実する必要がある」と結んでいるようです。安全保障関連法案を押しているわけですね。
私はあの大戦について、もしかしたら日本とアメリカが被害者だったのではないかという思いを持っております。英国のチャーチル首相は、「欧州の戦争でアメリカの若者の血は一滴も流さない」というルーズベルトの公約を覆すために仕掛けられた「ABCD包囲網」で日本を使ったアメリカ参戦を画策しました。真珠湾攻撃で一番喜んだのはチャーチル首相ではなかったのか・・という指摘もあります。ヒットラーの命令でドイツからの武器援助が無くなった中国に英国から武器援助がなされていた事実もあります。
アメリカも蒋介石に対して様々な援助を行っていますが、それは妻・宋美齢の堪能な英語(口車)に乗ってのことだったようです。
アメリカ大陸を東から西に開拓していった合衆国の歴史は、西海岸に到達して太平洋に乗り出します。歴史浅きアメリカ合衆国は、古い歴史を持つ東洋の大国「中国」に憧れ、太平洋を渡りますが、その入り口に日本という島国があることを、ペリー艦隊の調査で始めて認識します。
ここから日米の関わりが始まるわけですが、アメリカの目的は常に中国大陸でした。その橋頭堡としての日本だったわけですね。
このアメリカの中国大陸に対する幻想を、蒋介石も周恩来もトウ小平もうまく利用します。太平洋戦線で死闘を繰り広げた日本とアメリカ・・・しかしその裏で西側から東方を回る共産主義の謀略が蠢いていたのではないでしょうか。
その結果、いまやアメリカの太平洋覇権が危うくなってきつつあります。このことは、いつかは間違いなくアメリカと中共が戦うことになることを示唆します。この時日本はサヨクによる国内分裂の危機を迎えるのか、それとも一丸となって共産主義に立ち向かうのか・・・それを決めるのがこれから発表される「安倍談話」と、その後の内閣支持率なのではないでしょうか・・・
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